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後場に注目すべき3つのポイント~戻り売り圧力は強いがTOPIX優位は継続

2020/3/19 12:44 FISCO
*12:44JST 後場に注目すべき3つのポイント~戻り売り圧力は強いがTOPIX優位は継続 19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続落、戻り売り圧力は強いがTOPIX優位は継続 ・ル・円は109円台前半で推移、米長期金利の上昇を意識したドル買い継続 ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は続落、戻り売り圧力は強いがTOPIX優位は継続 日経平均は続落となり、前日比124.29円安の16602.26円(出来高概算12億9080万株)で前場の取引を終えた。18日の米国株式市場では、米国政府による経済対策がなかなか成立しないなか、全米50州で新型コロナウイルスへの感染が確認されたことに加え、原油価格の急落を受けて投資家心理が一段と悪化。主要3指数は揃って大幅安になったが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の16530円となり、東京時間朝方にかけて欧州中央銀行(ECB)による7500億ユーロのパンデミック対応購入プログラムが発表され、これを好感して東京市場には買いが先行した。 日経平均は朝方に一時400円を超える上げ幅となったが、戻り売り圧力の強さからその後は失速。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、値がさ株中心に下げ幅を拡大する銘柄が目立ち、日経平均はマイナスに転じる展開となった。セクターでは、陸運業が5%高になったほか、パルプ・紙、保険業、ゴム製品の上昇が目立った一方で、鉱業やその他金融業、海運業などはさえない。 売買代金上位銘柄では、トヨタ自動車<7203>、任天堂<7974>、ソニー<6758>、NTTドコモ<9437>、オリエンタルランド<4661>、KDDI<9433>、三菱UFJ<8306>、武田薬<4502>、ソフトバンク<9434>、みずほ<8411>が上昇。一方で、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、富士フイルム<4901>、キーエンス<6861>、東京エレクトロン<8035>、オリックス<8591>、日本電産<6594>はさえない。 本日の東京市場前場においては、世界的に株安が進むなかでビジョン・ファンドの評価損に対する警戒感や信用リスクの高まりからソフトバンクGが大幅安になるなか、ファーストリテなどの日経平均採用の値がさ株に対しては、225先物安に伴う裁定売りなどの需給面のマイナスインパクトが強まる状況ともなっている。一方で、足元で堅調な動きをみせる東証株価指数(TOPIX)は本日も前引け時点でプラス圏をキープしており、NT倍率の下げ基調は継続。年金基金による日本株買いや日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れへの思惑等もあって、NT(日経平均÷TOPIX)ショートの動きが継続しているとみられており、本日は既に前場からNT倍率は急速に下げている。 依然として原油相場の持ち直し期待に乏しいほか、直近で目立つ金や米国債などからキャッシュ化の流れは世界的に収束しておらず、明確な株式市場の底入れは依然として見極めづらい状況に変化はないだろう。しかし、本日の前引け時点では、日経平均は100円超の下げとなっているものの、物色としては東京市場の半数が値上がりとなっている。引き続きTOPIX型優位の地合いの継続が見込まれるなか、内需株のほか、短期的には3月末配当の権利取り売買などに投資妙味出てくる可能性はありそうだ。 ■ル・円は109円台前半で推移、米長期金利の上昇を意識したドル買い継続 19日午前の東京市場でドル・円は、一時109円49銭まで上昇し、一段高。日経平均は下落しているものの、TOPIXは堅調に推移しており、株価動向を意識したドル・円の取引ではないとの見方も出ている。欧州中央銀行(ECB)による臨時の資産購入プログラム導入を受けて、リスク選好的な円売りが観測されたが、米長期金利の上昇を意識したドル買いも観測されている。米国などによる大規模財政支出への期待は持続しており、目先的にリスク回避的なドル売り・円買いは抑制されるとの見方は少なくない。ここまでの取引レンジはドル・円は107円89銭から109円49銭、ユーロ・円は117円72銭から119円31銭、ユーロ・ドルは1.0899ドルから1.0981ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・日医工<4541>、ラクスル<4384>など、10銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁 「新型コロナは大恐慌並み、またはそれを上回る可能性」 ・日銀金融政策決定会合(議事要旨) 「大方の委員は物価安定の目標に向けたモメンタムが損なわれる恐れに注意が必要な状況は続いており、金融政策は緩和方向を意識して運営していくことが適切との見方を共有 「ある委員は、次なる景気後退への備えを考えておくべきであり、政府の財政政策および成長政策との連携強化が一層重要との考え」 【経済指標】 ・日・2月全国消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.6% (予想:+0.6%、1月:+0.8%) ・豪・2月失業率:5.1% (予想:5.3%、1月:5.3%) ・豪・2月雇用者数増減:+2.67万人 (予想:+0.63万人、1月:+1.35万人) <国内> ・13:30 1月全産業活動指数(前月比予想:+0.2%、12月:0.0%) <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 19件
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時価総額 54,546百万円
インターネット印刷・広告シェアリングプラットフォーム「ラクスル」や物流シェアリングプラットフォーム「ハコベル」を運営。ラクスルは好調。注文単価は横ばいだが、購入者数は増加。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
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5/15 15:00
-46(-1.09%)
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製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4541 東証プライム
35
3/28 15:00
±0(0%)
時価総額 24,670百万円
ジェネリック医薬品大手。自社開発のジェネリック医薬品や先行医薬品を医療機関向けに供給。製造・品質管理体制の改善図る。日医工グループは損益改善。販売数量増や在庫適正化策等が寄与。23.3期3Qは増収。 記:2023/03/03
4661 東証プライム
4,549
5/15 15:00
-67(-1.45%)
時価総額 8,272,134百万円
ディズニーリゾート運営会社。アジアで最大規模。東京ディズニーランドやディズニーシー、ホテル、複合商業施設を展開する。今期3Q累計はテーマパークとホテルが堅調に推移した。入園者数や商品、飲食の販売が増加。 記:2024/02/23
3,431
5/15 15:00
-27(-0.78%)
時価総額 4,267,742百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6594 東証プライム
6,968
5/15 15:00
-18(-0.26%)
時価総額 4,154,907百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6758 東証プライム
12,950
5/15 15:00
+985(8.23%)
時価総額 16,331,012百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
70,550
5/15 15:00
-510(-0.72%)
時価総額 17,158,324百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
3,408
5/15 15:00
+19(0.56%)
時価総額 55,601,476百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
8,320
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-115(-1.36%)
時価総額 10,805,101百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
35,230
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+640(1.85%)
時価総額 16,615,631百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,590.5
5/15 15:00
-15(-0.93%)
時価総額 21,125,013百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
3,099
5/15 15:00
+17(0.55%)
時価総額 7,869,136百万円
3メガ銀の一角。傘下に銀行、信託、証券など。連結総自己資本比率は15.97%。配当性向40%は目安。特定取引収益は伸び悩むが、貸出金利息は伸長。役務取引等収益なども増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/30
8591 東証プライム
3,323
5/15 15:00
-3(-0.09%)
時価総額 4,181,254百万円
大手金融サービス。リースやローン、投資、生保、銀行、不動産開発・賃貸、再生可能エネルギーなど事業領域多岐。不動産は運営施設のサービス収入が増加。事業投資・コンセッションは伸長。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,316
5/15 15:00
-91(-2.06%)
時価総額 9,944,841百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9434 東証プライム
1,916.5
5/15 15:00
-7.5(-0.39%)
時価総額 9,174,563百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(0%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9983 東証プライム
40,750
5/15 15:00
+50(0.12%)
時価総額 12,967,506百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,359
5/15 15:00
+12(0.14%)
時価総額 14,402,172百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10