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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い展開か、欧州通貨の持ち直しも米雇用統計に期待感

2018/11/1 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い展開か、欧州通貨の持ち直しも米雇用統計に期待感 1日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い展開を予想する。ブレグジットの進展期待を背景にポンドをはじめ欧州通貨が持ち直し、ドルに下押し圧力がかかりやすい。ただ、明日発表となる米国の10月雇用統計の上振れ期待から、ドル売りは後退しそうだ。 英国の欧州連合(EU)離脱交渉で金融サービスに関し、ブレグジット後も欧州市場にアクセス可能で、離脱の影響が回避される見通しだ。英国メディアが政府筋の話として報じた。また、英国のラーブEU離脱担当相が作成した書簡によると、交渉の妥結が11月21日辺りになる可能性が高まり、ブレグジット協議の進展に期待が高まっている。一方、昨日と本日開催の英中銀金融政策委員会(MPC)では政策金利は据え置くものの、ブレグジットの影響などについては中立的な見解が示されると観測される。そうした状況からポンドは買われやすく、ユーロもそれに追随した値動きとなりそうだ。 一方、ドル・円は前日の海外市場で月末要因のドル売りにより112円台に押し下げられた。本日の東京株式市場では、通信料引き下げ発表に伴い関連銘柄が売られ、日経平均株価は反落。ただ、上海総合指数や米株先物の堅調推移で日本株安を嫌気した円買いは弱まり、ドル・円は112円後半で下げ渋った。今晩から明日にかけては、米国の10月ISM製造業景況指数や10月雇用統計の発表が注目材料。前日発表された10月ADP雇用統計(民間雇用者数)が予想を大きく上回り、明日の10月非農業部門雇用者数にも上振れが期待される。このため、ドルは売りづらく、企業決算でアップルが好業績なら株高を手がかりにドル・円は反発しよう。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:15 スイス・10月消費者物価指数(前年比予想:+1.1%、9月:+1.0%) ・18:30 英・10月製造業PMI(予想:53.0、9月:53.8) ・21:00 英中銀が金融政策発表(政策金利は0.75%に据え置き予想) ・21:00 英中銀金融政策委員会の議事要旨 ・21:00 英中銀インフレ報告 ・21:30 米・7-9月期非農業部門労働生産性速報値(前期比年率予想:+2.1%、4-6月期:2.9%) ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.2万件、前回:21.5万件) ・22:45 米・10月製造業PMI改定値(予想:55.8、速報値:55.9) ・23:00 米・10月ISM製造業景況指数(予想:59.0、9月:59.8) ・23:00 米・9月建設支出(前月比予想:0.0%、8月:+0.1%) 《FA》