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前場に注目すべき3つのポイント~バリュー株への水準修正の流れが意識されやすい

2020/5/28 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~バリュー株への水準修正の流れが意識されやすい 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:バリュー株への水準修正の流れが意識されやすい ■前場の注目材料:大日印、20/3営業利益12.8%増 562億円、期初計画を上回る ■関西ペイント、新材料をトヨタが採用、車載電池導電ペースト、まず「ヤリス」に ■バリュー株への水準修正の流れが意識されやすい 28日の日本株市場は、底堅い相場展開が続きそうである。27日の米国市場はNYダウが553ドル高と続伸。全米で経済活動の再開に伴い景気回復への楽観的な見方が広がり、上昇して寄り付いた。JPモルガン(JPM)のダイモンCEOが、比較的速やかな回復の可能性に言及したことも期待を強めた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円高の21640円。円相場は1ドル107円70銭台で推移している。 米国株高の流れを受けて、やや買い優勢の展開となろう。直近の上昇ピッチの速さから利食いも出やすいと考えられるほか、米国ではこれまで売り込まれていた銘柄への買い戻しが中心となっており、先行していたハイテク株等はまちまちの展開だった。日本においてもバリュー株を見直す流れが目立つ中、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が一服ともなれば、次第にこう着感が強まりやすいだろう。 とはいえ、ここ数日は日銀のETF買い入れは入らずも、後場に入ると断続的にインデックス買いが観測されている。経済活動再開への期待から需給は良好とも見られ、リスク選好地合いからショートポジションは積み上がりづらいだろう。そのため、高値もち合いながらも、短期筋のショートカバニーによって指数が押し上げられる局面は意識しておきたいところである。 物色はバリュー株への水準修正の流れが意識されやすい。一方で、クラウドやテレワークといった新型コロナが追い風とみられていたセクターや銘柄に対しては、売り込む流れはないものの、利食いの流れが強まりやすいだろう。また、足元で活発な取引が続いているバイオ株についても、やや利食い優勢の展開ともなれば、新興市場の中小型株特有の資金の逃げ足の速さから、荒い値動きには警戒しておきたいところである。 ■大日印、20/3営業利益12.8%増 562億円、期初計画を上回る 大日印<7912>が発表した2020年3月期決算は、売上高が前期比変わらずの1兆4018.94億円、営業利益が同12.8%増の562.74億円だった。営業利益は期初計画(510億円)を上回っての着地だった。印刷事業は、印刷用紙など原材料の値上がりの影響を受けたものの、情報イノベーション事業の拡大や、製造拠点の集約などのコスト削減効果によって増益。エレクトロニクス部門は、半導体製品用のフォトマスクが減少したが、有機ELディスプレイ製造用のメタルマスクが増加。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(21419.23、+148.06) ・NYダウは上昇(25548.27、+553.16) ・ナスダック総合指数は上昇(9412.36、+72.14) ・シカゴ日経225先物は上昇(21640、大阪比+150) ・1ドル107円70-80銭 ・SOX指数は上昇(1847.31、+26.80) ・VIX指数は低下(27.62、-0.39) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・世界的な経済活動再開 ・日米欧の大型経済対策 ・7-9月期の業績回復期待 ・日産自<7201>日産・ルノー・三菱自、役割分担で連携加速 ・トヨタ<7203>タイ全工場再開、印・欧州など続々 ・関西ペイント<4613>新材料をトヨタが採用、車載電池導電ペースト、まず「ヤリス」に ・井関農機<6310>スマート化推進、つくばみらい市とデータ駆使 ・サイバーダイン<7779>高齢者にリハビリロボ、筋力低下防ぐ ・楽天<4755>楽天モバイル、米イノアイ買収、5G開発強化 ・富士フイルム<4901>リポソーム製剤の開発加速、米メルクと提携 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
4613 東証プライム
2,071.5
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時価総額 435,887百万円
大手総合塗料メーカー。自動用や建築用、工業用の業務用塗料の製造、販売を主力に、家庭用治療や電子材料、バイオ関連製品も手掛ける。自動車用に強みを持つ。今期3Q累計は自動車を中心に伸長した。売価改善も浸透。 記:2024/04/15
4755 東証プライム
752.2
5/2 15:00
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時価総額 1,550,292百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
3,413
5/2 15:00
+44(1.31%)
時価総額 4,245,352百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6310 東証プライム
1,030
5/2 15:00
-1(-0.1%)
時価総額 23,675百万円
大手農業機械メーカー。稲作や野菜栽培用のトラクタや耕うん機等の整地用機械に加え、田植機や移植機等の栽培用機械、収穫用機械を製造、販売する。23年12月期の売上高は過去最高となった一方、販管費が増加した。 記:2024/03/07
7201 東証プライム
580
5/2 15:00
+0.7(0.12%)
時価総額 2,448,015百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(-0.67%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7779 東証グロース
201
5/2 15:00
-1(-0.5%)
時価総額 27,627百万円
医療・介護用装着型ロボを開発するベンチャー。医療機関向けレンタルが柱。販売も。海外は欧米を開拓。医療用HAL下肢タイプは465台が稼働中。米国における治療サービス売上は増加。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/07
7912 東証プライム
4,534
5/2 15:00
-31(-0.68%)
時価総額 1,438,366百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10