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前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢の中、市場の関心はマザーズ指数に集まる

2018/11/9 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢の中、市場の関心はマザーズ指数に集まる 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:利食い優勢の中、市場の関心はマザーズ指数に集まる ■前場の注目材料:楽天、3Q営業利益11%増、コンセンサス上回る ■JR東日本、ドライバーレスを構想、課題洗い出す、山手線で年度内実証 ■利食い優勢の中、市場の関心はマザーズ指数に集まる 9日の日本株市場は、前日の大幅上昇に対する利益確定の流れが優勢になりそうだ。8日の米国市場はまちまちの展開だった。注目のFOMCでは政策金利が据え置かれたものの、経済活動の拡大継続や堅調な労働市場がインフレに寄与するとして利上げ方針の維持を示唆。想定内ではあるが、発表後には小動きとなっている。また、原油先物相場の下落や半導体大手のクアルコムが発表した決算が嫌気されたことも重石となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円安の22465円。円相場は1ドル114円台前半で推移している。 決算がピークを迎えているほか、週末要因もあって日経平均は22500円を挟んだこう着といったところである。クアルコムは10-12月期の予想は売上高が45億-53億ドルで、市場コンセンサス(55億7千万ドル)に届かなかった。これが嫌気され、8%を超える下落となっており、ハイテク株は手掛けづらいところであろう。 もっとも、昨日の400円を超える上昇局面においても、セクターをみると石油などエネルギー関連の他は、ややディフェンシブ系の上昇が目立ち、輸送用機器や電気機器の伸びの鈍さが目立っていた。そのため、米中間選挙のイベント通過によるアク抜けとはいかなかったようである。今回のFOMCでは経済見通しは公表されず、パウエル議長の記者会見も行われないため、想定内の結果として通過材料になりそうだ。 前日の上昇に対する反動が意識される一方で、イベント通過による押し目拾いを意識したスタンスに徐々にシフトする流れが期待されるところ。来週末までは決算が続くが、決算を通過している銘柄などへは見直しの流れに向かわせることになりそうだ。順調なリバウンドをみせているマザーズ指数は節目の1000Ptに接近。足元でサンバイオ<4592>がけん引役となっているが、指数インパクトが大きくなる中で、今後もファンドの資金流入が継続しやすいところ。日経平均は22500円処での攻防が続くとみられる中で、市場の関心はマザーズ指数の1000Pt回復に集まりやすい。 ■楽天、3Q営業利益11%増、コンセンサス上回る 楽天<4755>は8日、第3四半期決算を発表。売上高が前年同期比16.8%増の7903.30億円、営業利益は同11.1%増の1335.44億円だった。通期の市場コンセンサスは1300-1350億円程度であり、3Q時点で通期コンセンサスの下限を突破している。MVNO(仮想移動体通信事業者)サービス「楽天モバイル」、メッセージング及びVoIPサービス「Viber」において、積極的な販促活動等が奏功。FinTechセグメントは、「楽天カード」の会員基盤の拡大により、手数料収入が増加。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22486.92、+401.12) ・NYダウは上昇(26191.22、+10.92) ・1ドル114円00-10銭 ・補正予算への期待 ・日銀のETF購入 ・好調な企業業績 ・JR東日本<9020>ドライバーレスを構想、課題洗い出す、山手線で年度内実証 ・東芝<6502>LNG・英原発撤退、5カ年計画、二次電池・半導体育成 ・トーカン<7648>国分中部と統合、物流協力、商品も相互補完 ・楽天<4755>携帯基地局整備を前倒しへ、乗り入れ契約の早期終了を目指す ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10月マネーストックM3(前年比予想:+2.4%、9月:+2.5%) <海外> ・09:30 豪準備銀行が金融政策報告発表 ・10:30 中・10月消費者物価指数(前年比予想:+2.5%、9月:+2.5%) ・10:30 中・10月生産者物価指数(前年比予想:+3.3%、9月:+3.6%) 《SF》
関連銘柄 5件
4592 東証グロース
1,238
9/24 15:00
-57(-4.4%)
時価総額 84,963百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
4755 東証プライム
960.7
9/24 15:00
-9.9(-1.02%)
時価総額 1,980,012百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(-0.11%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
7648 名証メイン
1,530
3/26 15:28
-50(-3.16%)
時価総額 10,786百万円
東海地区中心に事業展開する総合食品商社。大手コンビニ向け惣菜商品等を手掛ける。ウィルモールも運営。給食向け食品卸売業の三給を買収。国分中部との共同持株会社設立により、19年3月27日付けで上場廃止。 記:2021/10/19
9020 東証プライム
2,876.5
9/24 15:00
-90(-3.03%)
時価総額 3,263,136百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も。ホテル、ショッピングセンターは売上順調。28.3期営業利益4100億円目標。 記:2024/06/04