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後場に注目すべき3つのポイント~決算評価の動き続くが上値では利益確定も

2018/11/2 12:33 FISCO
*12:33JST 後場に注目すべき3つのポイント~決算評価の動き続くが上値では利益確定も 2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、決算評価の動き続くが上値では利益確定も ・ドル・円は112円台後半で底堅い動き、株高持続で ・値上がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は大幅反発、決算評価の動き続くが上値では利益確定も 日経平均は大幅反発。266.96円高の21954.61円(出来高概算7億4000万株)で前場の取引を終えている。 1日の米株式市場でNYダウは3日続伸し、264ドル高となった。トランプ大統領が米中協議の進展を示唆したことで貿易摩擦への懸念が後退したほか、主要企業の決算も好感された。引け後に決算発表したアップルが時間外取引で売られたことを懸念する向きもあったが、本日の日経平均は米株高の流れを引き継いで73円高からスタートすると、寄り付き後も上げ幅を広げた。キーエンス<6861>などの好決算銘柄に加え、半導体関連株や前日急落した通信株に買いが入り、相場を押し上げた。日経平均は朝方に一時22008.36円(320.71円高)まで上昇したが、目先の利益を確定する売りも出て高値もみ合いとなった。 個別では、前述のキーエンスが9%高と商いを伴って急伸したほか、好決算を評価する動きが続くアドバンテス<6857>も8%高と上げが目立った。通信株では決算及び楽天<4755>との提携を発表したKDDI<9433>が3%超上昇し、ソフトバンクG<9984>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>も急反発した。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ファナック<6954>などが上昇。また、通期業績予想を上方修正したハウス食G<2810>が東証1部上昇率トップとなった。一方、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>、村田製<6981>などが軟調。村田製などは米アップルの株価下落が波及したようだ。また、千代化建<6366>は3日連続でストップ安水準まで売られている。セクターでは、情報・通信業、機械、ガラス・土石製品などが上昇率上位。半面、電気・ガス業、鉱業、パルプ・紙が下落率上位だった。 前場の取引ではひとまず好業績株・セクターへの買いが継続する格好となった。信越化<4063>などの半導体関連に続くキーエンスの好決算は、市場のムードを明るくしている。前日に急落して相場全体を下押しした通信株だが、KDDI<9433>の高橋社長が追随値下げに慎重な姿勢を示したこともあり、本日は急反発した。アジア市場に目を向けると、米中貿易摩擦への懸念後退を背景に中国・上海総合指数が1%を超える上昇となっており、外部環境も比較的良好だろう。後場の日経平均も堅調に推移することが期待される。 しかし、米アップルの売上高見通しが市場予想を下回り、時間外取引で売られたことを受けて、今晩の米国株の下落を見越した動きも出てくるだろう。さらに、米国では今晩の10月雇用統計発表、6日の中間選挙と重要イベントが続く。節目の22000円に迫る水準では利益確定の売りが出やすいと考えられる。 ■ドル・円は112円台後半で底堅い動き、株高持続で 2日午前の東京市場でドル・円は112円後半で推移。日経平均株価は266.96円高で午前中の取引を終えた。株高はやや一服したが、中国本土株式は堅調に推移しており、この後のアジア市場でリスク回避的なドル売りがただちに広がる状況ではないとみられる。ここまでのドル・円は112円56銭から112円85銭で推移。 ユーロ・円は、128円38銭から128円70銭で推移。ユーロ・ドルは、1.1391ドルから1.1414ドルで推移。 ■後場のチェック銘柄 ・高見サイ<6424>や日本テレホン<9425>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・豪・9月小売売上高:前月比+0.2%(予想:+0.3%、8月:+0.3%) ・豪・7-9月期生産者物価指数:前年同月比+2.1%(4−6月期:+1.5%) 【要人発言】 ・菅官房長官 「入管法改正、今国会での成立をお願いしたい」 ・ピーター・ティール氏 「トランプ大統領、比較的成功している」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《DM》
関連銘柄 19件
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2,821
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-18.5(-0.65%)
時価総額 284,219百万円
カレーやシチューのルウ、レトルトカレーで国内シェアトップ。1913年創業。壱番屋、マロニーなどを傘下に持つ。総還元性向40%以上目安。健康食品事業ではウコンの力が需要増。27.3期売上高3600億円目標。 記:2024/06/07
4063 東証プライム
5,548
11/27 15:30
-112(-1.98%)
時価総額 11,105,387百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4755 東証プライム
857
11/27 15:30
-5.3(-0.61%)
時価総額 1,843,875百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
6366 東証スタンダード
335
11/27 15:30
-6(-1.76%)
時価総額 87,209百万円
プラントエンジニアリング大手。LNG受入基地建設で国内トップシェア。三菱商事が筆頭株主。世界中でプラント建設実績。水素サプライチェーンの構築等も。主要案件のインドネシア銅製錬は2024年に完工予定。 記:2024/06/29
6424 東証スタンダード
1,041
11/27 14:54
+1(0.1%)
時価総額 4,711百万円
駅務システム機器メーカー。出改札機器、ホームドアシステム等の設計・製造・販売を行う。駐輪場管理システム、入退場管理システム、防災計測システムなども。メカトロ機器部門では国内向け紙幣処理装置が順調。 記:2024/10/04
6758 東証プライム
3,018
11/27 15:30
+35(1.17%)
時価総額 18,841,670百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
8,506
11/27 15:30
-328(-3.71%)
時価総額 6,516,795百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6861 東証プライム
64,000
11/27 15:30
-1,580(-2.41%)
時価総額 15,565,312百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
3,973
11/27 15:30
-205(-4.91%)
時価総額 3,954,800百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,508.5
11/27 15:30
-17(-0.67%)
時価総額 4,993,453百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,571
11/27 15:30
-96.5(-3.62%)
時価総額 40,608,912百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,527
11/27 15:30
+218(2.62%)
時価総額 11,073,930百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,240
11/27 15:30
-410(-1.81%)
時価総額 10,489,118百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9425 東証スタンダード
334
11/27 15:30
+9(2.77%)
時価総額 1,918百万円
中古モバイル機器の買取・再販等を行うリユース関連事業が主力。旧社名は日本テレホン。ショーケース傘下。オンラインショップの運営やレンタルサービス等も。グローバルでは香港、ドバイへの販売ルート構築が進む。 記:2024/06/09
9432 東証プライム
152.6
11/27 15:30
-1.7(-1.1%)
時価総額 13,817,979百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9433 東証プライム
4,915
11/27 15:30
-11(-0.22%)
時価総額 10,772,923百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(0%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9983 東証プライム
51,190
11/27 15:30
-260(-0.51%)
時価総額 16,289,733百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,981
11/27 15:30
+137(1.55%)
時価総額 13,202,025百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17