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前場に注目すべき3つのポイント~21500円処での底堅さが意識される

2019/7/11 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~21500円処での底堅さが意識される 11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:21500円処での底堅さが意識される ■前場の注目材料:良品計画、1Q営業利益22.3%減 103億円、コンセンサス下回る ■トヨタ、デンソーと車載半導体で新会社 ■21500円処での底堅さが意識される 11日の日本株市場は、やや買い優勢の展開が期待されるが次第にこう着感が強まりそうである。10日の米国市場ではNYダウが76ドル高となった。パウエルFRB議長が議会証言で米経済は「逆流」の中にあると発言し、今月のFOMCでの利下げが意識され買いが広がった。決算発表シーズンを控えて上値は限られたものの、終日堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の21530円。円相場は1ドル108円40銭台と、やや円高に振れて推移している。 パウエルFRB議長による議会証言では、力強い雇用市場より、中国との貿易戦争などのリスクを指摘し、市場に利下げの合図を送ったと捉えられている。今月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げへの思惑から、米国市場は底堅い展開が意識されるため、この流れから日本株市場の底堅さも意識されそうだ。為替市場ではやや円高に振れてはいるが、108円台をキープしているためマイナス視するながれにはならないだろう。 また、ETFの決算に伴う分配金捻出による売り需要についてはピークを通過した格好であろう。機械的な売り需要が一巡するとの見方もされやすく、日経平均の21500円処での底堅さがみられているようだと、値ごろ感からの押し目買いも意識されてくることが考えられる。 とは言え、ファーストリテ<9983>や安川電<6506>の決算に関心が集まることから、方向性が掴みづらい状況には変わらないだろう。安川電については、決算への警戒から弱含みとなっているが、6月の工作機械受注額が32カ月ぶりに好不況の目安とされる1000億円を割り込むなど、昨日は工作機械株への売りにつながっていた。弱い決算は織り込まれていることもあり、決算後のアク抜けも期待されてきそうである。ファーストリテは高値圏でのもち合いが続いている一方で、68000円処が抵抗となっている。ショートカバーが意識されるが、抵抗突破は決算を見極めてからといったところだろう。 日経平均は、チャート形状としては5日線に上値を抑えられる一方で、21500円処での底堅さが意識されていた。25日線は緩やかに上昇しており、これを試す展開が意識されやすいところではあるが、乖離が縮小していることもあり、同線までの調整があったとしても大きな調整とはならず、反対に支持線として自律反発のタイミングともなりそうである。 ■良品計画、1Q営業利益22.3%減 103億円、コンセンサス下回る 良品計画<7453>が発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比5.5%増の1123.28億円、営業利益が同22.3%減の103.54億円だった。コンセンサス(120億円程度)を下回る。ただし、通期計画の485億円は据え置いており、中立であろう。同社社長は記者会見で業績動向について触れ「第1四半期実績が底との認識」を示している。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(26860.20、+76.71) ・ナスダック総合指数は上昇(8202.53、+60.80) ・シカゴ日経225先物は上昇(21530、大阪比+30) ・SOX指数は上昇(1471.51、+10.30) ・VIX指数は低下(13.03、-1.06) ・米原油先物は上昇(60.43、+2.60) ・日銀のETF購入 ・日銀追加金融緩和への期待 ・株安局面での自社株買い ・米早期利下げ観測 ・ホンダ<7267>EV関連加速、欧スタートアップに出資 ・トヨタ<7203>デンソーと車載半導体で新会社 ・ダイダン<1980>ビル空調・照明をクラウドで制御できるシステムの受注を開始 ・JUKI<6440>YKKとテープのないファスナーと専用ミシンを開発 ・三菱ケミHD<4188>炭素繊維複合材、伊に新拠点、高級車向け需要拡大 ・富士フイルム<4901>創薬支援企業と協業、iPS利用サービス ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 9件
1980 東証プライム
2,727
5/2 15:00
+6(0.22%)
時価総額 125,344百万円
関西地盤の設備工事会社。空調工事を柱に電気・水道衛生工事も。関東でも多くの案件を獲得。24.3期3Q累計は手持ち工事が進捗。受注も好調。価格交渉も進んで増収・二桁増益に。通期利益計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/14
4188 東証プライム
900.6
5/2 15:00
-18.7(-2.03%)
時価総額 1,356,563百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
3,413
5/2 15:00
+44(1.31%)
時価総額 4,245,352百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6440 東証プライム
536
5/2 15:00
-2(-0.37%)
時価総額 16,012百万円
ミシン大手。工業用ミシンで世界トップシェア。アジアのアパレル向け高級品に強み。チップマウンタや検査機など産業装置にも注力。三菱電機との合弁でノンアパレル分野を拡大。中国停滞の影響で、23.12期は足踏み。 記:2024/02/23
6506 東証プライム
6,593
5/2 15:00
-2(-0.03%)
時価総額 1,758,287百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(-0.67%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7267 東証プライム
1,783
5/2 15:00
-4.5(-0.25%)
時価総額 9,689,330百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
7453 東証プライム
2,500
5/2 15:00
-11.5(-0.46%)
時価総額 701,950百万円
大手雑貨店チェーン。生活雑貨や衣服、食品等を販売する「無印良品」を国内で展開。海外では「MUJI」を展開。国内外で1230店舗展開。国内は28店舗を新規出店。国内事業は収益伸長。24.8期1Qは大幅増益。 記:2024/02/02
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(-0.9%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27