マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
38,675.68
+450.02
暗号資産
FISCO BTC Index
5/7 4:41:32
9,692,919
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~より需給状況が良好な銘柄には買い戻しの流れが強まりやすい

2019/12/2 12:41 FISCO
*12:41JST 後場に注目すべき3つのポイント~より需給状況が良好な銘柄には買い戻しの流れが強まりやすい 2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、より需給状況が良好な銘柄には買い戻しの流れが強まりやすい ・ドル・円は小じっかり、株高受けリスク選好的な円売り ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は大幅反発、より需給状況が良好な銘柄には買い戻しの流れが強まりやすい 日経平均は大幅反発。257.97円高の23551.88円(出来高概算4億5000万株)で前場の取引を終えた。11月29日の米国市場では、NYダウが112ドル安だったが、今年のブラックフライデーはオンラインでの売上高が74億ドル(約8100億円)に達する見通しと伝えられるなど、米年末商戦の出足が好調となったことが安心感につながった。また、中国の11月製造業PMIは市場予想に反し、景況拡大と悪化の分かれ目となる50を7カ月ぶりに上回ったことが材料視された。円相場は1ドル109円70銭台と円安に振れて推移していることも安心感につながるなか、シカゴ先物水準を上回って始まると、寄り付き後速い段階で23500円台を回復。その後は高値圏での横ばいが続いている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1500を超えており、全体の7割近くを占めている。セクターでは、原油先物相場の下落影響から鉱業、石油石炭が冴えない他は、31業種が上昇。ガラス土石、海運、その他製品、パルプ紙、卸売、電気機器、医薬品が堅調。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、TDK<6762>、テルモ<4543>、セコム<9735>、信越化<4063>、アステラス薬<4503>が堅調。 日経平均は寄り付き後速い段階で23500円を回復すると、その後は高値圏での底堅い値動きが続いている。米ブラックフライデーの好調なほか、中国の製造業PMIが予想外に判断の分かれ目となる50を上回ったことが、買い戻しを誘う格好となったようである。週明けの米国市場では11月のISM製造業景況指数の発表が予定されている。景気拡大・縮小の節目となる50を3カ月連続で下回っているが、10月については9月からは改善している。足元では7-9月の米実質国内総生産(GDP)改定値は、速報値から上方修正され、エコノミスト予想も上回っていた。こういった流れから製造業PMIの50回復が意識されてきており、より買い戻しを誘う流れになっているようである。 とは言え原油先物相場下落の影響からエネルギー株の一角が冴えないなど、冷静な対応でもあるため、225型の先物主導によるインデックス売買が中心となる中でも、より需給状況が良好な銘柄には買い戻しの流れが強まりやすいだろう。その他、マザーズ指数は小幅に反落となっているが、足元の急ピッチのリバウンドに対する一服といったところであろう。中小型株については出遅れ感の強い銘柄を見直す動きに広がりがみられているため、出遅れ銘柄を探る動きとなろう。 ■ドル・円は小じっかり、株高受けリスク選好的な円売り 2日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。株高を受けたリスク選好的な円売りで、ドルは109円70銭付近に浮上した。 ドル・円は、日経平均株価の堅調地合いを背景に円売りが進み上昇基調に。また、上海総合指数やハンセン指数もプラス圏推移で、リスク選好の円売りを支援。ユーロ・円や豪ドル・円などクロス円がドルを押し上げた。 ドルはその後も高値圏を維持。ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いで日本株高継続を期待した円売りに振れやすい。また、中国株や米株式先物もプラス圏で推移し、今晩の株高を先取りしたドル買いも観測される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円49銭から109円71銭、ユーロ・円は120円59銭から120円89銭、ユーロ・ドルは1.1015ドルから1.1027ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・トミタ電機<6898>、セルソース<4880>など、8銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・特になし 【経済指標】 ・日・7-9月期法人企業統計・設備投資全産業:前年比+7.1%(予想:+5.0%、4-6月期:+1.9%) ・豪・10月住宅建設許可件数:前月比-8.1%(予想:-1.0%、9月:+7.2%←+7.6%) ・中・11月財新製造業PMI:51.8(予想:51.5、10月:51.7) <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 9件
4063 東証プライム
5,989
5/2 15:00
-85(-1.4%)
時価総額 12,122,473百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4503 東証プライム
1,558
5/2 15:00
+33(2.16%)
時価総額 2,860,257百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4543 東証プライム
2,663
5/2 15:00
+4(0.15%)
時価総額 3,969,726百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4880 東証プライム
1,511
5/2 15:00
-36(-2.33%)
時価総額 28,233百万円
再生医療が柱のバイオベンチャー。変形性膝関節症治療向け脂肪・血液由来の組織・細胞加工受託サービスが主力。エクソソーム製剤の事業化にも注力。化粧品原料や卵子凍結保管受託サービスを強化育成。1Qは増収確保。 記:2024/03/29
6762 東証プライム
6,943
5/2 15:00
-218(-3.04%)
時価総額 2,699,244百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6898 東証スタンダード
1,568
5/2 14:56
±0(0%)
時価総額 1,281百万円
ソフトフェライト製品メーカー。エレクトロニクス製品に使われるフェライトコアやコイル・トランス等を製造、販売。EVバッテリー管理システム向けは足踏み。24.1期通期は業績苦戦。25.1期は黒字転換計画。 記:2024/04/14
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(0.39%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
9735 東証プライム
10,690
5/2 15:00
-165(-1.52%)
時価総額 2,493,977百万円
警備サービス最大手。機械警備や常駐警備、現金護送に加え、警備とシナジー効果のある防災、メディカル、保険、地理情報なども展開。強固な顧客基盤に強み。セキュリティサービスや防災の好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/29
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(-0.9%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27