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前場に注目すべき3つのポイント~3月期末に向けた配当志向の物色に向かいやすい~

2022/3/11 8:53 FISCO
*08:53JST 前場に注目すべき3つのポイント~3月期末に向けた配当志向の物色に向かいやすい~ 11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:3月期末に向けた配当志向の物色に向かいやすい ■積水ハウス、22/1営業利益 23.4%増 2301億円、23/1予想 2.5%増 2360億円 ■前場の注目材料:ファナック、各社ロボ増産投資相次ぐ、EV電池・半導体に照準 ■3月期末に向けた配当志向の物色に向かいやすい 11日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まりやすい相場展開になりそうだ。10日の米国市場ではNYダウが112ドル安だった。ロシアとウクライナ外相の停戦交渉で進展はなく、さらに2月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る上昇だったことから、インフレへの警戒感が改めて強まった。連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを警戒した売りも再燃し、終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比440円安の25060円。円相場は1ドル116円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まろう。ただし、前日には上昇幅が一時1000円を超える場面も見られていただけに、反動安も意識されていたとも見られる。日経平均の5日線は25281円辺りに位置しているため、売り一巡後に同線辺りでの底堅さが見られるようであれば、次第に押し目狙いの動きも意識されてくる可能性はありそうだ。予想を上回るCPIを受けてハイテク株などは手掛けづらくなりそうだが、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利上げに対する見方は変わらないと考えられ、仕掛け的な売りに押される局面においては、短期的なリバウンド狙いになりそうだ。 また、SQ通過によって市場の関心は3月期末に向けた配当志向の物色に向かいやすいと考えられる。昨日は日本郵船<9101>の強いリバウンドが目立っていたが、6%を超える上昇を見せたものの、予想配当利回りは依然として10%を超えている。流動性があり時価総額がある程度大きい好配当銘柄などへは権利取り最終日直前までのキャピタルゲインを狙った動きも意識されやすいだろう。 また、米VIX指数は30.23に低下した、2月半ば以降の上昇基調は継続しているものの、ややトレンドを割り込みつつあるため、リスク回避姿勢はそれ程強まらないと考えられる。もっとも、ウクライナ情勢を巡り不確実性の高い外部環境であり、関連する報道によっては荒い値動きは警戒しておきたいところ。ロシアとウクライナ外相会談での進展への期待は高まってはいなかったと見られるが、ロシアは軍事作戦の続行を表明するなか、明確なリスクオンの状態には時間を要することになりそうだ。 物色としては配当志向のほか、外部環境の影響を受けづらいIT関連のほか、再生エネルギーなどテーマ性のある銘柄などに短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。 ■積水ハウス、22/1営業利益 23.4%増 2301億円、23/1予想 2.5%増 2360億円 積水ハウス<1928>は2022年1月期を発表。営業利益は前期比23.4%増の2301.60億円だった。国内では子育て世代の住宅取得支援制度の創設や環境性能等に応じた住宅ローン減税制度の導入等、住宅取得やリフォーム工事への政策面での追い風もあった。米国では過去最低水準の住宅ローン金利が追い風に。2023年1月期は同2.5%増の2360億円を見込んでおり、コンセンサス(2300億円程度)を上回る。あわせて1500万株(発行済み株式数の2.22%)、300億円を上限に自社株買いを発表。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(25690.40、+972.87) ・1ドル116.10-20円 ・VIX指数は低下(30.23、-2.22) ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ファナック<6954>各社ロボ増産投資相次ぐ、EV電池・半導体に照準 ・三菱UFJ<8306>三菱重工に初のPIF、ESG経営支援 ・楽天グループ<4755>西友とデジタルマーケティング本格展開 ・三井物産<8031>CO2排出可視化の新会社設立、クラウドソフト提供 ・ユタカ技研<7229>英2子会社解散、ホンダ工場閉鎖受け ・オリンパス<7733>科学事業承継新会社、営業利益率10%以上確保 ・岩谷産業<8088>再生医療製品を強化、研究開発拠点開設 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 1月家計支出(前年比予想:+3.4%、12月:-0.2%) ・08:50 1-3月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数(10-12月期:+9.6) <海外> ・特になし 《ST》
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ハウスメーカー大手。戸建住宅事業や賃貸・事業用建物事業、建築・土木事業等を手掛ける。海外は米豪を開拓。建築事業は採算性が改善。高水準の入居率維持で賃貸住宅管理事業は堅調。24.1期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
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工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7229 東証スタンダード
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自動車部品メーカー。ホンダの子会社。モーター部品や排気システム、トルクコンバーター等をグローバルに提供する。日本は黒字転換。円安や費用削減効果などが寄与。北米は受注増。24.3期3Qは最終黒字転換。 記:2024/02/10
7733 東証プライム
2,256
5/2 15:00
+65(2.97%)
時価総額 2,900,972百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
8031 東証プライム
7,681
5/2 15:00
+123(1.63%)
時価総額 12,231,739百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
8088 東証プライム
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時価総額 526,414百万円
ガス販売会社。LPガスやLNG、都市ガスの供給に加え、水素や酸素等の産業ガス、溶接機器やロボットも手掛ける。水素事業を育成。今期3Q累計は産業ガスや機械等の工業分野向けが堅調だった。過去最高益を更新した。 記:2024/02/08
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時価総額 20,640,220百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
9101 東証プライム
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-39(-0.9%)
時価総額 2,186,057百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23