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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は28000円固めの動き、調整局面での押し目を狙いたいところ~

2022/11/22 8:40 FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は28000円固めの動き、調整局面での押し目を狙いたいところ~ 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均は28000円固めの動き、調整局面での押し目を狙いたいところ ■ETSHD、22/9営業利益3.0%増 2.66億円、期初計画を下回る ■前場の注目材料:日本郵船、JERA、日本郵船と商船三井がアンモニア輸送で協業 ■日経平均は28000円固めの動き、調整局面での押し目を狙いたいところ 22日の日本株市場は、28000円での底固めの動きが継続しそうだ。21日の米国市場ではNYダウが45ドル安だった。新型コロナ感染急拡大で中国各地で都市封鎖が再開されたため、世界経済への影響を懸念した流れから売り優勢の展開。米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派姿勢を弱めておらず、積極的な利上げを継続する断固とした姿勢を背景とした金利先高観からハイテク株へは利益確定の動きが強まった。その後、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が行き過ぎた利上げに慎重な姿勢を見せたため、下げ幅を縮小して取引を終えている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の28045円。円相場は1ドル142円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。ただし、祝日を前に積極的な売買は手控えられることから、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすいだろう。また、昨日はハンセン指数の弱い値動きから中国のロックダウンの影響は織り込まれているとみられるものの、アジア市場が弱い動きを見せてくるようだと、ポジションを圧縮する動きに向わせやすく、ハンセン指数の動きを見極めたいところであろう。 そのため、買い一巡後はこう着感が強まるものの、ハンセン指数が下げ一服を見せてくるようだと、前場半ば辺りからは自律反発狙いの動きやショートカバーを誘う可能性はありそうだ。グローベックスの米株先物は小幅ながらプラス圏で推移していることも押し目待ち狙いの動きに向わせやすいだろう。また、祝日前のため利益確定の動きに向わせやすいものの、米国では24日が感謝祭、25日が半日取引となることから、海外市場の波乱展開の可能性も低く、利食いを強めてくる流れにはならないだろう。 中小型株などは個人主体の利益確定に向かわせそうであるが、これまで強い基調を継続している銘柄などへは調整局面での押し目を狙いたいところであろう。また、米国市場では大型テック株の一角が売られており、相対的にナスダックの弱さが目立っている。東京市場においてもTOPIXが強いため、ヘッジ対応の流れからNTショートによるTOPIX優位の展開も意識されそうだ。為替相場は円安に振れていることもあり、自動車株の動向なども注目されよう。 ■ETSHD、22/9営業利益3.0%増 2.66億円、期初計画を下回る ETSHD<1789>が発表した2022年9月期業績は、売上高が前期比36.5%増の66.88億円、営業利益は同3.0%増の2.66億円だった。18日に単独決算を下方修正しており、中立要因となるが、連結業績は増収増益での着地となるが、期初計画には届かず。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27944.79、+45.02) ・シカゴ日経先物は上昇(28045、大阪比+75) ・1ドル=142.00-10円 ・VIX指数は低下(22.36、-0.76) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・日本郵船<9101>JERA、日本郵船と商船三井がアンモニア輸送で協業 ・三菱重<7011>原発燃料事業を再編、製造以外を吸収 ・大阪ガス<9532>大ガスとウエストHD、蓄電池の新事業を検討 ・日立建機<6305>北米で販売金融、伊藤忠・東センと共同出資会社 ・丸紅<8002>丸紅など、使用済み太陽光パネルの再利用で基本合意 ・ブリヂストン<5108>コスタリカ工場増強、352億円投資 ・資生堂<4911>マスカラに植物バイオ配合、スパイバーとたんぱく質繊維開発 ・小林製薬<4967>大阪工場の製造停止、本部機能は維持 ・アース製薬<4985>生産改善のアイデア競う発表会、今年度提案4729件 ・AGC<5201>ライフサイエンスカンパニー新設、医農薬・CDMO強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 11件
1789 東証スタンダード
508
9/26 15:00
+1(0.2%)
時価総額 3,238百万円
架空送電線工事や地中送電線工事、電気設備工事等を手掛ける。1922年創業。官公庁、東北電力ネットワークなどが主要取引先。再生エネルギー発電所建設工事等も。電力工事部門では基幹送電線工事を継続的に受注。 記:2024/07/05
4911 東証プライム
2,806
11/27 15:30
-29.5(-1.04%)
時価総額 1,122,400百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
4967 東証プライム
5,980
11/27 15:30
-56(-0.93%)
時価総額 466,739百万円
1919年設立の医薬品・日用品メーカー。医薬品、口腔衛生品、芳香・消臭剤等を手掛ける。ブランド数は150超。アイボン、消臭元などが主力取扱ブランド。広告、販促などへの積極投資で国際事業の売上拡大図る。 記:2024/10/08
4985 東証プライム
5,440
11/27 15:30
-100(-1.81%)
時価総額 120,822百万円
殺虫剤等の虫ケア用品、口腔衛生用品等の日用品が柱。大塚製薬系。アースノーマット、バスロマンなどロングセラー商品多数。DOE4%目安。26.12期営業利益70億円目標。海外サプライチェーンの強化図る。 記:2024/10/21
5108 東証プライム
5,296
11/27 15:30
-76(-1.41%)
時価総額 3,779,745百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
5201 東証プライム
4,580
11/27 15:30
-70(-1.51%)
時価総額 995,852百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6305 東証プライム
3,383
11/27 15:30
-24(-0.7%)
時価総額 727,734百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
7011 東証プライム
2,215
11/27 15:30
-44(-1.95%)
時価総額 7,472,630百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
8002 東証プライム
2,271.5
11/27 15:30
-48(-2.07%)
時価総額 3,807,895百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9101 東証プライム
4,800
11/27 15:30
-72(-1.48%)
時価総額 2,212,800百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9532 東証プライム
3,212
11/27 15:30
-22(-0.68%)
時価総額 1,316,637百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13