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前場に注目すべき3つのポイント~持ち高調整の動きが中心、買い一巡後は次第にこう着感が強まる~

2022/12/13 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~持ち高調整の動きが中心、買い一巡後は次第にこう着感が強まる~ 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:持ち高調整の動きが中心、買い一巡後は次第にこう着感が強まる ■くら寿司、22/10営業損失11.13億円、23/10予想 黒字転換30.00億円 ■前場の注目材料:ディスコ、標準研削装置を20年ぶり投入、SiCの加工対応容易に ■持ち高調整の動きが中心、買い一巡後は次第にこう着感が強まる 13日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。12日の米国市場はNYダウが528ドル高だった。NY連銀調査によるインフレ期待が短中期とも低下し、インフレや利上げピーク達成への期待が高まった。13日の11月の米消費者物価指数(CPI)や14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えた買い戻しの動きが強まり、終盤にかけて上げ幅を広げた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の27995円。円相場は1ドル137円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで節目の28000円を回復しており、指数インパクトの大きい値がさ株が指数をけん引する格好から日経平均は25日線が位置する27930円辺りを捉えてくることが期待されそうだ。節目の28000円を明確に上放れてくるようだと、リバランスに伴うショートカバーの動きが一段と強まる可能性がありそうだ。 一方で、重要なイベントを前にした持ち高調整の動きが中心と見られ、積極的な買いの動きは限られるとみられる。そのため、リバランスが一巡した後は次第にこう着感が強まりやすく、25日線辺りでの攻防となりそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の戻りの鈍さが意識されてくるようだと、短期的なショートの動きも意識されそうである。 また、米国市場が強いリバウンドを見せたものの、VIX指数は25台に上昇しており、買い戻しの動きが中心であることが窺え、神経質にさせてくる可能性はありそうだ。そのため、買い一巡後は個人主体の中小型株に短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。本日からIPOラッシュとなり、property technologies<5527>が東証グロースに上場する。中古住宅再生および戸建て住宅などを手掛けており、好調なスタートを切ってくるようだと、明日以降のIPO銘柄への思惑も高まりやすくなろう。 ■くら寿司、22/10営業損失11.13億円、23/10予想 黒字転換30.00億円 くら寿司<2695>が発表した22年10月期業績は、売上高が前期比23.9%増の1830.53億円、営業損益は11.13億円の赤字(前期は24.15億円の赤字)だった。売上高は日米台3地域全てで過去最高を更新した。23年10月期業績は、売上高が前期比14.2%増の2090億円、営業利益は30億円の黒字転換を計画。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(34005.04、+528.58) ・ナスダック総合指数は上昇(11143.74、+139.12) ・1ドル=137.60-70円 ・シカゴ日経先物は上昇(27995、大阪比+225) ・SOX指数は上昇(2779.21、+58.19) ・米原油先物は上昇(73.17、+2.15) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・ディスコ<6146>標準研削装置を20年ぶり投入、SiCの加工対応容易に ・豊田通商<8015>岩谷など3社、廃プラガス化し水素製造、名古屋港近郊で協業検討 ・三菱UFJ<8306>ドコモと「dスマートバンク」開発、デジタル口座サービス提供 ・日本電産<6594>ニデックオーケーケーを株式交換で完全子会社化 ・エネチェンジ<4169>EV充電器の設置拡大、USENと協業 ・加賀電子<8154>EMS拡充、トルコ・マレーシアで新工場 ・三菱マテリアル<5711>クラウドで歯科健診、来年度事業化へ ・王子HD<3861>新タック化成と再生材で遮熱フィルム、建築・車窓向け試験販売開始 ・テルモ<4543>「ジーラスタ」自動投与でコンビ製品、協和キリンと共同開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 11件
2695 東証プライム
3,840
11/22 15:30
+25(0.66%)
時価総額 158,976百万円
回転寿司チェーン「無添 くら寿司」を国内外で展開。大阪府堺市に本社。化学調味料など添加物を排除した商品を提供。出店形態は直営店のみ。店舗数は国内外で660店舗超。国内では人気アニメ等とのコラボ企画実施。 記:2024/09/01
3861 東証プライム
560.3
11/22 15:30
+5.8(1.05%)
時価総額 568,358百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
4169 東証グロース
338
11/22 15:30
+29(9.39%)
時価総額 11,813百万円
電気ガス会社の比較・切替サイトを運営。EV充電器導入支援や電力管理サービスなども。EV充電器導入支援は設置台数増加。比較・切替サイトの売上回復を見込む。会計処理問題に対する再発防止策を発表し信頼回復へ。 記:2024/08/10
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(1.15%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
1,198
11/22 15:30
+1(0.08%)
時価総額 4,976百万円
中古マンションの買取再販中心の中古住宅再生事業が主力。国内最大級の不動産買取ポータルサイト「KAITRY」の運営等も手掛ける。販売契約件数は順調。土地の仕入強化図る。26.11期営業利益28億円目標。 記:2024/10/28
5711 東証プライム
2,449.5
11/22 15:30
+33(1.37%)
時価総額 322,085百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(0.5%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(-1.72%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
8015 東証プライム
2,654
11/22 15:30
-20(-0.75%)
時価総額 2,818,999百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8154 東証プライム
2,733
11/22 15:30
-14(-0.51%)
時価総額 156,885百万円
独立系のエレクトロニクス総合商社。半導体、一般電子部品等の製造・販売を行う電子部品事業が柱。パソコン販売やCG映像制作なども。25.3期は増収計画。電子部品事業、ソフトウェア事業中心に売上増を見込む。 記:2024/07/01
1,825
11/22 15:30
+19(1.05%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29