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前場に注目すべき3つのポイント~銀行株の戻りが限られるようだと、次第に持ち高調整の流れに向かわせる可能性~

2023/3/22 8:52 FISCO
*08:52JST 前場に注目すべき3つのポイント~銀行株の戻りが限られるようだと、次第に持ち高調整の流れに向かわせる可能性~ 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:銀行株の戻りが限られるようだと、次第に持ち高調整の流れに向かわせる可能性 ■新光電工、23/3下方修正 営業利益 750億円←930億円 ■前場の注目材料:住友商事 バイオ農薬攻勢、アルゼンチン社から独占製造・販売権取得 ■銀行株の戻りが限られるようだと、次第に持ち高調整の流れに向かわせる可能性 22日の日本株市場は、買い一巡後は底堅さを見極める展開になりそうだ。21日の米国市場はNYダウが316ドル高だった。イエレン米財務長官が講演で、金融システムにも影響しかねない中小銀行保護で、必要なら再び介入する方針を表明したため、銀行株が買い戻された。22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする様子見ムードの中で上げ幅を縮める場面も見られたが、NYダウは続伸で上値を抑えられていた200日線を突破した。シカゴ日経225先物は大阪比440円高の27110円。円相場は1ドル132円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。日経225先物は20日の日中取引終了後のナイトセッションで一時26390円まで売られたものの、祝日取引で節目の27000円を回復し、ナイトセッションで一時27150円まで買われる場面も見られた。直近で上値を抑えられている水準まで回復してきたことから、日経平均についても20日の下落部分を埋めてくる動きを見せてきそうだ。ただし、同水準に位置する75日、200日線が上値抵抗線として意識されやすいため、買い一巡後は支持線に変えてくる底堅さを見せてくるかが注目される。 またイエレン米財務長官の発言によって金融システム不安が和らぐ格好となるなか、足もとで下落基調が強まっていたメガバンクなど銀行株への自律反発狙いの動きが意識されやすいだろう。UBSによるクレディスイス救済発表でもメガバンクは弱い値動きを見せていたこともあり、ポジションはショートに傾いていると考えられる。強いリバウンドを見せてくるようだと、ショートカバーを誘う動きに向かわせ、センチメント改善につながろう。 もっとも、FOMCの結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、銀行株の戻りが限られるようだと、次第に持ち高調整の流れに向かわせる可能性はありそうだ。そのため、メガバンクのリバウンドの強さを見極めつつ、20日の下落場面でイレギュラー的な下げとなった中小型株の自律反発を狙った短期的な物色にも向かわせそうだ。まずは、買い一巡後の底堅さを見極めたいところである。 ■新光電工、23/3下方修正 営業利益 750億円←930億円 新光電工<6967>は2023年3月期業績予想の修正を発表。売上高は3220億円から2830億円、営業利益を930億円から750億円に下方修正した。半導体市場は、世界的な景気減速やコロナ特需の反動等を背景とするパソコン、スマートフォンの需要減退や在庫調整の長期化に加え、データセンター向けの投資抑制等の影響を受けるなど、第4四半期に入り半導体市況の減速傾向がさらに強まる状況となった。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(32560.60、+316.02) ・ナスダック総合指数は上昇(11860.11、+184.57) ・シカゴ日経先物は上昇(27110、大阪比+440) ・1ドル=132.40-50円 ・SOX指数は上昇(3116.89、+2.17) ・VIX指数は低下(21.38、-2.77) ・米原油先物は上昇(69.67、+1.85) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・住友商事<8053>バイオ農薬攻勢、アルゼンチン社から独占製造・販売権取得 ・GMB<7214>電動ウオーターポンプ3極生産体制、日米韓で ・ホンダ<7267>ソフトバンクと走行車両にリスク情報、高速道路で路車協調実証 ・オーケーエム<6229>PIFで10億円調達、LNG船向けバルブ拡大 ・富士通<6702>富士通Japan、政府クラウドで情報管理、倉敷・松山市で稼働 ・村田製作所<6981>石原産業、富士チタン工業と6月に新会社、MLCC材料製造 ・洋インキHD<4634>タイ製缶塗料買収、技術開発力評価 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・3月政府月例経済報告 <海外> ・特になし 《NH》
関連銘柄 8件
4634 東証プライム
3,070
11/21 15:30
-40(-1.29%)
時価総額 163,591百万円
東洋インキを中核とする持株会社。1896年創業。旧社名は東洋インキSCHD。TOPPANグループ。缶用塗料、高感度UVインキなどで国内高シェア。液晶ディスプレイカラーフィルター用材料は中国などで拡販進む。 記:2024/08/26
6229 東証スタンダード
1,233
11/21 15:30
-7(-0.56%)
時価総額 5,583百万円
1902年創業の老舗バルブメーカー。滋賀県野洲市に本社。バタフライバルブ、ナイフゲートバルブなどが主要製品。あべのハルカスなどで納入実績。船舶排ガス用バルブで世界トップシェア。既存商品力の強化図る。 記:2024/10/09
6702 東証プライム
2,741
11/21 15:30
-52(-1.86%)
時価総額 5,676,907百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6967 東証プライム
5,277
11/21 15:30
+57(1.09%)
時価総額 713,303百万円
半導体パッケージメーカー。フリップチップタイプパッケージが主力。長野県長野市に本社。海外売上比率が高い。セラミック静電チャック等も。プラスチックBGA基板は生産能力増強図る。光電融合デバイスの開発に注力。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,570
11/21 15:30
+9(0.35%)
時価総額 5,115,875百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7214 東証スタンダード
1,030
11/21 15:30
+6(0.59%)
時価総額 5,469百万円
独立系自動車部品メーカー。奈良県磯城郡に本社。駆動系部品のOEM供給、補修用部品の製造・販売等を行う。現代自動車が主要取引先。海外売上比率は8割超。配当性向25%目標。補修用部品市場では品揃え強化図る。 記:2024/08/20
7267 東証プライム
1,345.5
11/21 15:30
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時価総額 7,104,240百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8053 東証プライム
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-21(-0.64%)
時価総額 3,920,327百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09