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ソフトバンクG、ファーストリテの急落が重し【クロージング】

2021/7/5 16:21 FISCO
*16:21JST ソフトバンクG、ファーストリテの急落が重し【クロージング】 5日の日経平均は反落。185.09円安の28598.19円(出来高概算7億7000万株)で取引を終えた。2日の雇用統計の結果を受けた米国市場の上昇の反応は限られ、5日の米国市場は休場となることで海外勢のフローも期待しづらいなか、買い見送り気分が強まった。そのなかで、出資企業の先行き不透明感から急落したソフトバンクG<9984>や月次動向の不振などを背景にファーストリテ<9983>がともに大きく下落したことから日経平均の重しとなり、下げ幅を広げる形となった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1300を超え、全体の6割を占めた。セクター別では、空運が2%を超える上昇となったほか、海運、陸運、サービスなど12業種が上昇。一方、鉄鋼の下落率が2%を超えたほか、情報通信、パルプ紙、鉱業など21業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG、ファーストリテの2銘柄で日経平均を約148円押し下げたほか、エーザイ<4523>、ダイキン<6367>が軟調。半面、リクルートHD<6098>、テルモ<4543>、アドバンテス<6857>、オムロン<6645>が堅調だった。 前日に投開票となった東京都議選では与党である自民党・公明党が過半数に届かなかった。今年秋に予定される衆院の解散・総選挙に向けて「政局リスクが意識された」との指摘もあり、買い見送りムードが強く、前週末の米国市場で主要株価指数が最高値を更新したことも手掛かり材料にはならなかった。一方、アドバンテス、TDK<6762>、京セラ<6971>などのハイテク関連株の一角がしっかりしていたことが相場を下支えていた。 ソフトバンクG、ファーストリテの2銘柄が下落したことが大きく響く形になった。また、上場投資信託(ETF)の分配金捻出目的の売りも週半ばから後半にかけて出てくる。28000円プットの建玉が膨らんでおり、ETF絡みの先物へのヘッジ売りが地合いを一段と悪化させる可能性があると警戒される。今月末からは主要企業の2021年4-6月期決算発表も控えているだけに、目先は動きにくい展開が続きそうであり、省エネ相場が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(0.67%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(1.15%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
9,824
11/22 15:30
+288(3.02%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(-0.49%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6645 東証プライム
5,011
11/22 15:30
-98(-1.92%)
時価総額 1,033,494百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(-0.35%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(-0.07%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17