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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米雇用統計期待も中間選挙に警戒

2018/11/2 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米雇用統計期待も中間選挙に警戒 2日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開が予想される。本日発表となる米国の10月雇用統計では、前回を上回る内容が予想されるほか上振れ期待もあり、ドル買いが先行するとみられる。また、米中貿易摩擦の激化懸念の後退は円売り圧力になる。ただ、米国の中間選挙が来週6日に迫るなか、トランプ政権与党の共和党が下院で過半数を割り込むシナリオが依然優勢なことから、警戒感による持ち高調整的なドル売りが出始める可能性もある。 米国の10月雇用統計については、非農業部門雇用者数は20万人程度の増加になると予想され、前回を大きく上回るとみられている。先日発表された10月ADP雇用統計(民間雇用者数)が予想を大きく上回ったことで、非農業部門雇用者数への上振れ期待も高い。また、失業率は前月と同じく約49年ぶりの低水準を維持するとの見方。さらに(今回最も注目されるはずだが)、平均時給が前年比で3%を超える伸びになると予想され、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速の観測が浮上する可能性もある。 一方、来週実施される米国の中間選挙については、ここまで「下院は民主が多数派奪還、上院は共和が多数派維持」という見方が優勢になっている。トランプ政権与党の共和党による両院支配が終わり、議会がねじれ状態になれば、法制化が停滞、トランプ政権の政策実現に不透明感が高まり、不安定化するなどが懸念される。また、大統領弾劾の動きも具体化してくるとみられ、これまでのトランプ相場(米株高・長期金利上昇・ドル高)はやや波乱含みになる(やや逆流も)との警戒感が出てきそうだ。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・10月製造業PMI改定値(予想:52.1、速報値:52.1) ・18:30 英・10月建設業PMI(予想:52.0、9月:52.1) ・21:30 米・10月非農業部門雇用者数(予想:+20.0万人、9月:+13.4万人) ・21:30 米・10月失業率(予想:3.7%、9月:3.7%) ・21:30 米・10月平均時給(前年比予想:+3.1%、9月:+2.8%) ・21:30 米・9月貿易収支(予想:-536億ドル、8月:-532億ドル) ・21:30 カナダ・10月失業率(予想:5.9%、9月:5.9%) ・21:30 カナダ・9月貿易収支(予想:+2.0億加ドル、8月:+5.3億加ドル) ・23:00 米・9月製造業受注(前月比予想:+0.5%、8月:+2.3%) ・23:00 米・9月耐久財受注改定値(速報値:前月比+0.8%) 《FA》