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前場に注目すべき3つのポイント~FOMC議事要旨を通過したことにより、実需買いも入りやすくなった~

2022/2/17 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~FOMC議事要旨を通過したことにより、実需買いも入りやすくなった~ 17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:FOMC議事要旨を通過したことにより、実需買いも入りやすくなった ■ベステラ、22/1上方修正 営業利益5.9億円←4.5億円 ■前場の注目材料:住友重、欧でモーター増産、環境規制対応品、年200万台 ■FOMC議事要旨を通過したことにより、実需買いも入りやすくなった 17日の日本株市場は、こう着感が強まるものの底堅さが意識される相場展開になりそうだ。16日の米国市場ではNYダウが54ドル安だった。ウクライナ情勢でブリンケン国務長官はロシア軍が撤収している確認がとれないとしたほか、NATOのストルテンベルグ事務総長もむしろ増強しているように見えると警告し東欧の防衛強化を決定したため、ウクライナ情勢への懸念が再燃する格好となった。一方で、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、タカ派色が強まらなかったため金利の低下が好感され、引けにかけて下げ幅を大幅に縮小した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の27460円。円相場は1ドル115円40銭台で推移している。 米国市場は弱い動きではあったが、ウクライナ情勢についてはすぐさま解決する問題ではないことから、前日の大幅上昇に対する反動はあるものの、改めて嫌気する動きが強まるといった流れにはならないだろう。一方で、FOMC議事要旨では新たに金融引き締めを加速させる内容ではなかったことから、安心感に繋がりそうである。また、1月の米小売売上高が高い伸びだったことも材料視される可能性はありそうだ。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から前日比変わらず水準から始まることになりそうだが、日経225先物はナイトセッションで25日線水準を捉えてきている。上値抵抗線として意識されている25日線を明確に上回ってくるようだと、センチメント改善にも繋がることが期待されてくる。昨日の東証1部の売買高は低水準であったが、FOMC議事要旨を通過したことにより、実需買いも入りやすくなったと考えられる。また、25日線水準では強弱感が対立しやすいと見られるものの、押し目買い意欲は次第に高まってくると見ておきたい。 物色の流れとしては前日に強い動きを見せていた指数インパクトの大きい値がさ株などは利食いも入りやすいものの、米長期金利の低下を受けて押し目狙いのスタンスになりそうだ。また、米小売売上高の高い伸びを受けて、消費関連など内需系への物色も意識されやすい。また、中小型株についても地合いの落ち着きとともに見直しの動きが徐々に広がりを見せてくる展開に期待したいところだろう。 ■ベステラ、22/1上方修正 営業利益5.9億円←4.5億円 ベステラ<1433>は2022年1月期業績予想の修正を発表。売上高は56.0億円から59.0億円、営業利益を4.5億円から5.9億円に上方修正した。コロナ禍において、工事進捗への影響を最小限に抑えることができ、工事が順調に進捗した。また、工事原材料の高騰や、工事監督の積極採用によるコスト増はあったが、コスト管理の徹底等により計画通り順調に推移した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27460.40、+595.21) ・シカゴ日経先物は上昇(27460、大阪比+30) ・SOX指数は上昇(3555.69、+1.23) ・VIX指数は低下(24.29、-1.41) ・米原油先物は上昇(93.66、+1.59) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・住友重<6302>欧でモーター増産、環境規制対応品、年200万台 ・キリンHD<2503>中国の清涼飲料事業から撤退、1150億円で合弁売却 ・信越化<4063>シリコーン材料の生産設備増強、800億円投資 ・デンソー<6902>TSMC・ソニー半導体合弁に参画、内製・パートナー戦略“両輪” ・三菱マテリアル<5711>スパッタリングターゲット事業から撤退 ・マツダ<7261>CX—3生産をタイ・メキシコへ移菅、防府工場は6月生産終了 ・ブリヂストン<5108>化工品・多角化事業2.5倍260億円、26年営業益 ・TPR<6463>イスラエル社に追加出資、発電機を開発 ・凸版印刷<7911>AWS認定資格1000人、新たな成長の柱にDX ・本多通信<6826>毎秒12ギガ対応の車載用コネクター、サンプル出荷開始 ・帝人<3401>CFRP材を建築材で拡販、来年度めど大臣認定取得へ ・資生堂<4911>サロン向け事業譲渡、独社に123億円 ・アース製薬<4985>害虫駆除剤の新製品、効果1年 ・三井化学<4183>ライフ&ヘルス収益源、長計の具体策 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1月貿易収支(予想:-1兆6000億円、12月:-5833億円) ・08:50 12月機械受注(船舶・電力を除く民需)(前月比予想:-2.0%) <海外> ・09:30 豪・1月失業率(予想:4.2%、12月:4.2%) ・09:30 豪・1月雇用者数増減(予想:0.0万人、12月:+6.48万人) 《ST》
関連銘柄 15件
1433 東証プライム
977
11/25 15:30
±0(0%)
時価総額 8,783百万円
プラント解体工事会社。工場やタンク等のプラント解体工事を手掛ける。特許工法を多数保有。人材サービス事業も展開。石油・石化、製鉄向け完成工事高比率が高い。中計では26.1期営業利益12億円以上目標。 記:2024/10/22
2503 東証プライム
2,102
11/25 15:30
-22.5(-1.06%)
時価総額 1,921,228百万円
国内ビール2強の一角であるキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンを傘下に収める持株会社。ビールは「一番搾りブランド」が主力。医薬事業、ヘルスサイエンス事業等も展開。ファンケルへのTOBは成立。 記:2024/10/05
3401 東証プライム
1,353.5
11/25 15:30
-19(-1.38%)
時価総額 267,931百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
4063 東証プライム
5,759
11/25 15:30
+110(1.95%)
時価総額 11,527,744百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4183 東証プライム
3,677
11/25 15:30
+95(2.65%)
時価総額 738,503百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4911 東証プライム
2,833
11/25 15:30
+104(3.81%)
時価総額 1,133,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
4985 東証プライム
5,470
11/25 15:30
-10(-0.18%)
時価総額 121,489百万円
殺虫剤等の虫ケア用品、口腔衛生用品等の日用品が柱。大塚製薬系。アースノーマット、バスロマンなどロングセラー商品多数。DOE4%目安。26.12期営業利益70億円目標。海外サプライチェーンの強化図る。 記:2024/10/21
5108 東証プライム
5,397
11/25 15:30
+2(0.04%)
時価総額 3,851,828百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
5711 東証プライム
2,458.5
11/25 15:30
+9(0.37%)
時価総額 323,268百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
6302 東証プライム
3,263
11/25 15:30
-24(-0.73%)
時価総額 401,039百万円
大手総合重機械メーカー。1888年創業。減・変速機、環境プラント、産業機械、建設機械等を手掛ける。射出成形機などで世界シェアトップクラス。事業ポートフォリオ改革推進。26.12期売上1兆2500億円目標。 記:2024/10/07
6463 東証プライム
2,389
11/25 15:30
-25(-1.04%)
時価総額 81,943百万円
独立系自動車部品メーカー。1939年設立。ピストンリングなどパワートレイン部品の製造・販売等を行う。シリンダライナで世界トップシェア。ゴム・樹脂事業の拡大などに注力。27.3期売上高2100億円目標。 記:2024/09/03
6826 東証プライム
703
12/19 14:59
±0(0%)
時価総額 17,579百万円
コネクタ専業メーカー。通信用や産業用、車載用など各種コネクタを手掛ける。高シェア製品多数。23.3期2Qは収益伸長。ミネベアミツミによるTOBは成立。同社株は22年12月20日付けで上場廃止予定。 記:2022/11/06
6902 東証プライム
2,266.5
11/25 15:30
-1(-0.04%)
時価総額 7,143,509百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
7261 東証プライム
1,001
11/25 15:30
-2(-0.2%)
時価総額 632,436百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7911 東証プライム
4,062
11/25 15:30
+36(0.89%)
時価総額 1,294,584百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28