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前場に注目すべき3つのポイント~買い先行もやはりCPIの発表待ちといったムードのなか、中小型株での値幅取り狙い~

2023/1/12 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い先行もやはりCPIの発表待ちといったムードのなか、中小型株での値幅取り狙い~ 12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い先行もやはりCPIの発表待ちといったムードのなか、中小型株での値幅取り狙い ■ABCマート、3Q営業利益 46.1%増 289億円 ■前場の注目材料:椿本チエイン、24年度めど世界最小チェーン量産、ピッチ長1.9mm ■買い先行もやはりCPIの発表待ちといったムードのなか、中小型株での値幅取り狙い 12日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだが、引き続き底堅さが意識される相場展開だろう。11日の米国市場はNYダウが268ドル高だった。12月消費者物価指数(CPI)でインフレピーク達成が証明されるとの期待から先回り的な買いが先行した。その後、ボストン連銀のコリンズ総裁が、12月連邦公開市場委員会(FOMC)での一段の利上げペース減速支持に傾斜しているとの報道を受けて長期金利が一段と低下すると、終盤にかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物は大阪比115円高の26525円。円相場は1ドル132円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。心理的な節目である26500円を捉えてきたこともあり、先物主導でのショートカバーの動きは入りそうだ。また、円相場が落ち着いた動きを見せているほか、米長期金利の低下も材料視されやすく、足もとでリバウンドの動きを見せてきているハイテク株への支援材料になるだろう。東エレク<8035>は前日の上昇で上値抵抗の25日線を突破してきたこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテクの動向は注目されそうだ。 また、レーザーテック<6920>もリバウンドを継続しており、上値抵抗の25日線に接近してきた。個人のセンチメントに与える影響も大きい銘柄の一つであり、抵抗線突破となれば他の中小型株への物色も活発化しそうだ。また、日経平均はこう着感が強まるなか、マイクロ波化学<9227>が15%近く上昇するなど、個人主体の中小型株への物色意欲は強い。直近IPO銘柄の一角にもリバウンド基調を強めてきた銘柄が目立ってきており、トレンドが強まってきた銘柄には短期の値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。 日経平均はリバウンド基調を見せてきたが、やはりCPIの発表待ちといったムードに向かいやすくなると考えられる。年初の安値から1000円程度のリバウンドを見せてきたこともあり、節目の26500円回復によって、いったんは利益を確定させる動きにも向かいやすい。積極的にポジションを傾けてくる動きは限られるなか、ハイテク株や流動性の高い中小型株のほか、直近IPO銘柄の一角などでの短期的な物色になりそうだ。 ■ABCマート、3Q営業利益 46.1%増 289億円 ABCマート<2670>が発表した2023年2月期3Q業績は、売上高が前年同期比15.5%増の2085.71億円、営業利益は同46.1%増の289.91億円だった。コンセンサス(268億円程度)を上回る。スニーカーを中心としたスポーツ系カジュアルに加え、旅行やレジャーといった屋外での活動が増えたことからアウトドア系ファッションの需要が拡大している。ただし、通期計画は営業利益345億円を据え置いており、コンセンサス(368億円)に接近する形での修正はなかった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26446.00、+270.44) ・NYダウは上昇(33973.01、+268.91) ・ナスダック総合指数は上昇(10931.67、+189.04) ・1ドル=132.40-50円 ・シカゴ日経先物は上昇(26525、大阪比+115) ・SOX指数は上昇(2755.36、+34.08) ・米原油先物は上昇(77.41、+2.29) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・椿本チエイン<6371>24年度めど世界最小チェーン量産、ピッチ長1.9mm ・NTTデータ<9613>ゼンリン・アルプスアルパインとドラレコ情報活用で協業 ・宝HD<2531>日本酒スタートアップのWAKAZEに5億円出資、海外事業拡大を支援 ・スズキ<7269>EV世界戦略車第1弾を世界初公開、25年めど投入 ・大日本印刷<7912>営業・企画部門を本社地区に集約、3000人移転 ・ニコン<7731>中国のBツーB事業子会社を再編 ・クレハ<4023>来年度に「PGA樹脂」事業黒字化、シェール生産回復で普及強化 ・エーザイ<4523>アルツハイマー新薬期待高まる、欧で承認申請 ・富士フイルム<4901>米子会社、デンマーク社とiPS細胞利用で契約 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 11月経常収支(予想:+4810億円、10月:-641億円) <海外> ・09:30 豪・11月貿易収支(予想:+113.00億豪ドル、10月:+122.17億豪ドル) ・10:30 中・12月生産者物価指数(前年比予想:-0.1%、11月:-1.3%) ・10:30 中・12月消費者物価指数(前年比予想:+1.8%、11月:+1.6%) 《ST》
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焼酎・清酒でトップ。みりんにも強み。傘下に研究用試薬のタカラバイオ。24.3期3Q累計は米国や英国でウイスキーの好調続く。国内ではソフトアルコール飲料が堅調。だがタカラバイオのコロナ特需剥落影響を補えず。 記:2024/04/10
2670 東証プライム
3,135
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靴小売最大手。「ABCマート」を運営。韓国でトップシェア。「ナイキ」や「アディダス」などナショナルブランドと強固な関係を構築。自社製品にも定評。ブラックフライデーセールの好調もあり、3Q累計は増収増益。 記:2024/01/27
4023 東証プライム
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4/26 15:00
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ファインケミカル中堅。機能製品、農薬・医薬品、家庭用ラップを手掛け、PPS樹脂やフラックプラグ向けPGA樹脂、リチウムイオン電池用バインダー向けPVDF樹脂で実績。顧客在庫調整が継続し、3Q累計は足踏み。 記:2024/03/28
4523 東証プライム
6,240
4/26 15:00
-19(-0.3%)
時価総額 1,850,578百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
3,328
4/26 15:00
+5(0.15%)
時価総額 4,139,623百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6371 東証プライム
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+130(2.49%)
時価総額 205,186百万円
世界トップの産業用スチールチェーンや自動車エンジン用チェーンに強み。減速機や搬送システムも。24.3期3Q累計は産業用チェーンや減速機が足踏み。だが自動車用チェーンが伸びて増収増益に。配当性向は3割目安。 記:2024/04/12
6920 東証プライム
34,080
4/26 15:00
+720(2.16%)
時価総額 3,213,267百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
7269 東証プライム
1,814.5
4/26 15:00
+24(1.34%)
時価総額 3,564,741百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
7731 東証プライム
1,607.5
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-34(-2.07%)
時価総額 608,177百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界的。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。今期3Q累計は映像事業や半導体向け露光装置が増加も、FPD露光装置やコンポーネントが足踏みとなった。 記:2024/03/11
7912 東証プライム
4,555
4/26 15:00
+62(1.38%)
時価総額 1,445,028百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(1.88%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9227 東証グロース
994
4/26 15:00
+4(0.4%)
時価総額 15,108百万円
電子レンジにも使われるマイクロ波を活用した独自の製造技術を化学業界に提供。24.3期上期は足踏み。ただ共同開発の完了時期が下期に集中予定。契約済ベースの進捗率も良好。二桁最終増益を見込む通期計画は変えず。 記:2024/01/17
9613 東証プライム
2,432.5
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時価総額 3,411,581百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07