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米金利急上昇を警戒した売りにより日経平均は歴代10番目の下落幅に【クロージング】

2021/2/26 16:16 FISCO
*16:16JST 米金利急上昇を警戒した売りにより日経平均は歴代10番目の下落幅に【クロージング】 26日の日経平均は大幅反落。1202.26円安の28966.01円(出来高概算16億8876万株)で取引を終えた。安値引けとなり、終値ベースでは2月5日以来の29000円を下回った他、下落幅としては歴代10番目を記録。25日の米国市場は長期金利が急騰したことなどを背景に主要株価指数が大幅に下落した流れとなり、これを引き継ぐ形から、東京市場でもこれまで相場を先導していた半導体製造装置関連、指数寄与度の高い銘柄などが幅広く売られた。 米国のハイテク関連などグロース株の上昇に歩調を合わせる形で値上がりしてきた東京市場だけに、米国株の変調は素直に投資マインドの悪化につながった。また、懸念材料である米長期金利は時間外取引で再び一時1.5%台を突破したことも先行き不安感を増幅させたため、週末、月末ということもありポジション調整の動きが強まった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1900を超え、全体の9割超を占めた。セクター別では、33業種すべてが下落し、その他製品、電気機器、パルプ紙が4%を超える下落率だった。半面、鉱業、石油石炭、空運が相対的に小幅な下げにとどまっている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、アドバンテス<6857>が軟調で、ファーストリテとソフトバンクGの2銘柄で指数を約265円超押し下げた。一方、花王<4452>、出光興産<5019>、ソフトバンク<9434>がしっかりだった。 米国市場では、国債入札が低調だったことなどを背景に長期金利が急上昇。これを映して、主要3指数が大幅に反落。東京市場でも売りが優勢となった。日経平均は年初から約11%超上昇しているだけに、当然の調整との受け止めが多く、株価水準が低下したところでは、押し目を拾う向きも多く、下げ幅を縮める場面もあった。しかし、米長期金利の上昇のほか、NYダウ先物なども軟調に推移していたため、株式から債券への資金シフトを警戒した商品投資顧問業者(CTA)などの海外短期筋によるヘッジ売りなども膨らんだようだ。 日経平均の大幅下落で、月末安のアノマリーは6カ月連続して続いた形になった。ただ、コロナ収束後を見据えた世界的な景気回復期待は根強い上、急ピッチの上昇を背景にした高値警戒感も拭えていない。日経平均は1月6日の取引時間中の安値(27002.18円)から2月16日の同高値(30714.52円)までの上げ幅の半値押し水準である28858円水準での踏ん張りがみられるようなら、相場の上昇基調が崩れたとはいえないだろうとの指摘が多く聞かれる。このため、目先は米金利の動向をにらみながら、押し目買いスタンスで望みたい。 《FA》
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トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
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石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
6857 東証プライム
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SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
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時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9434 東証プライム
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時価総額 9,235,494百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9983 東証プライム
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時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
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時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17