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ユーロ週間見通し:上げ渋りか、早期利上げ観測は大幅に後退

2019/3/2 14:33 FISCO
*14:33JST ユーロ週間見通し:上げ渋りか、早期利上げ観測は大幅に後退 ■やや強含み、米中貿易協議継続への期待が支援材料に 先週のユーロ・ドルはやや強含み。ユーロ圏の12月鉱工業生産が市場予想を下回ったことや、ドイツ経済の成長減速への警戒感が広がったことから、ユーロ買いは一時縮小した。しかしながら、対円でのユーロ買いが続いたことや米中貿易協議継続への期待が広がったことから、ユーロは1.13ドル台前半で下げ渋り、週末前は主に1.13ドル台後半で底堅い動きを見せた。取引レンジ:1.1329ドル-1.1420ドル。 ■伸び悩みか、ECB理事会での新TLTRO議論も 今週のユーロ・ドルは伸び悩みか。7日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会で新たな貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)に関し議論される見通し。金利引き上げの時期は2020年以降になるとの思惑が浮上しており、ユーロ売りが優勢となりそうだ。 予想レンジ:1.1200ドル−1.1500ドル ■強含み、米中貿易協議継続への期待広がる 先週のユーロ・円は堅調推移。イタリアの債務格付け据え置きが好感されたことや、米ドル・円相場が円安方向に振れたことから、ユーロ買い・円売りの取引が活発となり、ユーロ・円は127円台に上昇した。英国が欧州連合(EU)から合意なしの離脱を選択する可能性は大幅に低下したこともユーロ買い材料となった。取引レンジ:125円38銭−127円50銭。 ■上げ渋りか、早期利上げ観測は大幅に後退 今週のユーロ・円は上げ渋りか。7日に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会で新たな貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)に関し議論されるとみられる。早期利上げ観測は大幅に後退し、少なくとも現行の金融政策を長期間維持することが予想されることから、リスク選好的なユーロ買いは抑制される可能性が高い。米ドル・円相場に大きな動きがない場合、対円でユーロは上げ渋る可能性がある。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・5日:1月小売売上高(前月比予想:+1.0%) ・7日:欧州中央銀行理事会(主要政策金利は現状維持の予想) 予想レンジ:125円50銭−128円50銭 《FA》