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後場に注目すべき3つのポイント~7月高値を前にこう着、グロース株への押し目買い注視

2019/9/12 12:43 FISCO
*12:43JST 後場に注目すべき3つのポイント~7月高値を前にこう着、グロース株への押し目買い注視 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は8日続伸、7月高値を前にこう着、グロース株への押し目買い注視 ・ドル・円は小じっかり、円売り基調で1カ月半ぶり108円台 ・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はダイキン工業<6367> ■日経平均は8日続伸、7月高値を前にこう着、グロース株への押し目買い注視 日経平均は8日続伸。180.28円高の21778.04円(出来高概算7億2232万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場は、新製品・新サービスを発表した米アップル株が3%を超える上昇となり、ハイテク銘柄全体に買いが広がり、堅調推移となった。これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円高の21665円に。また、東京市場朝方にかけて、トランプ大統領が2500億ドル分の中国製品に対する制裁関税の拡大を10月15日に先送りすると発表したことから、為替市場でドル円が1ドル=108円台を回復。米中貿易摩擦への緩和期待を背景に、本日の日経平均はシカゴ日経225先物清算値を大きく上回る格好で寄り付いた。その後も値がさ株中心に買いが優勢となり、日経平均は直後に上げ幅が200円を超える場面もみられた。前場中ごろから開始されたアジア株式市場がまちまちの展開となるなか、前引けにかけての日経平均は高値圏でこう着となった。 セクターでは、その他製品が2%の上昇となったほか、空運業、電気・ガスが上昇した一方で、石油石炭製品、パルプ・紙、銀行業などは軟調。売買代金上位では、ヤフー<4689>の子会社化を発表したZOZO<3092>がTOB価格にサヤ寄せする格好から急伸しているほか、任天堂<7974>、東京エレクトロン<8035>、ソニー<6758>、村田製作所<6981>、ファナック<6954>、キーエンス<6861>などが上昇。一方で、足元で戻り基調であった三菱UFJ<8306>などのメガバンクに対して利益確定売りの動きが出たほか、GMOPG<3769>、ソフトバンクG<9984>やトヨタ自動車<7203>もさえない動きになった。決済代行を担うGMOPGは、ZOZOのヤフー傘下入りに伴う同社サービスの鞍替え懸念から売りが優勢となったもよう。 為替相場においては、足元で投機筋が8月末にかけて積み上げた差し引き3万枚超の円買い・ドル売りポジションの解消が急速に進んでいるとみられ、前述の通り1ドル=108円台へと約1ヶ月ぶりの円安・ドル高水準に振れている。ただ、ドル・円は、投機筋の円買いポジションの積み上がりが始まる前の水準に戻したに過ぎず、日経平均も7月25日につけた戻り高値21823.07円を前に上値の重さがいったん意識されている。なお、本日は週末の先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えた9月限の最終売買日ということもあり、225先物は限月交代に伴うロールオーバーが中心となっており、朝方にみられたショートカバーの動きもやや落ち着いてきているようだ。 前日の米国株式市場で、今週初からみられた成長株(グロース株)から割安株(バリュー株)への資金シフトの動きにやや陰りがみられたこともあり、東京市場でも同様の動きとなっている。特に金融セクターに関しては、米10年債利回りの上昇基調は続いているものの、本日のメガバンク株は揃って利食い売りの動きとなっている。とはいえ、米中対立が緩和に向かっていることを背景にした景気敏感株の堅調推移が継続している点は、投資家心理にもポジティブに働こう。物色としても、週初から割高感を意識した売りが優勢となっていたグロース株に対する押し目買いの動きにも視野を広げておきたいところである ■ドル・円は小じっかり、円売り基調で1カ月半ぶり108円台 12日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。日本株高を受けたリスク選好の円売りを背景に、8月1日以来1カ月半ぶりに108円台を回復した。 ドル・円は、107円後半で寄り付き後、米中貿易摩擦や米国のイラン政策に対する懸念が後退し、円売りが先行。また、日経平均株価や上海総合指数、欧米株式先物堅調地合いを背景に円は一段安となりドルは108円台を回復。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いで推移しており、目先の日本株高継続への期待感から円売り地合いが続く。また、今晩開催の欧州中銀(ECB)理事会で一段の緩和的な政策を見込んだユーロ売りも、ドルの押し上げ要因。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円78銭から108円10銭、ユーロ・円は118円66銭から119円07銭、ユーロ・ドルは1.1008ドルから1.1015ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・省電舎ホールディングス<1711>、アイスタディ<2345>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はダイキン工業<6367> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「中国への追加関税発動を10月1日から10月15日に延期」 【経済指標】 ・日8月国内企業物価指数:前年比-0.9%(予想:-0.8%、7月:-0.6%) ・日・7月機械受注(船舶・電力を除く民需):前月比-6.6%(予想:-8.0%、6月:+13.9%) <国内> ・13:30 7月第3次産業活動指数(前月比予想:-0.3%、6月:-0.1%) <海外> ・15:00 独・8月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.4%、速報値:+1.4%) 《HH》
関連銘柄 15件
1711 東証スタンダード
561
4/23 15:00
+62(12.42%)
時価総額 4,899百万円
企業の省エネ化を支援するソリューションビジネスを展開。リノベーション、リノベーション後の物件販売等も。株主優待制度導入。省エネルギー関連事業は増収。販管費の減少等で、24.3期3Qは営業黒字転換。 記:2024/03/30
2345 東証スタンダード
249
4/23 15:00
+20(8.73%)
時価総額 4,318百万円
M&Aでブロックチェーン関連が主力に。技術者派遣や暗号資産運用も。24.10期1Qはゲーム会社との協業によるNFTゲームの収益化を推進。5月に暗号資産「スケブコイン」を子会社運営の暗号資産交換所に上場へ。 記:2024/04/12
3092 東証プライム
3,370
4/23 15:00
-47(-1.38%)
時価総額 1,050,240百万円
日本最大の衣料品EC「ZOZOTOWN」を運営。ヤフーLINE傘下。24.3期3Q累計は商品取扱高が着実増。販管費増こなし増収増益に。通期最高業績を計画。配当性向の目安を5割→7割に修正。大幅増益を予定。 記:2024/02/08
7,400
4/23 15:00
-212(-2.79%)
時価総額 566,529百万円
EC業者に決済代行サービスを提供。後払い型決済などの金融サービスも。GMOグループ。決済代行事業は堅調。大型案件の決済端末は出荷高水準。23.9期通期は2桁の増収、営業増益。24.9期は2桁増収増益計画。 記:2024/01/27
4689 東証プライム
356.8
4/23 15:00
+1.6(0.45%)
時価総額 2,722,798百万円
ヤフー、LINEなどの再編により誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。コマース事業は堅調。アスクルグループ、ZOZOグループが売上増。戦略事業は売上伸長。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/22
6367 東証プライム
19,950
4/23 15:00
+270(1.37%)
時価総額 5,847,624百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6758 東証プライム
12,495
4/23 15:00
-35(-0.28%)
時価総額 15,757,220百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
64,370
4/23 15:00
+650(1.02%)
時価総額 15,655,299百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,400
4/23 15:00
-26(-0.59%)
時価総額 4,442,007百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
6981 東証プライム
2,749
4/23 15:00
+3.5(0.13%)
時価総額 5,573,441百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
3,511
4/23 15:00
-6(-0.17%)
時価総額 57,281,919百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
7,498
4/23 15:00
-27(-0.36%)
時価総額 9,737,578百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
32,500
4/23 15:00
+50(0.15%)
時価総額 15,328,072百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,554.5
4/23 15:00
+8.5(0.55%)
時価総額 20,646,861百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
9984 東証プライム
7,518
4/23 15:00
+7(0.09%)
時価総額 12,953,168百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10