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注目銘柄ダイジェスト(前場):トリケミカル、ルネサス、キタックなど

2018/12/3 12:03 FISCO
*12:03JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):トリケミカル、ルネサス、キタックなど ローム<6963>:8340円(+440円) 大幅反発。米中首脳会談の結果を受けて買い安心感、半導体関連は総じて堅調な動きになっている。同社に関しては、大和証券が投資判断「2」を継続で、目標株価を14200円としているもよう。車載・産機向けデザインインが拡大中であるほか、ディスクリートの強みも発揮できるとみており、中期業績は順調な推移が見込めるとしている。株価の割安感も強まっていると捉えている。 郵船<9101>:2034円(+107円) 大幅反発。先週末の米中首脳会談により米中貿易戦争の深刻化が回避されたことで、世界的な貿易動向への警戒感も後退する格好に。また、みずほ証券では投資判断「買い」継続で、目標株価を2300円としている。20年3月期は、コンテナ船統合に関する一時費用の剥落、航空運送事業における稼働機体の増加など、海運大手3社の中では業績改善要因が多いと評価している。 三井不<8801>:2773円(+58円) 大幅反発。クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も2900円から3100円に引き上げている。同社は高値の不動産を売却し、安値の株式を取得する裁定取引を加速させると考えているもよう。株主価値が重視される中で、総還元性向の上昇なども評価向上要因になるとみている。ほか、来期の利益成長、賃貸事業の利益成長なども株価は織り込んでいくと捉えている。 ルネサス<6723>:591円(+56円) 急反発。先週末の米国市場における半導体関連株高に加えて、注目された米中首脳会議では、米国が中国への追加関税を猶予すると決定、半導体業界にも先行き懸念が後退する流れとなっているようだ。また、一部月刊誌では社長インタビュー記事が掲載されており、自動運転車普及などによるメリット期待などもあらためて高まる展開になっているもよう。 キタック<4707>:347円(-36円) 大幅に反落。19年10月期の営業利益予想を前期比1.0%減の2.27億円と発表している。技術部門と営業部門が連携しながら、原価管理の徹底による収益力強化に努める。18年10月期の営業利益は前期比10.3%増の2.29億円で着地。同期の年間配当を従来予想の5.00円を上回る7.00円(前期実績5.00円)に増額。創業45周年、上場20周年を迎えたことから、2.00円の記念配当を加えた。19年10月期の年間配当予想は5.00円。 トリケミカル<4369>:5190円(+700円) ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、累計経常利益は20.8億円となり、通期予想を従来の19.4億円から29.9億円に上方修正している。日本及び台湾において、半導体、光ファイバーなどの化学材料が好調に推移しているほか、関連会社の業績が想定以上のスピードで拡大し、持分法投資利益も膨らんでいるようだ。配当金の26円から45円に大幅引き上げもあって、素直に好感される流れとなっている。 アクトコール<6064>:748円(-31円) 大幅続落。光通信<9435>との資本業務提携に伴い、社長交代など経営体制を見直すと発表している。また、宿泊事業などを手掛けるロクヨン(東京都千代田区)の保有株全てを日本駐車場開発<2353>に譲渡し、同社との合弁を解消する。連結子会社でAI事業などを行うジーエルシー(東京都新宿区)の保有株も同社の副社長に譲渡する。いずれも譲渡価額は非公表。経営資源を中核事業に集中させることが目的。 田中化研<4080>:1119円(-20円) 大幅続落。公募で321万1200株、住友化学<4005>を割当先に第三者割当増資で370万7200株の新株を発行するほか、上限48万1600株の売出(オーバーアロットメントによる売出)などを行うと発表している。発行価格決定日は11-14日のいずれかの日。約73.7億円(手取概算額合計)の調達資金は、福井工場(福井市)にあるリチウムイオン電池向けの製品生産設備の増強などに充当する。 《ST》
関連銘柄 11件
2353 東証プライム
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+2(0.9%)
時価総額 78,041百万円
駐車場の管理・運営等を行う駐車場事業が主力。スキー場や那須ハイランドパークの運営等も手掛ける。国内駐車場の運営物件数は1300物件超。駐車場事業ではバレーサービスなど高付加価値サービスの提供図る。 記:2024/10/22
4005 東証プライム
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大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4080 東証スタンダード
572
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時価総額 18,609百万円
住友化学傘下の電池用材料メーカー。リチウムイオン電池用正極材の前駆体、ニッケル水素電池用正極材の製造・販売等を手掛ける。福井県福井市に本社。生産能力は年間約5万トン。既存顧客への拡販などに取り組む。 記:2024/10/21
4369 東証プライム
2,770
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-14(-0.5%)
時価総額 90,022百万円
半導体向け高純度化学材料が主力。光ファイバー用材料や太陽電池用材料等も。山梨県上野原市に本社。開発から製造まで全ての工程を内製化。27.1期売上高226億円目標。半導体製造用化学化合物の生産能力向上図る。 記:2024/07/26
4707 東証スタンダード
410
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+3(0.74%)
時価総額 2,447百万円
新潟県中心に地質調査・土木設計などを行う総合建設コンサルタント企業。新潟県が主要顧客。WEBソリューション事業、不動産賃貸等事業も。建設コンサルタント事業は順調。豊富な業務経験を強みに受注確保を図る。 記:2024/06/11
6064 マザーズ
695
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-9(-1.28%)
時価総額 7,822百万円
住宅トラブル緊急駆け付けサービスと家賃決済代行サービスを展開。東京と鹿児島で24時間365日稼働のコールセンターを運営。保有不動産を売却し、不動産事業からは撤退。会員数増加し、21.9期1Qは増収確保。 記:2021/02/25
1,975
11/28 15:30
+14(0.71%)
時価総額 3,694,465百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6963 東証プライム
1,440
11/28 15:30
+17(1.19%)
時価総額 581,414百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
8801 東証プライム
1,256.5
11/28 15:30
+6.5(0.52%)
時価総額 3,532,930百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
9101 東証プライム
4,824
11/28 15:30
+24(0.5%)
時価総額 2,223,864百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9435 東証プライム
32,800
11/28 15:30
+310(0.95%)
時価総額 1,452,056百万円
電気、ガス等の販売・供給を行う電気・ガス事業が主力。通信回線サービス等の通信事業、宅配水等の飲料事業、保険事業、取次販売事業等も。顧客基盤や販売網が強み。ストック利益はM&A等で年平均成長率10%目指す。 記:2024/10/10