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前場に注目すべき3つのポイント~一転してギャップアップから始まり目先的なボトム形成を意識~

2021/6/22 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~一転してギャップアップから始まり目先的なボトム形成を意識~ 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:一転してギャップアップから始まり目先的なボトム形成を意識 ■商船三井、22/3上方修正 経常利益2200億円←1000億円 ■前場の注目材料:関西電、公共施設と土木系インフラ包括管理、自治体の負担軽減 ■一転してギャップアップから始まり目先的なボトム形成を意識 22日の日本株市場は、前日の大幅な下落に対するリバウンドの展開になろう。21日の米国市場ではNYダウが586ドル高と大幅に上昇。原油高や成長期待が再燃し、景気循環株に再び買いが向かい終日堅調に推移。NY連銀のウィリアムズ総裁が経済の強さが金融政策を修正するにはまだ不十分であるとの見解を示すと、引けにかけて上げ幅を拡大した。10年債利回りが依然1.5%割れで安定しているためハイテク株も買われている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比670円高の28690円。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、昨日から一転してギャップアップから始まることになろう。昨日の日経平均はマドを空けての下落から一時27800円を下回る下落となったが、本日はマドを空けて上昇してくる可能性もあることから、昨日の下落で目先的なボトム形成が意識されやすいところであろう。25日線が28775円辺りに位置しており、これが上値抵抗となる可能性は高そうだが、これをクリアしてくるようだと、ショートカバーの動きも強まりやすい。 また、昨日は売り優勢の中でCTA業者などとみられるヘッジ売りも加わり、先物安を映した裁定解消売りが地合いを悪化させ、ブラードショックの様相を呈していた。本日はウィリアムズ総裁の発言による米国市場の上昇により、ショートカバーのほか、レバETFによる調整買いや裁定買いなども意識されてくる。 もっとも、連日でFRB高官による発言で大きく振らされていることもあり、積極的にはポジションを取りづらいところではある。昨日の急落によって少なからず需給は悪化していると考えられるため、戻りの鈍さが意識される場面においては売り仕掛けの動きも警戒されそうである。パウエル議長の議会証言が予定されていることから次第に様子見姿勢が高まる可能性もある。ただし、売り方にとっても手掛けづらくさせることから、弱含む局面においてはリバウンドを狙った押し目買いになるだろう。 ■商船三井、22/3上方修正 経常利益2200億円←1000億円 商船三井<9104>は2022年3月期業績予想の修正を発表。経常利益を1000億円から2200億円に上方修正している。コンテナ船事業を運営している持分法適用会社 OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.(ONE社)において、荷動きとスポット賃率がいずれも想定を大きく上回るレベルで推移している。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(33876.97、+586.89) ・ナスダック総合指数は上昇(14141.48、+111.10) ・シカゴ日経先物は上昇(28690、大阪比+670) ・1ドル110円20-30銭 ・SOX指数は上昇(3171.99、+19.17) ・VIX指数は低下(17.89、-2.81) ・米原油先物は上昇(73.12、+1.83) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・関西電<9503>公共施設と土木系インフラ包括管理、自治体の負担軽減 ・ニチコン<6996>新放熱材、5Gスマホ向け量産へ、メタマテリアルシート ・住友重<6302>サイクロ減速機のトルク3割増、ロボ・工作機械向け ・KDDI<9433>三菱重工・NESIC、液浸冷却でDC小型化、消費電力35%削減 ・富士電機<6504>低圧インバーターの設計共通化、23年めど開発期間3分の1以下 ・朝日インテック<7747>スマート医療機器参入、都内に開発拠点、カテーテル治療効率化 ・富士フイルム<4901>他家iPS治療薬急ぐ、米で提携、眼科領域で商業化へ ・北越コーポ<3865>脱炭素に100億円投資、関東工場・勝田、石炭全廃などで早期実現 ・帝人<3401>「AIC」に参画、次世代航空機向け炭素繊維を共同開発 ・日本製鉄<5401>清水寺修理にチタン合金供給 ・カネカ<4118>生分解性ポリマーの買い物袋向け供給 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
3401 東証プライム
1,372.5
11/22 15:30
+43.5(3.27%)
時価総額 271,692百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
3865 東証プライム
1,565
11/22 15:30
+2(0.13%)
時価総額 294,303百万円
1907年設立の中堅製紙会社。紙・パルプ製品の製造・販売を行う。パッケージング・紙加工事業、バイオマスボイラー向け燃料チップの販売等も。紙容器案件の深掘りなどにより、事業ポートフォリオシフトの加速図る。 記:2024/10/06
4118 東証プライム
3,486
11/22 15:30
+58(1.69%)
時価総額 230,076百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
3,265
11/22 15:30
+43(1.33%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(0.39%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6302 東証プライム
3,287
11/22 15:30
+65(2.02%)
時価総額 403,989百万円
大手総合重機械メーカー。1888年創業。減・変速機、環境プラント、産業機械、建設機械等を手掛ける。射出成形機などで世界シェアトップクラス。事業ポートフォリオ改革推進。26.12期売上1兆2500億円目標。 記:2024/10/07
6504 東証プライム
8,551
11/22 15:30
+65(0.77%)
時価総額 1,276,639百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、監視制御システム、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。新製品投入など成長戦略の推進図る。 記:2024/07/28
6996 東証プライム
1,087
11/22 15:30
-4(-0.37%)
時価総額 84,786百万円
アルミ電解コンデンサ、xEV用フィルムコンデンサ等の製造・販売を行うコンデンサ事業が主力。家庭用蓄電システム等のNECST事業も。京都府京都市に本社。エネルギー・環境・医療機器などを重点分野に位置付け。 記:2024/10/12
7747 東証プライム
2,620.5
11/22 15:30
+1.5(0.06%)
時価総額 711,817百万円
血管内治療向けガイドワイヤー、カテーテル製品の開発・製造等を行う。PCIガイドワイヤーで世界トップシェア。ワイヤーロープ等の産業部材も手掛ける。愛知県瀬戸市に本社。グローバル規模で収益基盤の強化図る。 記:2024/10/08
9104 東証プライム
5,430
11/22 15:30
-9(-0.17%)
時価総額 1,968,668百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(0.7%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17