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後場に注目すべき3つのポイント~FOMC結果発表など控え利益確定売りに伸び悩み

2021/1/27 12:30 FISCO
*12:30JST 後場に注目すべき3つのポイント~FOMC結果発表など控え利益確定売りに伸び悩み 27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、FOMC結果発表など控え利益確定売りに伸び悩み ・ドル・円は小じっかり、ドル買いの流れ ・値下がり寄与トップはエムスリー<2413>、同2位がアドバンテスト<6857> ■日経平均は反発、FOMC結果発表など控え利益確定売りに伸び悩み 日経平均は反発。49.88円高の28596.06円(出来高概算5億9128万株)で前場の取引を終えている。 前日26日の米国株式相場は下落。ダウ平均は22.96ドル安の30937.04ドル、ナスダックは9.93ポイント安の13626.07ポイントで取引を終了した。バイデン大統領がワクチン普及ペースの加速計画を発表したほか、追加経済対策の共和党との交渉にも前向きな姿勢を示したため寄り付き後上昇した。ただ、利益確定の売り意欲も強く、引けにかけて下落に転じた。 米国株安を受けた今日の東京株式市場だが、寄り付き段階では買いが先行した。引き続き20年4-12月期決算発表への期待感が株価支援要因となったほか、国際通貨基金(IMF)が21年の日本の成長率見通しを3.1%と前回予測から0.8ポイント上方修正したことも安心感となった。一方、今晩米国でFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の会見が予定されていることなどから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、前場中頃から伸び悩み、一時下げに転じた。 個別では、21年3月期業績予想を上方修正したリョーサン<8140>、ファルコHD<4671>、日東電工<6988>、フージャース<3284>、不動産業界のDX化推進に注目し国内証券が新規買い推奨したSREHD<2980>、田辺三菱製薬と自己免疫疾患に対する開発候補抗体について独占的ライセンス契約を締結したファーマフーズ<2929>、生保営業等向けオンライン営業支援パッケージを提供開始したと発表したブイキューブ<3681>、資本業務提携した日コンクリ<5269>、テノックス<1905>が上げた。 一方、第3四半期の3カ月間(20年10-12月)の営業利益が前年同期比47.1%減となったFDK<6955>、公募増資と株式売出しを発表し1株当り価値の希薄化と株式需給悪化が懸念されたハローズ<2742>、未開示だった21年3月期営業利益が前期比30.0%増予想と発表し材料出尽くし感が台頭したディスコ<6146>、21年3月期第3四半期(20年4-12月)営業利益が前年同期比65.1%増となったが材料出尽くし感が先行したコメリ<8218>、21年3月期業績予想を上方修正したが材料出尽くし感が先行した未来工業<7931>が下げた。 セクターでは、不動産業、パルプ・紙、建設業、電気機器、食料品などが値上がり率上位。一方、海運業、鉄鋼、電気・ガス業、空運業、ゴム製品などが値下がり率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の53%、対して値下がり銘柄は41%となっている。 一昨日25日の当欄で、東京オリンピック・パラリンピック(東京五輪)開催の可否や北京冬季オリンピック・パラリンピック(北京五輪)開催へ向けた動きは、日本の世論を動かすかもしれないと書いた。どのような世論が形成され、あるいはそれがどの程度大きな声となるかは分からないが、今年はその世論が政治に直に反映させる場が用意されている。秋までに必ず行われる衆議院議員総選挙だ。 一昨日に書いたように、もし、東京五輪が中止ということになれば、「新型コロナウイルスに打ち勝った証しとしての五輪」は東京ではなく、北京が開催することになる。コロナ禍での閉塞感に加え、日本全体に挫折感や諦念といったネガティブな感情が広がる可能性もある。そうした中での総選挙。元気をなくした日本の国民に寄り添う政治家や政治集団が現れるかもしれない。あるいは、寄り添うだけではなく、負の感情を利用するのかもしれない。 4年前の米大統領選で当初は「泡沫候補」の一人に過ぎなかったトランプ前米大統領。閉塞感に苛まれた白人労働者などに寄り添い、あるいはその感情をくみ取ることで支持を広げ、大統領となった。今年の日本で4年前の米国と似たようなことが起きないとも限らない。カギとなるのは東京五輪開催の可否かもしれない。「スポーツに政治を持ち込むのはよくない」。その通りだが、今年の東京五輪、来年の北京五輪は政治問題そのものになる可能性があることは認識しておく必要がありそうだ。株式市場にも無縁ではないはずだ。 さて、後場の東京株式市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。20年4-12月期決算発表が本格化し、好業績期待から相場の先高観は強い一方、日経平均の25日移動平均線からの乖離率は3%前後で依然乖離がやや大きいとの指摘もあり、上値は重そうだ。また、日本時間明日未明にFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見が予定されており、また、AT&T、ボーイング、アップル、フェイスブック、テスラなどが20年10-12月期決算を発表することから、これらを見極めたいとする向きも多く、次第に様子見ムードが広がる可能性もありそうだ。 (小山 眞一) ■ドル・円は小じっかり、ドル買いの流れ 27日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。仲値にかけてドル買いが進み、103円半ばから後半に浮上している。ただ、日経平均株価は上げ幅を縮小し、日本株高を好感した円売りが縮小。また、ユーロ・ドルは下げ渋り、ドル・円の一段の上昇を抑制した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は103円59銭から103円72銭、ユーロ・円は125円99銭から126円15銭、ユーロ・ドルは1.2157ドルから1.2170ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・歯愛メディカル<3540>、エコミック<3802>など、8銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはエムスリー<2413>、同2位がアドバンテスト<6857> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・IMF 「2021年の世界経済成長率予想5.5%へ引き上げ(従来5.2%)2022年+4.2%」 「財政刺激策やワクチンの普及が奏功」 「新型コロナウイルス変異種は見通しの懸念に」 「2021年中国成長率予想:8.1%(10月8.2%)」 「2021年米国成長率予想:5.1%(3.1%)」 「2021年ユーロ圏成長率予想:4.2%(5.2%)」 「2021年日本成長率予想::3.1%(2.3%)」 ・ビルロワ・ドガロー仏中銀総裁 「ECBの目標達成のため、インフレは一時的に2%超えることが可能」 「我々はインフレ見通しに影響する為替相場を綿密に監視」 「ECBの目標はインフレで、達成に向けPEPPの柔軟性を含め全手段を用いる準備がある」 【経済指標】 ・豪・10-12月期消費者物価指数:前年比+0.7%(予想:+0.7%、7-9月期:+0.7%) <国内> ・14:00 11月景気動向調査・先行改定値(速報値:96.6) <海外> 特になし 《CS》
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時価総額 7,840百万円
基礎工事大手。パイル工事、地盤改良・補強工事、杭打工事など建設工事請負を展開。テノコラム工法など多くの特許工法が強み。北海道新幹線の延伸事業の複数区間で杭工法が採用され拡大。人件費増などをこなす。 記:2024/09/26
2413 東証プライム
1,465.5
11/26 15:30
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時価総額 995,177百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
2742 東証プライム
4,020
11/26 15:30
-15(-0.37%)
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中国・四国地方で食品スーパー「ハローズ」を運営。店舗数は100店舗超。商圏人口3万人を基準に出店。生鮮食品、惣菜、菓子などが主要販売品目。生活防衛企画を継続実施。プライベートブランド商品の拡充図る。 記:2024/10/05
2929 東証プライム
972
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+2(0.21%)
時価総額 28,265百万円
卵黄由来の機能性素材や化粧品、医薬品、抗体試薬の開発、製造等を行う。販売は通信販売と卸売。子会社にフューチャーラボ、明治薬品など。伊藤忠商事と資本業務提携。卵殻膜素材の開発・量産化などに取り組む。 記:2024/10/24
2980 東証プライム
3,315
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不動産売買仲介コンサルや投資用不動産の開発、売却等を行うライフ&プロパティソリューション部門が主力。不動産売買契約書類作成クラウド等も。2014年にソニー不動産として創業。IT領域が成長ドライバー。 記:2024/06/09
1,022
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3540 東証スタンダード
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-3(-0.33%)
時価総額 45,400百万円
歯科医院向け通信販売事業が主力。CAD/CAM歯科技工関連機器・システム販売事業、CAD/CAM歯科技工物製作事業等も手掛ける。医科業界、動物病院業界への参入拡大進める。ニッセンHDを子会社化へ。 記:2024/07/01
3681 東証プライム
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時価総額 6,006百万円
汎用Web会議システムの販売等を行うエンタープライズDX事業、セミナー配信プロダクトの提供等を行うイベントDX事業が柱。防音個室ブース「テレキューブ」等も。イベントDX事業は生成AI活用等で製品力を強化。 記:2024/10/05
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400
11/26 15:30
-3(-0.74%)
時価総額 1,877百万円
給与計算アウトソーシング、年末調整アウトソーシング等を手掛ける。給与計算代行で国内トップクラスの実績。ソフトウエア・ハードウエア開発事業も。BPO事業は既存顧客との関係強化図る。25.3期は2桁増益計画。 記:2024/07/01
4671 東証スタンダード
2,269
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ファルコバイオシステムズ、アテスト、ファルコファーマシーズ等を傘下に収める持株会社。臨床検査事業、調剤薬局事業が柱。ICT事業等も。ゲノム事業ではNIPTの販路拡大、検査業務の効率化などに取り組む。 記:2024/07/08
5269 東証プライム
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時価総額 22,129百万円
建築物の基礎杭の製造・販売・施工を行う基礎事業、コンクリート二次製品事業、不動産・太陽光発電事業を展開。コンクリートポールで国内トップシェア。コンクリートパイルは出荷シェア拡大。適正価格の浸透図る。 記:2024/10/25
6146 東証プライム
41,390
11/26 15:30
-1,340(-3.14%)
時価総額 4,483,241百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6857 東証プライム
8,834
11/26 15:30
-398(-4.31%)
時価総額 6,768,090百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
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時価総額 20,031百万円
富士通傘下の電池・電子部品メーカー。ニッケル水素電池、リチウム電池等の電池事業が主力。各種モジュール、スイッチング電源等の電子事業も。ニッケル水素電池は高付加価値市場に注力。新規ビジネス開拓にも取り組む。 記:2024/09/02
6988 東証プライム
2,408.5
11/26 15:30
-50(-2.03%)
時価総額 1,702,234百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7931 東証プライム
3,845
11/26 15:30
+95(2.53%)
時価総額 98,459百万円
電設資材・管工機材メーカー。岐阜県安八郡に本社。スイッチボックスで国内トップシェア。合成樹脂製可とう電線管、硬質塩化ビニル電線管等も。配線器具事業は非住宅分野中心に拡販。27.3期売上高470億円目指す。 記:2024/08/12
8140 東証プライム
4,920
3/27 15:00
-250(-4.84%)
時価総額 123,000百万円
半導体・電子部品の専門商社。ルネサス製品を中心に半導体や電子部品、システム機器などを扱う。デバイス事業は伸び悩む。ソリューション事業は情報通信分野の大口案件の終息等が響く。24.3期3Qは業績足踏み。 記:2024/02/24
8218 東証プライム
3,210
11/26 15:30
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時価総額 174,653百万円
ホームセンター大手。新潟県新潟市に本社。園芸・農業用品に強み。ECサイト「コメリドットコム」の運営等も行う。店舗数は1220店舗超。PB商品の売上高構成比率は4割超。農業者向け商品などは販売順調。 記:2024/10/25