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米金利上昇を警戒して、次第に売りが膨らむ【クロージング】

2022/1/18 16:21 FISCO
*16:21JST 米金利上昇を警戒して、次第に売りが膨らむ【クロージング】 18日の日経平均は反落。76.27円安の28257.25円(出来高概算12億2000万株)で取引を終えた。17日の米国市場が休場で手掛かり材料に乏しいなか、前引けにかけて28500円を回復すると、日銀の金融政策決定会合の結果を受けて後場寄り付き直後には一時28690.34円まで上伸した。日銀会合では現状の大規模な金融緩和政策を維持しており、サプライズ感はないものの金融株が売られるなど、バリューからグロースへの巻き戻しの動きに。その後は米長期金利の上昇や原油相場の上昇、さらにナスダック100先物の下落などが嫌気され先物主導で売られる格好となり、後場半ばには28129.66円まで下落幅を広げる場面が見られるなど荒い値動きとなった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1500を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、鉱業、石油石炭、精密機器、陸運など7業種が上昇。一方、鉄鋼が5%を超える下げとなったほか、パルプ紙、ゴム製品、倉庫運輸、銀行、ガラス土石など26業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、KDDI<9433>、太陽誘電<6976>が堅調だった半面、テルモ<4543>、TDK<6762>、ダイキン<6367>、京セラ<6971>、キッコーマン<2801>が軟化した。 朝方こそ、割安株中心に値を上げたほか、トヨタ<7203>が連日上場来高値を、三菱UFJ<8306>が昨年来高値を更新するなど主力銘柄中心に値を上げる銘柄が増加した。ただし、朝高後は利食いの動きが優勢となる反面、バリューからグロース株への巻き戻しの動きが目立ち始め、日経平均優位の展開に。節目の28500円を超えるとショートカバーを交えての上昇から25日線を突破する場面も見られた。しかし、その後は急速に値を消す格好から下げに転じるなど、先物主導の売買に振らされる格好だった。 注目材料の一つである日銀の黒田総裁の記者会見については、展望レポートでは、国内物価見通しが引き上げられたが、欧米と比較すれば、日本のインフレは限定的で、現時点での利上げ議論が開始される可能性は低いとの見方が大半だ。ただ、生活必需品の価格上昇は国民の不満を高めることになる可能性が高く、関係者からは「参院選を控える岸田政権が問題意識を強めれば、日銀に政策修正を迫る可能性はゼロではない」とみる向きもあり、黒田総裁がどのような発言をするのか、発言を受けて夜間取引の株価指数先物や為替市場がどのようには反応するのかもポイントとなりそうだ。 《FA》
関連銘柄 12件
2801 東証プライム
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時価総額 1,605,353百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4543 東証プライム
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時価総額 4,194,076百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
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時価総額 5,874,005百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
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時価総額 3,689,446百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6861 東証プライム
69,090
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+160(0.23%)
時価総額 16,803,241百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,154
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時価総額 4,193,658百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
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時価総額 2,585,176百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
6976 東証プライム
2,957.5
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-69.5(-2.3%)
時価総額 385,120百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7203 東証プライム
2,586
10/4 15:00
-15.5(-0.6%)
時価総額 42,190,556百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
1,480
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+31.5(2.17%)
時価総額 19,657,353百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9433 東証プライム
4,687
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時価総額 10,799,692百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,210
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+720(1.48%)
時価総額 15,659,655百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10