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前場に注目すべき3つのポイント~こう着ながらも底堅い相場展開~

2021/3/16 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着ながらも底堅い相場展開~ 16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:こう着ながらも底堅い相場展開 ■しまむら、21/2上方修正 営業利益380億円←308億円 ■前場の注目材料:旭化成、電池用セパレーター増産、日向工場に300億円投資 ■こう着ながらも底堅い相場展開 16日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれよう。15日の米国市場はNYダウが174ドル高だった。3月NY連銀製造業景気指数が2018年以来の高水準に回復したことが材料視された。バイデン政権が増税を検討しているとの報道が警戒され一時下落に転じたものの、インフラ計画や経済活動の再開を背景とした回復期待を受けた買いが下支えとなり、引けにかけては上げ幅を拡大している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の29625円。円相場は1ドル109円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い優勢の展開になりそうである。買い一巡後はFOMCの結果待ちから次第にこう着が強まる可能性はあるものの、日経平均は25日線辺りを支持線とした底堅さは意識されやすいと考えられる。また、米長期金利は上昇傾向にあるものの、落ち着いているほか、VIX指数は低下傾向にあるため、リスクオンの流れとなりやすく、経済イベントを控えて上値追いは慎重ながらも、押し目買い意欲の強さは高まりやすいところである。 また、物色の流れとしてはナスダックの上昇により、ハイテクセクターへの見直しが意識されやすいところではある。ただし、ナスダックは25日線に上値を抑えられている状況が続いているため、まずは同線の突破を見極めたいところである。そのため、全体の流れとしてはバリュー株へのシフトに向かわせやすいだろう。NT倍率は15.20倍を下回り、支持線として期待されていた75日線を再び割り込んできていることも、バリュー株へ向かわせやすい一因である。 その他、マザーズ指数は75日線に上値を抑えられているものの、5日線が支持線として意識されている。今後は年度末接近によって主要銘柄への物色は手掛けづらくなることから、個人主体の短期的な値幅取り狙いの資金は、マザーズ銘柄などの中小型株にシフトしやすい面もあり、中小型株への物色も再燃しそうである。本日はIPOが2社あることから、好スタートを切るようだと、直近IPO銘柄への物色の広がりも意識されてくる可能性がありそうだ。 ■しまむら、21/2上方修正 営業利益380億円←308億円 しまむら<8227>は2021年2月期業績予想の修正を発表。営業利益を308.89億円から380.26億円に上方修正した。商品力と販売力の改善効果と年末年始の強い冷え込みにより、前回予想を上回って推移した。コンセンサス(355億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29766.97、+49.14) ・NYダウは上昇(32953.46、+174.82) ・ナスダック総合指数は上昇(13459.71、+139.84) ・シカゴ日経225先物は上昇(29625、大阪比+95) ・SOX指数は上昇(3032.05、+66.96) ・VIX指数は低下(20.03、-0.66) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・旭化成<3407>電池用セパレーター増産、日向工場に300億円投資 ・三洋化成<4471>ファーマフーズが資本提携、医薬・化粧品でシナジー ・ユーグレナ<2931>国際規格に適合したバイオジェット燃料完成 ・中央発條<5992>米でシャシバネ生産、トヨタから受注 ・安川電<6506>持続可能性で方針、産業自動化革命目指す ・シャープ<6753>“甘さ”露呈、大型液晶の売却中止 ・ソフトバンク<9434>二次電池検証評価施設を新設 ・冶金工<5480>ステンレス精錬工程の副産物で重機走行基盤材 ・住友ベークライト<4203>ポリカ製品15%以上値上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
2931 東証プライム
433
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 59,023百万円
ミドリムシ等を活用した健康食品、化粧品の開発・製造・販売等を行うヘルスケア事業が主力。バイオ燃料の開発・製造・販売等も。青汁のキューサイを傘下に持つ。次世代エイジングケアブランド「CONC」に積極投資。 記:2024/09/02
3407 東証プライム
1,091.5
11/22 15:30
+14.5(1.35%)
時価総額 1,521,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
4203 東証プライム
3,794
11/22 15:30
+14(0.37%)
時価総額 355,718百万円
1932年設立のプラスチック製品メーカー。半導体関連材料、高機能プラスチックなどの製造・販売を行う。半導体封止材で世界トップシェア。半導体関連材料では封止材のグローバル供給体制の強化、拡販に取り組む。 記:2024/10/09
4471 東証プライム
4,010
11/22 15:30
-5(-0.12%)
時価総額 94,375百万円
機能化学品メーカー。高吸水性樹脂、界面活性剤等が主要製品。永久帯電防止剤、アルミ電解コンデンサ用電解液など高シェア製品多数。配当性向30%以上目処。中期経営計画では26.3期営業利益150億円目標。 記:2024/06/09
5480 東証プライム
3,995
11/22 15:30
-5(-0.13%)
時価総額 61,911百万円
大手ステンレス鋼メーカー。1925年創業。ステンレス鋼、床用ステンレス鋼板、高耐食鋼・合金、耐熱鋼・合金等を手掛ける。NASブランドで知られる。中国、インドなどのターゲット市場で高機能材の拡販図る。 記:2024/09/02
5992 東証スタンダード
1,274
11/22 15:30
+7(0.55%)
時価総額 32,541百万円
トヨタ系列の自動車ばねメーカー。1925年創業。シャシばね、精密ばね、コントロールケーブル等の製造・販売を行う。新型ランドクルーザー250シリーズが同社製品採用。28.3期売上高1000億円以上目標。 記:2024/06/15
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(-1.66%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6753 東証プライム
1,003
11/22 15:30
+5.8(0.58%)
時価総額 652,358百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
8227 東証プライム
7,969
11/22 15:30
+308(4.02%)
時価総額 588,327百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(0.41%)
時価総額 9,235,494百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05