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後場に注目すべき3つのポイント~なお持ち高調整にとどまる印象

2019/8/30 12:43 FISCO
*12:43JST 後場に注目すべき3つのポイント~なお持ち高調整にとどまる印象 30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、しかしなお持ち高調整にとどまる印象 ・ドル・円は106円半ば、日本株高継続の見方で円売りも ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は大幅反発、しかしなお持ち高調整にとどまる印象 日経平均は大幅反発。240.57円高の20701.50円(出来高概算4億7000万株)で前場の取引を終えている。 29日の米株式市場でNYダウは続伸し、326ドル高となった。追加関税の応酬で米中摩擦の深刻化が懸念されるなか、中国政府が冷静な交渉による解決を望む姿勢を示したことで市場の警戒感が和らいだ。米長期金利の上昇に伴い円相場は1ドル=106円台まで下落し、本日の日経平均は米株高や円安を好感して180円高からスタート。アジア株の堅調推移も支援材料となり、前引けにかけて20700円台に乗せた。ただ、ここまでの上下の値幅は68円ほどにとどまっており、週末を控え上値の重さも窺えた。東証1部の値上がり銘柄は全体の8割強、対して値下がり銘柄は1割ほどとなっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、ディーエヌエー<2432>など売買代金上位は全般堅調。ソニーは保有するオリンパス<7733>株の売却を発表した。オリンパスは立会外取引でその自社株を取得し、5%超の上昇。ディーエヌエーは朝方急伸し、取引時間中の年初来高値を付ける場面があった。米中摩擦への懸念が和らぎ、SUMCO<3436>やアドバンテス<6857>といった半導体関連株、安川電<6506>などの設備投資関連株、太陽誘電<6976>などの電子部品株は上げが目立つ。一部証券会社による高評価が観測された楽天<4755>も大きく買われ、レッグス<4286>は東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金上位では資生堂<4911>が利益確定売りに押され逆行安。第3四半期決算が減益となったパーク24<4666>は東証1部下落率トップとなり、レーティング引き下げ観測の山崎パン<2212>も上位に顔を出している。セクターでは、石油・石炭製品、証券、精密機器などが上昇率上位で、その他も全般堅調。不動産業のみ小幅に下落した。 米中双方が対話に前向きな姿勢を示し、摩擦激化への懸念が和らいだことで、株価指数先物や景気敏感株に買い戻しが入っている。ただ、引き続きニュースフローや海外株、為替・金利相場睨みの持ち高調整といったところだろう。東証1部のここまでの売買代金は7800億円ほどで、1日を通じてもここ数日と同様に1兆6000億円前後にとどまるとみられる。積極的な買いが入っているとは考えづらい。週末を控えているうえ、9月1日には米国による対中制裁関税「第4弾」の発動が予定され、来週は米8月雇用統計の発表などがある。先週末に米NYダウが急落した記憶も新しく、ポジションを持ち越したくないと考える投資家が多そうだ。日経平均は20700円台に乗せてきたが、この水準は足元のもち合いレンジ上限に当たり、週初の急落局面で日経レバETF<1570>を押し目買いした個人投資家の利益確定売りも出やすいだろう。 このところ堅調な値動きだった資生堂や不動産株には利益確定の売りが出ている。また、短期の値幅取り狙いの個人投資家は個別材料や証券各社のレーティングなどを手掛かりに買いを入れているが、やはり足が速いという印象。株式相場全体の先高感が高まらず、腰の入った買いとはなりづらいだろう。 ■ドル・円は106円半ば、日本株高継続の見方で円売りも 30日午前の東京市場でドル・円は106円50銭付近と、やや値を戻す展開。ランチタイムの日経平均先物や上海総合指数は堅調地合いが続き、株高を好感した円売りに振れやすい地合いのようだ。また、米10年債利回りは緩やかに持ち直しており、ドル買いも観測される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円38銭から106円54銭、ユーロ・円は117円59銭から117円82銭、ユーロ・ドルは1.1050ドルから1.1060ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ディ・アイ・システム<4421>、セルシード<7776>がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 ・クノット・オランダ中銀総裁 「現在、QEを再開する必要ない」 「ECBの9月理事会での市場の期待は行き過ぎ」 「ECBにはまだ、伝統的政策を利用する余地がある」 ・トランプ米大統領 「米中、29日に貿易について話し合う」 ・中国 「米国との対立激化に反対。貿易戦争を冷静に解決する意向、現状では報復しない」 【経済指標】 米・4-6月期GDP改定値:前期比年率+2.0% (予想:+2.0%、速報値:+2.1%) 米・4-6月期個人消費改定値:前期比年率+4.7% (予想:+4.3%、速報値:+4.3%) 米・先週分新規失業保険申請件数:21.5万件 (予想:21.4万件、前回:21.1万件←20.9万件) 米・失業保険継続受給者数:169.8万人 (予想:168.6万人、前回:167.6万人←167.4万人) <国内> ・特になし <海外> ・15:00 独・7月小売売上高(前月比予想:-1.3%、6月:+3.5%) ・15:00 英・8月全国住宅価格(前月比予想:+0.1%、7月:+0.3%) 《HH》
関連銘柄 16件
2212 東証プライム
3,758
5/8 15:00
+93(2.54%)
時価総額 827,824百万円
国内最大の製パン会社。菓子パンに強み。コンビニの経営も。傘下に洋菓子の不二家。24.12期は菓子パンの増販や子会社の改善を想定。前期に行った値上げ効果の通期化も見込む。最高業績の連続更新を計画。増配予定。 記:2024/02/15
2432 東証プライム
1,620.5
5/8 15:00
+10(0.62%)
時価総額 211,007百万円
インターネットサービス会社。モバイル向けソーシャルゲーム・プラットフォーム「Mobage」等を手掛ける。ゲーム事業はユーザ消費額が伸び悩む。ライブストリーミング事業は黒字転換。24.3期3Qは増収。 記:2024/03/04
3436 東証プライム
2,419
5/8 15:00
+11(0.46%)
時価総額 847,073百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
4286 東証スタンダード
1,407
5/8 15:00
-13(-0.92%)
時価総額 15,252百万円
マーケティング支援サービス会社。食品や飲料、流通等向けにグッズやノベルティ等の商品開発、商品プロモーション等を行う。エンタメ顧客向けOEMは堅調。23.12期通期は増収増益。24.12期は大幅増益計画。 記:2024/02/23
4421 東証スタンダード
810
5/8 15:00
+4(0.5%)
時価総額 2,475百万円
独立系のSI中堅。大手SIを元請けとする常駐業務が多い。ITエンジニアの教育支援、セキュリティ製品の販売等も。システムインテグレーション事業は堅調。23.9期通期は2桁増収増益。24.9期は2桁増収計画。 記:2024/01/27
4666 東証プライム
1,698
5/8 15:00
-6(-0.35%)
時価総額 290,440百万円
時間貸し駐車場「タイムズ」を運営。英国や豪州などにも進出。カーシェアが成長。レンタカーも。23.10期1Qは交通量回復により駐車場の稼働率改善。外出機会増でカーシェアも好調続く。通期最高業績・復配を計画。 記:2024/04/12
4755 東証プライム
794.6
5/8 15:00
-3(-0.38%)
時価総額 1,637,678百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
4911 東証プライム
4,297
5/8 15:00
-23(-0.53%)
時価総額 1,718,800百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6506 東証プライム
6,465
5/8 15:00
-168(-2.53%)
時価総額 1,724,151百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
6758 東証プライム
12,050
5/8 15:00
-630(-4.97%)
時価総額 15,196,038百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,150
5/8 15:00
-72(-1.38%)
時価総額 3,945,770百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,578
5/8 15:00
-125(-2.66%)
時価総額 4,621,706百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
6976 東証プライム
3,643
5/8 15:00
-4(-0.11%)
時価総額 474,384百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
7733 東証プライム
2,257.5
5/8 15:00
-26.5(-1.16%)
時価総額 2,902,901百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
7776 東証グロース
219
5/8 15:00
+7(3.3%)
時価総額 7,008百万円
東京女子医大発のバイオベンチャー。細胞培養技術に強み。細胞培養器材の販売、細胞シート再生医療事業等を手掛ける。23.12期通期は2桁増収。再生医療支援事業が売上牽引。細胞培養器材事業では海外売上が伸びる。 記:2024/02/13
9984 東証プライム
7,941
5/8 15:00
-137(-1.7%)
時価総額 13,681,978百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10