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後場に注目すべき3つのポイント~グロース底打ち感や安川電機の上昇でセンチメント改善

2022/1/12 12:19 FISCO
*12:19JST 後場に注目すべき3つのポイント~グロース底打ち感や安川電機の上昇でセンチメント改善 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶりに大幅反発、グロース底打ち感や安川電機の上昇でセンチメント改善 ・ドル・円は小じっかり、株高で円売り基調に ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がソフトバンクG<9984> ■日経平均は4日ぶりに大幅反発、グロース底打ち感や安川電機の上昇でセンチメント改善 日経平均は4日ぶりに大幅反発。525.73円高の28748.21円(出来高概算6億0247万株)で前場の取引を終えている。 11日の米株式市場でNYダウは183.15ドル高(+0.50%)と5日ぶりに反発。再任指名に伴う公聴会での連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の証言は一段と金融引き締め懸念を強めるものではなかったことから警戒感が後退。金利が低下に転じたことでハイテク株を中心に買戻しに弾みがつき、軟調に推移していた主要株式指数は上昇に転じた。ナスダック総合指数は+1.40%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+1.84%となった。こうした流れを引き継いで日経平均は227.05円高でスタート。朝方の買い一巡後はもみ合いが続いていたが、アジア市況の上昇が追い風となり、前場中頃からは再び騰勢を強めると上げ幅を500円超に広げた。 個別では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、SUMCO<3436>などの半導体関連のほか、ソフトバンクG<9984>、村田製<6981>などのハイテク株が大幅高。直近下落が目立っていたキーエンス<6861>、ベイカレント<6532>、SHIFT<3697>などのグロース(成長)株の一角も大幅に反発。ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、日本電産<6594>なども堅調で、川崎汽船<9107>やINPEX<1605>などの市況関連の急伸ぶりも目立つ。9-11月期業績は市場予想を下振れ、通期計画も据え置かれた安川電機<6506>は売りが先行したものの、受注の好調も評価され切り返して反発。好決算が評価された技研製作所<6289>が大幅高で、業績予想を上方修正したタマホーム<1419>は東証1部の上昇率上位に躍り出た。 一方、米長期金利の上昇一服から三井住友<8316>や東京海上<8766>が軟調で、第一生命HD<8750>が大きく下落。直近上昇が続いていたデンソー<6902>が利益確定売りに押され、エーザイ<4523>やKDDI<9433>などのディフェンシブ銘柄でも冴えないものが散見される。今期業績見通しが市場予想を下回ったキユーピー<2809>は大幅安となり、9-11月期業績が失望感を誘った東京個別<4745>やわらべやHD<2918>が急落し、業績予想を下方修正したブイキューブ<3681>と共に東証1部の下落率上位に並んだ。 セクターでは鉱業、金属製品、海運業を筆頭にほぼ全面高となっており、保険業、電気・ガス業、銀行業の3業種のみが下落している。東証1部の値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は10%となっている。 日経平均は大幅反発。朝方の買い一巡後は心理的な節目の28500円近辺で伸び悩む場面も見られたが、前場中頃から騰勢を強めると同水準を大きく超え、25日移動平均線を回復してきた。直近の下落がきつかったことを踏まえれば、驚くほどの上昇ではないものの、米12月消費者物価指数(CPI)の発表を控えるなか、戻り待ちの売りから失速することなく、前引けにかけてもう一段の上昇を見せてきたことは強い動きと言える。 10日に一時1.8%を超え、およそ2年ぶりの高値をつけた米10年国債利回りは、11日、1.74%まで低下し、上昇一服感が強まった。10日に一時2%を超える下落率で推移していたナスダックは金利上昇の一服により急速に買い戻され、同日は結局小幅高に転じ、金利低下が鮮明となった11日は大幅に上昇した。下落基調が目立っていたマザーズ指数も、前日は日経平均や東証株価指数(TOPIX)が下落していたなか小幅ながら上昇で終え、本日は大幅に続伸している。金利上昇の一服とともに日米ともにハイテク・グロースに目先の底打ち感が出てきたことはポジティブに捉えたい。 製造業決算の前哨戦とも位置付けられる安川電機が良好な受注動向を映して大幅高に転じてたことも投資家心理を明るくさせる。米国でも今週末から大手金融企業を皮切りに決算発表が始まる。外部環境が落ち着いてきたタイミングで決算シーズンに突入し、日米ともに良好な企業決算が相次げば、相場のムードも再び明るくなりそうだ。 一方、今晩には米12月CPIの発表が予定されており、市場予想では前年比の伸びが+7.0%と、11月の+6.8%を更に上回る見込みだ。さらに、25~26日は今年最初の米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えている。そのため、まだまだ楽観視できる状況でもないだろう。しかし、それでもCPIの伸びは事前に警戒されていることから、多少上回る程度であれば、波乱なく通過しそうだ。また、FOMCも、昨年12月開催分のFOMC議事録の公表以降、FRBの複数の高官から相次いで3月時点での利上げや速やかなバランスシート縮小に賛同する言動が確認されていることから、こちらも相当程度に織り込みが進んでいると考えられる。3月FOMCが近づくタイミングでは再び、金利動向を含め市場が神経質になる展開が予想されるが、目先は戻りを試す局面となることに期待したい。 さて、香港ハンセン指数が大幅高となるなか、米ハイテク株の底打ち感への期待もあり、後場の日経平均は引き続き強い動きが継続しそうだ。後場も失速することなく、高値圏での推移を維持できれば、明日以降の戻りや29000円回復にも期待が持てそうだ。 ■ドル・円は小じっかり、株高で円売り基調に 12日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、115円前半で小幅に値を上げた。日経平均株価が強含み、上げ幅拡大を好感した円売りが主要通貨を押し上げている。一方、米10年債利回りの低下でドル売りに振れやすく、主要通貨は対ドルで底堅く推移した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は115円24銭から115円38銭、ユーロ・円は130円99銭から131円21銭、ユーロ・ドルは1.1364ドルから1.1374ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ストップ高は特になし ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・11月経常収支:+8973億円(予想:+5898億円、10月:+1兆1801億円) ・中・12月消費者物価指数:前年比+1.5%(予想:+1.7%、11月:+2.3%) ・中・12月生産者物価指数:前年比+10.3%(予想:+11.3%、11月:+12.9%) 【要人発言】 ・パウエルFRB議長 「米国経済の成長は継続」 「FRBの主要手段は金利」 「2022年後半にはバランスシート縮小開始も」 <国内> ・14:00 12月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:56.3、11月:56.3) ・14:00 日銀1月地域経済報告(さくらレポート) <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 27件
1419 東証プライム
4,280
4/25 15:00
-70(-1.61%)
時価総額 126,072百万円
注文住宅の建築請負が柱。木造ローコスト住宅に強み。戸建分譲やリフォーム、区分所有権販売も。収益は4Q偏重傾向。23.5期上期は注文住宅の引渡し棟数が足踏み。ただ受注堅調。通期では最高業績・連続増配を計画。 記:2024/03/07
1605 東証プライム
2,360
4/25 15:00
-75(-3.08%)
時価総額 3,272,534百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
2809 東証プライム
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-13(-0.41%)
時価総額 441,904百万円
マヨネーズ、ドレッシングで国内首位。医薬も。傘下にアヲハタ。価格改定効果等で業務用は売上増。フルーツソリューションは食品メーカー向け販売が増加。23.11期通期は増収。24.11期は増収増益見通し。 記:2024/03/04
2,426
4/25 15:00
+6(0.25%)
時価総額 42,761百万円
米飯類を中心に惣菜や和菓子を製造・販売する。セブンイレブン向け売上比率が高い。米国、中国にも進出。食品関連事業は売上回復や商品規格の見直し等で堅調。食材関連事業は収益伸長。24.2期3Qは2桁増益。 記:2024/02/03
3436 東証プライム
2,279.5
4/25 15:00
-61(-2.61%)
時価総額 798,224百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
3681 東証プライム
237
4/25 15:00
-3(-1.25%)
時価総額 5,863百万円
映像コミュニケーションサービス会社。Web会議システムの提供や、オンラインイベント、セミナー、ライブ配信等の企画、開発、販売を行う。遠隔医療でもサービスを提供。23年12月期は製薬や人材の領域が足踏み。 記:2024/04/11
3697 東証プライム
14,835
4/25 15:00
-970(-6.14%)
時価総額 264,226百万円
ソフトウェアの品質保証・テスト専門会社。企業向け基幹システムのソフトウェアテストやセキュリティなどを展開。エンタープライズ向けテストに強み。ロイヤルカスタマーの顧客単価が拡大し、1Qは増収・営業増益。 記:2024/01/28
4523 東証プライム
6,259
4/25 15:00
+170(2.79%)
時価総額 1,856,213百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
4745 東証スタンダード
406
4/25 15:00
-1(-0.25%)
時価総額 22,042百万円
首都圏中心に個別指導塾を展開。科学教室や文章表現教室も。ベネッセグループ。完全オーダーメイドの個別指導が強み。期中平均在籍生徒数は3万720名。24.2期通期は売上横ばい。25.2期は小幅増収計画。 記:2024/04/17
6,516
4/25 15:00
-28(-0.43%)
時価総額 11,050,875百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6289 東証プライム
1,904
4/25 15:00
-25(-1.3%)
時価総額 53,683百万円
建設機械の油圧式杭圧入引抜機で世界シェア9割。インプラント工法による圧入工事も。24.8期1Qは圧入工事の豪州合弁譲渡で売上減。好採算工事案件も減る。だが柱の建設機械の販売が好調。通期では増収増益を計画。 記:2024/02/08
6506 東証プライム
6,213
4/25 15:00
-224(-3.48%)
時価総額 1,656,945百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
3,261
4/25 15:00
+64(2%)
時価総額 506,795百万円
大手経営コンサルティング会社。全体戦略や事業戦略の立案など経営課題を解決するサービスを提供。採用活動を積極化。稼働率は平均80%台後半。コンサルタントの増加等により、24.2期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/03
6594 東証プライム
6,886
4/25 15:00
+92(1.35%)
時価総額 4,106,012百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6758 東証プライム
12,760
4/25 15:00
-80(-0.62%)
時価総額 16,091,406百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
64,580
4/25 15:00
-1,340(-2.03%)
時価総額 15,706,373百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
2,786.5
4/25 15:00
-54.5(-1.92%)
時価総額 8,782,435百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6920 東証プライム
33,360
4/25 15:00
-1,230(-3.56%)
時価総額 3,145,381百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6981 東証プライム
2,822
4/25 15:00
-27.5(-0.97%)
時価総額 5,721,444百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
8035 東証プライム
33,600
4/25 15:00
-1,210(-3.48%)
時価総額 15,846,869百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8,796
4/25 15:00
-64(-0.72%)
時価総額 12,091,782百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
3,478
4/25 15:00
-50(-1.42%)
時価総額 3,587,032百万円
大手生命保険会社。個人生命保険や団体保険、年金保険、海外生命保険、損害保険、がん保険等の引受業務を行う。金融商品販売や資産運用も行う。今期3Q累計はドル建てと円建て商品が堅調だった。海外は想定通りに進捗。 記:2024/04/01
4,807
4/25 15:00
-117(-2.38%)
時価総額 9,806,280百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。国内損害保険事業が堅調。元受正味保険料は傷害保険、自動車保険が増加。24.3期2Qは収益伸長。 記:2024/02/02
9107 東証プライム
2,015.5
4/25 15:00
-39.5(-1.92%)
時価総額 1,440,534百万円
海運国内3位。持分法会社にコンテナ船のONE社。ドライバルク船や自動車船・内航海運に実績。倉庫管理や陸上輸送等も。LNG船や電力炭船、大型原油船等は順調に稼働。24.3期3Qはエネルギー資源部門が増収。 記:2024/02/10
9433 東証プライム
4,347
4/25 15:00
-8(-0.18%)
時価総額 10,016,270百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,540
4/25 15:00
-1,540(-3.57%)
時価総額 13,218,900百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,603
4/25 15:00
-152(-1.96%)
時価総額 13,099,619百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10