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前場に注目すべき3つのポイント~配当落ち分を早い段階で埋めてくると、よりショートカバーを交えた強い基調に~

2023/3/30 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~配当落ち分を早い段階で埋めてくると、よりショートカバーを交えた強い基調に~ 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:配当落ち分を早い段階で埋めてくると、よりショートカバーを交えた強い基調に ■オリンパス、23/3下方修正 純利益 1490億円←3760億円 ■前場の注目材料:島津製、伊藤ハム米久HDなど5者で食用培養肉技術で連携 ■配当落ち分を早い段階で埋めてくると、よりショートカバーを交えた強い基調に 30日の日本株市場は、買い優勢の相場展開が見込まれる。29日の米国市場はNYダウが323ドル高だった。金融システム不安が和らぐなかで銀行を買い戻す動きが継続。また、ヨガアパレルのルルレモンや半導体のマイクロン・テクノロジーの決算を受けて投資家心理がさらに改善し、終日堅調に推移。利上げ停止も視野に入ったため特にハイテクの買戻しが目立ち、相場の上昇をけん引した。シカゴ日経225先物は大阪比215円高の27805円。円相場は1ドル132円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買いが先行することになりそうだ。金融システム不安が和らぐなか、VIX指数は20.00を下回ってきており、金融システム不安が強まった急伸前の水準まで低下してきたため、リスク選好の流れに向かわせそうだ。日経225先物は日中取引で25日線を突破し、ナイトセッションで一段高となったことから、ショートカバーの流れが強まる可能性はあるだろう。 本日は配当落ちとなり、日経平均で約250円程度のディスカウントとなる。これを考慮しても前日の水準が意識されやすく、3月13日の下落局面で空けたマド(27906-28118円)埋めを狙ったセンチメントに向かわせそうだ。配当落ち分を早い段階で埋めてくる動きともなれば、よりショートカバーを交えた強い基調が期待されそうである。また、配当再投資による特殊要因があるものの、前日の予想以上の強い上昇において買い遅れていた向きの資金流入も期待される。 買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるものの、米国ではハイテク株の買い戻しの動きが目立っていることから、足もとで利食い対象となっていた値がさハイテク株への物色により、日経平均を押し上げる展開も想定しておきたいところだ。そのため、こう着感が強まる場面では押し目狙いでのロングスタンスに向かわせよう。 ■オリンパス、23/3下方修正 純利益 1490億円←3760億円 オリンパス<7733>は2023年3月期業績予想の修正を発表。純利益を3760億円から1490億円に下方修正した。科学事業子会社の株式を4月3日に米ベインキャピタルに譲渡すると発表。これまで3月に譲渡する予定だったが、関係当局の承認取得に時間がかかっていた。23年1-3月期に計上する予定だった株式譲渡益の計上時期が23年4-6月期に後ずれするため、今期純利益の見通しを下方修正した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27883.78、+365.53) ・NYダウは上昇(32717.60、+323.35) ・ナスダック総合指数は上昇(11926.24、+210.16) ・シカゴ日経先物は上昇(27805、大阪比+215) ・1ドル=132.60-70円 ・SOX指数は上昇(3157.11、+99.85) ・VIX指数は低下(19.12、-0.85) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・大日印<7912>ロジと食品の生産―販売まで可視化、収穫ロットごとに情報発信 ・島津製<7701>伊藤ハム米久HDなど5者で食用培養肉技術で連携 ・JR九州<9142>住商と九州で蓄電の新会社、再生EVバッテリー活用 ・丸紅<8002>チリで海水淡水化プラント工事着工、25年完成 ・シャープ<6753>省電力電子ポスター投入、台湾イーインクと協業 ・村田製作所<6981>タイにMLCC新棟、EV・通信需要に備え ・凸版印刷<7911>透明バリアーフィルム増強、チェコに新工場 ・DTS<9682>住空間提案システムの「安心計画」を買収 ・日鉄物産<9810>メキシコに現法設立、電磁鋼板用コイルセンター新設へ ・花王<4452>愛知・豊橋に次世代新倉庫、工場・物流一体運営 ・帝人<3401>台湾社などと業務提携、再生医療品の材料調達 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
3401 東証プライム
1,372.5
11/22 15:30
+43.5(3.27%)
時価総額 271,692百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(0.16%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
6753 東証プライム
1,003
11/22 15:30
+5.8(0.58%)
時価総額 652,358百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(-0.31%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7701 東証プライム
4,269
11/22 15:30
-14(-0.33%)
時価総額 1,263,923百万円
クロマト分析システムなどの計測機器事業が主力。1875年創業。医用機器、産業機器、航空機器等も。産業用ターボ分子ポンプで世界シェアトップクラス。京都府京都市に本社。リカーリングビジネスの拡大等に注力。 記:2024/10/08
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(-0.79%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7911 東証プライム
4,026
11/22 15:30
+22(0.55%)
時価総額 1,283,110百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
7912 東証プライム
2,331.5
11/22 15:30
+5(0.21%)
時価総額 1,292,772百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。リチウムイオン電池用バッテリーパウチ等で世界トップシェア。BPO事業の拡大等に注力。 記:2024/06/17
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(0.27%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9142 東証プライム
3,934
11/22 15:30
+24(0.61%)
時価総額 618,826百万円
九州最大の鉄道会社。運輸サービスが主力。不動産賃貸業やホテル業、小売業、飲食業、建設業など多角化。不動産・ホテルグループは堅調。ホテルは稼働率上昇。流通・外食グループも伸長。運賃値上げも寄与へ。 記:2024/09/23
9682 東証プライム
4,050
11/22 15:30
+45(1.12%)
時価総額 178,824百万円
独立系SI。1972年設立。コンサルから設計、開発、ソフトウェアの導入、運用、保守等を行う。金融、通信向けに強み。創業来黒字経営。総還元性向70%以上目安。銀行業、官公庁向けシステム開発などは順調。 記:2024/06/09
9810 東証プライム
9,290
6/20 15:00
+10(0.11%)
時価総額 300,141百万円
大手鉄鋼商社。鉄鋼原料の調達から鋼板や鋼管等の鉄鋼製品を提供する。産業機械や自動車部品、食料、繊維も扱う。23年3月期は国内鋼材価格が上昇、円安も寄与した。繊維は国内需要が回復、欧米向け輸出も好調だった。 記:2023/05/11