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前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は決算を手掛かりとした個別対応

2019/8/9 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は決算を手掛かりとした個別対応 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後は決算を手掛かりとした個別対応 ■前場の注目材料:富士フイルム、1Q営業利益0.7%増、コンセンサス下回る ■クボタ、エリア空調機増産、工場の暑さ対策用、出荷2倍の年1000台 ■買い一巡後は決算を手掛かりとした個別対応 9日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買いが先行しようが、買い一巡後は狭いレンジでのこう着感の強い相場展開になりそうだ。8日の米国市場では、NYダウが371ドル高となった。中国の7月貿易収支で輸出が予想外に増加し、世界経済減速への懸念緩和から買いが先行。中国人民銀行が人民元売買の基準値を予想よりも元高に設定したほか、主要国での長期金利低下が一服したことから、一部銘柄に買い戻しが広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比215円高の20775円。円相場は1ドル105円80銭台と円高に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行となるほか、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が急伸し、16%を超える上昇となっており、これが支援材料になりそうである。ただし、中国人民銀行が基準値を予想よりも元高に設定したことによる市場反応は前日の段階でみられており、改めて買い上がる材料には乏しいだろう。また、AMDの急伸についても同社のCPUの新製品採用に伴う個別の材料であり、波及効果も限られそうである。 また、決算発表がピークを迎えており、前日には300社超、本日は600社を超える企業の決算発表が予定されており、積極的には動きづらいところである。さらに3連休前であるほか、お盆休みに入ることから参加者も限られてくる。そのため、薄商いの中を先物主導によるインデックス売買の影響をより受けやすくなるだろう。週末要因から短期筋のショートカバーは意識されるものの、全体の方向感は掴みづらい。 そのため、物色はリバランスのほか、決算を手掛かりとした個別対応といったところ。昨日決算を発表したところでは、資生堂<4911>、国際石油開発帝石<1605>、テルモ<4543>辺りに関心が集まろう。また、個人主体の中小型株では、SDエンター<4650>、夢展望<3185>、シンデンハイテ<3131>、ピアラ<7044>、アサカ理研<5724>、AKIBA<6840>、PSS<7707>辺りに短期資金が向かいやすい。 なお、指値状況が薄いこともあり、決算に対する市場反応が上にしても下にしても相当大きくなっている。特に不安定な相場環境の中でポジションがロングに傾いていないこともあり、ポジティブな決算に対する株価反応の大きさが目立っている。しかし、日替わり的な物色になりやすいこともあり、決算評価とはいえ、急ピッチの上昇に対するその後の反動安も警戒しておく必要があるだろう。 ■富士フイルム、1Q営業利益0.7%増、コンセンサス下回る 富士フイルム<4901>は第1四半期決算を発表。営業利益は前年同期比0.7%増の371.13億円だった。コンセンサス(480億円程度)を下回っている。ミラーレスデジタルカメラの入門モデルの販売が減ったのが響いたが、ドキュメント事業が構造改革により増益となったほか、ヘルスケア事業も改善。あわせて、1300万株(発行済み株数に対する割合(自社株除く) 3.18%)、500億円を上限に自社株買いを発表しており、材料視されよう。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(26378.19、+371.12) ・ナスダック総合指数は上昇(8039.16、+176.33) ・シカゴ日経225先物は上昇(20775、大阪比+215) ・SOX指数は上昇(1491.26、+39.14) ・VIX指数は低下(16.91、-2.58) ・米原油先物は上昇(52.54、+1.45) ・日経平均は上昇(20593.35、+76.79) ・株安局面での自社株買い ・米追加利下げ期待 ・欧州中央銀行(ECB)が追加緩和検討 ・日銀のETF購入 ・コマツ<6301>中国でPM減少装置生産、価格競争で優位に ・みずほ<8411>傘下のみずほ銀行とM&Aキャピタルが提携 ・SCREEN<7735>バイオVBに追加出資、共同開発を加速 ・ダイフク<6383>空港情報システム会社買収 ・トヨタ<7203>プリファード・ネットワークスと、生活支援サービスロボ開発 ・クボタ<6326>エリア空調機増産、工場の暑さ対策用、出荷2倍の年1000台 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4-6月期GDP速報値(前期比年率予想:+0.5%、1-3月期:+2.2%) ・08:50 7月マネーストックM3(前年比予想:+2.0%、6月:+2.0%) <海外> ・08:30 ロウ豪準備銀行総裁が半期議会証言 ・10:30 豪準備銀行が四半期金融政策報告発表 ・10:30 中・7月消費者物価指数(前年比予想:+2.7%、6月:+2.7%) ・10:30 中・7月生産者物価指数(前年比予想:-0.1%、6月:0.0%) 《SF》
関連銘柄 17件
1605 東証プライム
2,373
4/18 15:00
-55(-2.27%)
時価総額 3,290,561百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
3131 東証スタンダード
3,140
4/18 15:00
±0(0%)
時価総額 6,625百万円
電子部品専門商社。半導体やディスプレイ、システム製品、バッテリ、電力機器を中心に手掛け、海外展開する日系企業向けビジネスに強み。アクリートと提携し、共同で新製品やプロジェクト開発を推進。中間期は足踏み。 記:2023/12/21
3185 東証グロース
154
4/18 15:00
+2(1.32%)
時価総額 2,160百万円
アパレル販売会社。RIZAPグループ。女性向けファッションのECをコア事業に、玩具や雑貨の販売、実店舗の運営等を行う。アパレル事業はセール期の値引き販売比率の上昇等が響く。24.3期2Qは業績苦戦。 記:2024/01/15
4543 東証プライム
2,574.5
4/18 15:00
-22(-0.85%)
時価総額 3,837,799百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4650 東証スタンダード
283
4/18 14:37
+4(1.43%)
時価総額 2,546百万円
ウェルネスサービス会社。フィットネスや保育園事業を中心に、介護、不動産、コールセンターなど事業領域多岐。ウェルネス事業は増収。新規テナント誘致で不動産賃貸事業も売上増。24.3期3Qは営業黒字転換。 記:2024/02/23
3,343
4/18 15:00
-108(-3.13%)
時価総額 4,158,281百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
4911 東証プライム
4,059
4/18 15:00
+88(2.22%)
時価総額 1,623,600百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
5724 東証スタンダード
1,052
4/18 15:00
+9(0.86%)
時価総額 5,413百万円
貴金属リサイクル会社。電子部品製造装置や工場廃液などから貴金属を回収するリサイクルビジネスを展開。リチウムイオン電池再生の事業化を推進。貴金属の取り扱い数量減少や環境事業の停滞で、24.9期1Qは足踏み。 記:2024/02/23
6301 東証プライム
4,416
4/18 15:00
+71(1.63%)
時価総額 4,297,413百万円
国内首位、世界2位の建設・鉱山機械メーカー。建機稼働管理システム搭載車輌から得られた稼働情報をマーケティングに活用。建設機械・車両は堅調。米州、アジア・オセアニア等が売上増。24.3期2Qは2桁増収増益。 記:2024/01/08
6326 東証プライム
2,424
4/18 15:00
-21.5(-0.88%)
時価総額 2,909,399百万円
農業機械で世界有数。ダクタイル鉄管や水処理システム、小型建機、芝刈り機、空調機器なども展開。フランスの農作業機器メーカーBCT社をグループ化。北米の住宅やインフラ開発需要を取入れ、23.12期は利益急伸。 記:2024/03/30
6383 東証プライム
3,295
4/18 15:00
+17(0.52%)
時価総額 1,251,540百万円
マテハン機器最大手。物流センターや倉庫、工場等の保管や搬送、仕分け、ピッキング等の物流ソリューションを提供。受注高は伸び悩むが、自動車生産ラインや空港向けシステムは売上堅調。24.3期3Qは小幅増収。 記:2024/03/05
6840 東証スタンダード
408
4/18 15:00
+5(1.24%)
時価総額 3,751百万円
メモリ製品や科学技術用PCを製造・販売。ハードウェア関連製品を中心に通信建設工やHPC事業などを手掛け、ICTの活用を推進。東計電算と24時間365日有人アルコールチェック代行で連携。中間期は増収確保。 記:2023/12/27
7044 東証スタンダード
295
4/18 15:00
±0(0%)
時価総額 2,100百万円
化粧品・健康食品に特化した成果報酬型ECマーケティング自動化ツールを提供。広告マーケ、通販DXサービス等も。大手クライアントの一時停止等で、23.12期3Qは業績苦戦。マーケティングDXは稼働社数が増加。 記:2024/01/09
7203 東証プライム
3,602
4/18 15:00
+5(0.14%)
時価総額 58,766,583百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
200
4/18 15:00
+1(0.5%)
時価総額 5,533百万円
DNA自動抽出装置が主力の医療装置メーカー。バイオ関連のラボ自動化や臨床検査用、付随する試薬や反応容器などを開発し、世界の有力企業にOEM供給。自動核酸抽出装置に注力。PCR検査装置停滞で、中間期は一服。 記:2024/03/31
18,065
4/18 15:00
+325(1.83%)
時価総額 1,835,223百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
2,970.5
4/18 15:00
+43(1.47%)
時価総額 7,542,842百万円
3メガ銀の一角。傘下に銀行、信託、証券など。連結総自己資本比率は15.97%。配当性向40%は目安。特定取引収益は伸び悩むが、貸出金利息は伸長。役務取引等収益なども増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/30