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政府の金融所得の増税見送りがサプライズにも【クロージング】

2018/10/31 16:02 FISCO
*16:02JST 政府の金融所得の増税見送りがサプライズにも【クロージング】 31日の日経平均は大幅に続伸。463.17円高の21920.46円(出来高概算18億1000万株)で取引を終えた。30日の米国市場では、トランプ大統領が中国との貿易協定締結への自信を示したことが買い戻しを誘ったほか、半導体のエヌビディアは、JPモルガンによる投資判断引き上げを受け上昇。マイクロン・テクノロジーなど半導体関連株が連れ高となったことが安心感にもつながった。また、国内ではソニー<6758>、アドバンテスト<6857>などの上方修正が好材料視される中、21500円を回復して始まった日経平均は、為替市場での円安も後押しする中、前引け間際には21800円を回復。さらに、株式の配当などの金融所得への課税について、政府・与党は来年度の税制改正での増税を見送る方針を固めたと伝わると、後場一段高となり、21900円を回復して本日の高値で取引を終えた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の7割超を占めている。セクターでは、鉄鋼、倉庫運輸、電力ガスの3業種のみが下落し、30業種が上昇。電気機器、精密機器、サービス、情報通信の上昇率が3%を超えたほか、空運、証券、輸送用機器、化学、保険などの強さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、TDK<6762>、東エレク<8035>がけん引。 政府・与党は株価への影響などを考慮し、税制改正での増税を見送る方針を固めた。現状は金融資産の多い富裕層ほど所得税の実質的な負担が軽くなることが課題になっていたが、市場には評価材料となったようである。昨日のTOPIXリバランスの影響がなくなることで需給面での不安感もあっただけに、売り方の買い戻しも巻き込む格好となったようだ。 日経平均は先週の急落局面では空けたマド(21700-21900円処)を埋めてきた。真空地帯で戻りやすい水準ではあるが、明日以降、節目の22000円を捉えてくるようだと、米中間選挙を前に、ショート筋の買い戻しが強まる可能性があるだろう。また、主力処の好決算が続いていることも安心感につながっている。連日の大幅上昇で一先ず個人主体の需給懸念も和らぐ格好となっており、中小型株についても、イレギュラー的に売られた水準訂正へと意識が向かいやすいだろう。もっとも、決算が本格化していることもあり、決算内容を見極めたいところでもある。相当売り込まれていることもあり、決算内容を確認してからでも遅くないだろう。 《CN》
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9/30 15:00
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世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
1,823
9/30 15:00
-147.5(-7.49%)
時価総額 3,543,657百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
6,741
9/30 15:00
-468(-6.49%)
時価総額 5,164,745百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,190
9/30 15:00
-251(-5.65%)
時価総額 4,230,002百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,660
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時価総額 2,507,387百万円
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8035 東証プライム
25,290
9/30 15:00
-2,185(-7.95%)
時価総額 11,927,599百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
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9/30 15:00
-666(-7.32%)
時価総額 14,519,333百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17