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後場に注目すべき3つのポイント~200日線水準回復で週末へ

2019/9/6 12:40 FISCO
*12:40JST 後場に注目すべき3つのポイント~200日線水準回復で週末へ 6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日続伸、200日線水準回復で週末へ ・ドル・円は小じっかり、日本株高などで円売り継続 ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はダイキン<6367> ■日経平均は4日続伸、200日線水準回復で週末へ 日経平均は4日続伸。126.60円高の21212.54円(出来高概算5億8000万株)で前場の取引を終えている。 5日の米株式市場でNYダウは大幅続伸し、372ドル高となった。米中が10月に閣僚級の貿易協議を開くと伝わり、米中摩擦への懸念が後退。8月のADP雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことや、長期金利の上昇も投資家心理の改善につながった。円相場は1ドル=107円近辺まで下落しており、本日の日経平均はこうした流れを好感し115円高からスタート。前日に400円を超える大幅高となったことから、朝方は戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面もあったが、前場中ごろを過ぎると一時21241.29円(155.35円高)まで上昇した。東証1部の値上がり銘柄数は1023、対して値下がり銘柄数は1003とほぼ拮抗している。 個別では、ファーストリテ<9983>が2%超上昇し、1銘柄で日経平均を約53円押し上げた。任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>もしっかり。積水ハウス<1928>や日本ハウスHD<1873>は決算が好感され、アウトソシング<2427>は一部報道を受け中期成長期待が高まったようだ。資本業務提携を発表した大和証G<8601>とクレセゾン<8253>も揃って買い優勢。中小型株ではKLab<3656>が連日で活況となり、アトラ<6029>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>が3%近い下落。出資する米シェアオフィス大手について、上場当初の時価総額が市場予想の半分程度になる見通しと報じられている。携帯電話事業の本格開始が後ずれする見通しと報じられた楽天<4755>は5%の下落。その他売買代金上位ではソニー<6758>や東エレク<8035>がさえない。また、楽天とともにショーエイコーポ<9385>やコロプラ<3668>が東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、輸送用機器、機械、ガラス・土石製品などが上昇率上位。反面、電気・ガス業、情報・通信業、鉱業などが下落率上位だった。 日経平均は戻り待ちの売りをこなしつつ堅調に推移し、3ケタの上昇で前場を折り返した。米中協議の再開については前日の取引で織り込み済みだろう。しかしADP雇用統計に加え、8月のサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことは明るい材料だ。米経済の減速懸念が後退し、為替相場が円安方向に傾いたことで輸出企業の採算改善も期待される。 しかし日経平均の日足チャートを見ると、21200円台に位置する200日移動平均線に上値を抑えられている。8月初めに急落する前は21000円台でもみ合う場面が多かったため、節目として意識される200日線水準を回復したことで戻り待ちの売りが出やすいだろう。また週末に加え、今晩の米国では8月雇用統計の発表が控えており、来週から再来週にかけて12日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を皮切りに日米欧の中央銀行が相次ぎ金融政策決定会合を開く。こうしたイベントを前に目先の利益を確保する動きも出てきやすいと考えられる。日経平均に比べ東証株価指数(TOPIX)の上昇が鈍い点も気になるところ。後場の日経平均は堅調ながらこう着感を強めそうだ。 ■ドル・円は小じっかり、日本株高などで円売り継続 6日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。日本株や中国株、欧米株式先物の上昇を手がかりに円売りが進み、ドルは107円10銭付近まで値を上げた。 ドル・円は、106円後半で寄り付いた後、日経平均株価や上海総合指数の上昇でリスク選好的な円売りが先行。また、欧米株式先物のプラス圏推移で、今晩の株高を見込んだドル買いもみられ一時107円10銭付近に浮上した。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持しており、目先の日本株高継続への期待感から円売り地合いに変わりはない。また、米10年債利回りは1.57%台で底堅く推移しており、現時点でまとまったドル売りは想定しにくい。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円89銭から107円09銭、ユーロ・円は117円33銭から117円45銭、ユーロ・ドルは1.1031ドルから1.1038ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・フォーライフ<3477>、アトラ<6029>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はダイキン<6367> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・7月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比-0.3%(予想:+0.1%、6月:+0.4%) ・日・7月家計支出:前年比+0.8%(予想:+0.8%、6月:+2.7%) <国内> ・14:00 7月景気動向指数・先行速報値(予想:93.2、6月:93.3) <海外> ・15:00 独・7月鉱工業生産(前月比予想:+0.4%、6月:-1.5%) 《HH》
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時価総額 12,560百万円
在来木造住宅を設計・施工・販売。マンションやリフォームも。ホテル経営の子会社を有す。完工は5~10月に集中。決算期変更に伴う6カ月変則決算の24.4期は閑散期間のみの計上に。25.4期は黒字転換の見込み。 記:2024/02/05
1928 東証プライム
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2427 東証プライム
1,749.5
5/15 15:00
±0(0%)
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製造業向け人材派遣・業務請負が柱。M&Aを活用して国内外で事業拡大。昨年12月に発表したMBOの一環として米投資ファンドのベインが1株1755円でTOB実施。今年3月にTOBが成立し、同社株は上場廃止へ。 記:2024/04/10
3477 東証グロース
584
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3656 東証プライム
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5/15 15:00
-13(-5%)
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ゲーム開発会社。モバイルオンラインゲーム開発やオリジナルIPの開発などを展開。メタバース向けコンテンツ事業や、「顔認証Web3ウォレット」の開発も展開。キャプテン翼の停滞もあり、23.12期は足踏み。 記:2024/03/27
3668 東証プライム
612
5/15 15:00
-17(-2.7%)
時価総額 79,550百万円
スマホゲーム制作会社。「魔法使いと黒猫のウィズ」や「白猫プロジェクト」が代表作。位置情報集約分析サービスも展開。起業家やXR企業への投資も事業領域。前年の反動減やクローズタイトルの影響で1Qは足踏み。 記:2024/03/28
4755 東証プライム
792.1
5/15 15:00
-25.8(-3.15%)
時価総額 1,632,526百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
6029 東証スタンダード
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鍼灸接骨院をFC展開。接骨院向け開業支援や機器販売、療養費請求代行、玩具販売なども。23.12期3Q累計は接骨院加盟、玩具販売ともに足踏み。訴訟費用を特損に計上。ブレインテック活用の新施術サービスを開始。 記:2024/01/18
6367 東証プライム
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時価総額 7,260,434百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6758 東証プライム
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+985(8.23%)
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6861 東証プライム
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-510(-0.72%)
時価総額 17,158,324百万円
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7203 東証プライム
3,408
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時価総額 55,601,476百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
8,320
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-115(-1.36%)
時価総額 10,805,101百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
35,230
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8253 東証プライム
2,869
5/15 15:00
-48.5(-1.66%)
時価総額 532,042百万円
流通系で国内最大のクレジットカード会社。信用保証や不動産ビジネスも。ファイナンス事業は堅調。セゾンの資産形成ローンは貸出残高が増加。エンタテインメント事業はチケット販売が堅調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/08
8601 東証プライム
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大手証券会社。有価証券業を中心とするリテール、ホールセールに加え、アセットマネジメントや投資事業を行う。海外はアジアを中心に事業展開する。今期3Q累計は委託の株券売買高や債券等の引受高が増加した。 記:2024/02/01
9385 東証スタンダード
606
5/15 15:00
+11(1.85%)
時価総額 4,757百万円
プラスチックフィルムが中心の包装資材メーカー。DM発送代行、化粧品OEM、百均向け商品販売も。24.3期3Q累計は商品販売の採算良化を主因に営業益急改善。営業外にデリバティブ評価益。不動産売却特益も計上。 記:2024/03/06
9983 東証プライム
40,750
5/15 15:00
+50(0.12%)
時価総額 12,967,506百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,359
5/15 15:00
+12(0.14%)
時価総額 14,402,172百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10