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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米FOMC後に金利高ならドル売り後退
2021/3/17 17:25
FISCO
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*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米FOMC後に金利高ならドル売り後退 17日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。新型コロナウイルス再拡大で欧州通貨は買いづらく、ドル選好地合いの見通し。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)後に長期金利の高水準が続けば、ドル売りは後退しそうだ。 前日発表された米経済指標のうち小売売上高と鉱工業生産は予想を下回る内容となり、早期回復期待は縮小。ただ、欧州でコロナのワクチン接種の遅れが懸念されるなかユーロ売りが強まり、ドル・円は108円後半で底堅い値動きとなった。本日アジア市場もそうした地合いが受け継がれ、米長期金利の上昇基調を背景にドルへの買いは続き、主要通貨をやや下押しした。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を前に様子見のなか、ドル・円は下値が堅い。 この後の海外市場では、引き続き欧州通貨や米長期金利が手がかり。ユーロやポンドは引き続き買いづらく、ドルは下げづらいだろう。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで、現行の金融政策を維持する公算。足元の経済指標は強弱まちまちで、目標の到達には時間を要するとして緩和的な政策の長期化を強調しよう。ただ、政策金利の見通しを示すドットチャートでテーパリング(資産買入れの段階的縮小)に思惑が広がり、長期金利の高止まりでドル売りは想定しにくい。 【今日の欧米市場の予定】 ・19:00 ユーロ圏・2月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.9%。速報値:+0.9%) ・21:30 米・2月住宅着工件数(予想:156.4万戸、1月:158.0万戸) ・21:30 米・2月住宅建設許可件数(予想:175.0万戸、1月:188.6万戸) ・21:30 カナダ・2月消費者物価指数(前年比予想:+1.3%、1月:+1.0%) ・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表(政策金利は0.00-0.25%に据え置き予想) ・03:30 パウエル米FRB議長会見 《FA》
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