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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、不安定な株価に警戒続く

2018/10/29 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、不安定な株価に警戒続く 29日の欧米市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想したい。世界的に株価が不安定で連鎖的な下落を警戒した円買いに振れやすい見通し。また、米利上げ継続方針に対し一部で懐疑的な見方も浮上し、株高局面となっても積極的なドル買いは手控えられそうだ。 前週末発表が注目されていた米国の7-9月期国内総生産(GDP)速報値は予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続方針は続くとみられるが、今週末発表の10月雇用統計など経済指標を見極めたいとのムードが広がりつつある。また、前週は低調な企業業績も目立ち、今週も決算内容を受けた株売りにも警戒が広がりやすい。週明け29日のアジア市場では、日経平均株価は堅調地合いとなる場面もあったが、米株式先物の不安定な値動きで買いは続かず、引けにかけては前週末終値付近でのもみ合いとなり方向感は乏しい。 ドル・円は、26日のNY終値が112円を下回った影響から、前週みられた111円台での押し目買いは弱まりつつあるようだ。そうしたなか、今晩21時半に発表となる米国の9月コアPCE(個人消費支出)価格指数がFRB目標の2%を割り込むと利上げ観測はやや後退し、ドル買いはさらに弱まる見通し。一方、トランプ米大統領が27日、インディアナ州での演説で、日本車への20%の制裁関税発動に言及し、日本株安を警戒した円買いを誘発する可能性もあろう。また、週末に行われたドイツのヘッセン州議会選で与党が大敗。メルケル首相の政権運営への不安からユーロ・円が下げ、ドル・円を下押しする展開も考えられる。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・18:30 英・9月住宅ローン承認件数(中銀)(予想:6.47万件、8月:6.64万件) ・21:30 米・9月個人所得(前月比予想:+0.4%、8月:+0.3%) ・21:30 米・9月個人消費支出(前月比予想:+0.4%、8月:+0.3%) ・21:30 米・9月コアPCE価格指数(前年比予想:+2.0%、8月:+2.0%) ・22:45 エバンス米シカゴ連銀総裁あいさつ(地域競争力関連会合) ・23:30 米・10月ダラス連銀製造業活動指数(予想:28.1、9月:28.1) 《FA》