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前場に注目すべき3つのポイント~エヌビディアの時間外の下落が重荷も、買い戻しが入りやすいタイミングか~

2022/8/25 8:28 FISCO
*08:28JST 前場に注目すべき3つのポイント~エヌビディアの時間外の下落が重荷も、買い戻しが入りやすいタイミングか~ 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:エヌビディアの時間外の下落が重荷も、買い戻しが入りやすいタイミングか ■T&KTOKA、非連結上方修正 純利益 28.8億円←15.3億円、子会社清算益計上 ■前場の注目材料:ダイヘン、関電など6社、EV船をワイヤレス充電、大阪で実証 ■エヌビディアの時間外の下落が重荷も、買い戻しが入りやすいタイミングか 25日の日本株市場は、値ごろ感からの買いが見込まれるものの、次第にこう着感が強まりそうだ。24日の米国市場はNYダウが59ドル高だった。金利上昇を警戒した売りが先行したものの、7月耐久財受注統計でコア資本財の受注や出荷が予想を上回る伸びとなったため景気減速懸念が後退。さらに、7月中古住宅販売成約指数も予想を上回ったことなども材料視され上昇に転じた。その他、バイデン大統領が学生ローン減免を発表、消費を助けるとの期待が広がっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の28460円。円相場は1ドル136円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。一方で、取引終了後に決算を発表したエヌビディアが時間外で売られており、指数インパクトの大きい値がさ株などへの重荷となることから、上値は限られそうである。また、米国の主要な株価指数は概ね25日線水準での底堅い値動きだったこともあり、テクニカル面で押し目買いが入りやすい水準だったと見られる。日経225先物はナイトセッションで一時28240円まで売られる場面が見られたが、25日線を支持線として意識した格好からのリバウンドを見せていた。 いったんは調整一巡感が意識されるものの、底打ち感は強まらず、積極的なリバウンド狙いの動きは限られそうである。そのため、買い一巡後はこう着感が強まりやすく、狭いレンジでの推移になろう。とはいえ、押し目待ちの買い方にとっては日経平均の25日線水準までの調整によって買いを入れやすくなったと見られる。また、7月下旬以降の強い相場の中で日経平均の下落を想定したポジションが積み上がっていたが、ショートカバーを入れやすい水準まで下がってきたであろう。この水準からポジションを積み増すというよりは、カバーが中心になると考えられ、結果的には下支えとして意識されやすい。 また、エヌビディアが時間外で5%近く下落しているものの、25日の米国市場でアク抜け的な動きを見せてくる可能性も期待される。26日の米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演を前に、いったんはショートカバーも意識されそうであり、直近で売り込まれていた銘柄などへは短期的なリバウンドを想定した動きも入りそうである。また、マザーズ指数は25日線からのリバウンドを見せてきたこともあり、中小型株へは値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。 ■T&KTOKA、非連結上方修正 純利益 28.8億円←15.3億円、子会社清算益計上 T&KTOKA<4636>は2023年3月期非連結の業績予想の修正を発表。純利益を15.3億円から28.8億円に上方修正した。連結子会社である東華油墨国際は清算手続きを進めており、残余財産を同社へ送金したことを確認した。これにより、子会社清算益13.57億円を特別利益に計上する見込み。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(32969.23、+59.64) ・ナスダック総合指数は上昇(12431.53、+50.23) ・シカゴ日経先物は上昇(28460、大阪比+140) ・1ドル=137.00-10円 ・SOX指数は上昇(2866.18、+1.87) ・VIX指数は下落(22.82、-1.29) ・米原油先物は上昇(94.89、+1.15) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・ダイヘン<6622>関電など6社、EV船をワイヤレス充電、大阪で実証 ・マツダ<7261>中国工場を夜勤に切り替え、電力逼迫で ・シャープ<6753>フロー型亜鉛空気電池の開発着手、25年度実用化 ・日野自<7205>トヨタ商用車連合のCJPT、日野自を除名、エンジン不正受け ・関西電力<9503>兵庫の相生火力発電1・3号機廃止、来年3月末 ・三井住友<8316>米国で個人向けデジタル金融参入、23年にもネット銀行 ・日産自<7201>英サンダーランド工場、エンジン部品生産 24年前半に終了 ・トヨタ<7203>米カリフォルニア州の排ガス設定権認める、対立に終止符 ・ACSL<6232>国産「蒼天」など展示、来月開催ドローンサミット ・三井化学<4183>25年度めど整形外科材に参入、歯科材料技術など応用 ・東レ<3402>世界初、100%バイオ由来アジピン酸、ナイロン66原料、N2O排出ゼロ ・エーザイ<4523>認知症の血液検査法確立へ、米C2Nと協働 ・ユニチカ<3103>ナイロンフィルム増産、インドネシアで設備稼働 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10:30 中村日銀審議委員あいさつ ・8月政府月例経済報告 <海外> ・07:45 NZ・4-6月期小売売上高(前期比予想:+1.7%、1-3月期:-0.5%) 《ST》
関連銘柄 14件
3103 東証プライム
246
11/25 15:30
+6(2.5%)
時価総額 14,207百万円
ナイロンフィルム等の高分子事業、ガラス繊維等の機能資材事業、繊維事業等を展開。紡績会社として1889年に創業。中期経営計画では26.3期売上高1500億円目標。高機能製品、環境配慮型製品の拡販を図る。 記:2024/06/09
3402 東証プライム
943.2
11/25 15:30
+8.2(0.88%)
時価総額 1,538,813百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4183 東証プライム
3,677
11/25 15:30
+95(2.65%)
時価総額 738,503百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4523 東証プライム
4,653
11/25 15:30
+3(0.06%)
時価総額 1,379,926百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
4636 東証プライム
1,405
4/24 15:00
±0(0%)
時価総額 31,843百万円
UVインキ国内トップ。パウダーレスインキやEB硬化型インキ、機械製品、機能性樹脂製品も展開。大手と双璧の技術力に強み。電子線硬化型インキにも注力。電気・電子材料や土木・建築用途が伸長し3Q累計は利益急伸。 記:2024/03/29
6232 東証グロース
1,180
11/25 15:30
-11(-0.92%)
時価総額 18,661百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
6622 東証プライム
7,090
11/25 15:30
±0(0%)
時価総額 181,525百万円
変圧器等の電力機器、産業用ロボット、自動搬送台車、高周波電源等を手掛ける。アーク溶接ロボットで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。EV充電システム等は販売順調。27.3期売上高2500億円以上目標。 記:2024/06/15
6753 東証プライム
1,013.5
11/25 15:30
+10.5(1.05%)
時価総額 659,187百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
7201 東証プライム
406.9
11/25 15:30
+0.6(0.15%)
時価総額 1,717,409百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,694.5
11/25 15:30
+30(1.13%)
時価総額 42,559,592百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7205 東証プライム
416
11/25 15:30
+7.5(1.84%)
時価総額 239,026百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
7261 東証プライム
1,001
11/25 15:30
-2(-0.2%)
時価総額 632,436百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
3,708
11/25 15:30
+45(1.23%)
時価総額 14,552,165百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9503 東証プライム
1,903.5
11/25 15:30
+53.5(2.89%)
時価総額 1,786,878百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17