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後場に注目すべき3つのポイント~決算発表前に9月安値割り込む

2018/10/23 12:43 FISCO
*12:43JST 後場に注目すべき3つのポイント~決算発表前に9月安値割り込む 23日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反落、決算発表前に9月安値割り込む ・ドル・円は弱含み、日本株の大幅安で ・値下がり寄与トップは、テルモ<4543>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は大幅反落、決算発表前に9月安値割り込む 日経平均は大幅反落。494.77円安の22120.05円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えている。 22日の米株式市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が4日ぶりに反発する一方、NYダウは反落して126ドル安となった。引き続きサウジアラビア情勢への警戒感やイタリアの財政不安などが相場の重しとなったほか、主要企業の決算を見極めたいとの思惑もあり、NYダウは朝高後に失速した。日経平均は前日、日中安値から高値まで400円ほど上昇したこともあり、本日は米株安を受けた売り優勢で210円安からスタートした。寄り付き後も下げ幅を広げる展開となり、前場中ごろを過ぎると中国・上海総合指数の反落を受けて一段安となった。東証1部銘柄の約93%が下落する全面安の展開だった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ソニー<6758>、武田薬<4502>、東エレク<8035>など売買代金上位は全般軟調。ファーストリテ<9983>はプラスに転じる場面もあったが、前引けでは小安い。コマツ<6301>やユニファミマ<8028>は4%超安と下げが目立った。また、今期の利益予想を下方修正したLIXILG<5938>が東証1部下落率トップとなり、決算発表の日立化成<4217>も急落した。一方、売買代金上位ではトヨタ自<7203>が逆行高。一部証券会社のレーティング引き上げが観測されている。資本提携や自社株買い実施を発表したアイモバイル<6535>なども買われた。また、決算が好感されたLIFULL<2120>が急伸し、東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、全33業種がマイナスとなり、金属製品、建設業、ガラス・土石製品、海運業、鉱業などが下落率上位だった。 米株安の流れを引き継いで軟調スタートとなった日経平均は、上海総合指数の反落をきっかけに下げが加速し、9月安値22172.90円(取引時間中)を下回って前場の取引を終えた。これまで9月安値に迫る場面では個人投資家による日経レバETF<1570>の買いが膨らんでいたが、この水準を割り込んだことで見切り売りが出やすいだろう。また、外部環境の不透明感に加え、本日は注目される日本電産<6594>の決算発表が控えているとあって、積極的な押し目買いは手掛けにくい。後場に入れば日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測が支えとなるが、薄商いのなか先物主導で大きく振らされる展開にも警戒しておく必要があるだろう。 ただ、総じて低い株価位置で決算発表を迎えることになった。中国経済の減速懸念や通商問題の影響等で業種や企業ごとに決算内容は強弱分かれそうだが、良好な内容なら素直に評価されやすい面もあるだろう。ここからは業績動向を受けた個別物色中心の相場展開を想定し、準備しておきたい。 ■ドル・円は弱含み、日本株の大幅安で 23日午前の東京市場でドル・円は弱含み。日本株の大幅安を受け円買いが優勢となり、ドルは112円後半から半ばに値を下げた。 ドル・円は、朝方の取引ではNY終値付近で推移していたが、日経平均株価が寄り付きから値を下げ、円買い方向に振れた。一方、上海総合指数は小幅安で寄り付き、一時プラス圏に浮揚したが、再び軟調地合いとなった。 ランチタイムの日経平均先物は下げ幅を拡大し、後場の日経平均はさらに値を下げるとの警戒感から、引き続き円買いに振れやすい。米株式先物のマイナス圏推移で今晩の米株続落の観測からドル買いは縮小しているもよう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円56銭から112円84銭、ユーロ・円は129円00銭から129円38銭、ユーロ・ドルは1.1458ドルから1.1468ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・アクサスホールディングス<3536>やアイ・ピー・エス<4335>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、テルモ<4543>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・メイ英首相 「どのような移行期間延長は望ましくない」 「バックストップよりも、移行期間延長が好ましい」 「英国へのアクセスで、アイルランドのビジネスを守る必要」 ・伊政府 「予算案変更せず」 ・トリア伊経済財務相 「イタリアや他国の財政安定性を脅かすことはない」 「イタリア経済の強化は欧州経済全体の利益になる」 ・ディマリオ伊副首相 「もし、欧州委員会がイタリアの書簡を却下しても、予算案を協議する時間はある」 ・関係筋=英タイムズ 「英ベーカー議員は離脱協議を困難にしている修正を断念する準備」 ・クルツ・オーストリア首相 「欧州委員会は、修正がなければイタリアの予算案を拒否すべき」 ・独連銀経済報告書 「ドイツ経済は第4四半期に回復する見通し」 「ドイツ経済は7−9月期に停滞した可能性がある」 【経済指標】 ・米・9月シカゴ連銀全米活動指数:0.17 (予想:0.21、8月:0.27←0.18) <国内> ・月例経済報告 <海外> ・特になし 《HH》
関連銘柄 17件
2120 東証プライム
146
10/4 15:00
±0(0%)
時価総額 19,599百万円
国内最大級の不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営。老人ホーム・介護施設の検索サイトの運営、海外事業等も手掛ける。HOME'S関連事業ではクライアントネットワークの拡大・強化を図る。 記:2024/08/02
3536 東証スタンダード
126
10/4 15:00
-1(-0.79%)
時価総額 3,821百万円
「ドラッグストアチャーリー」、雑貨等を扱うライフスタイルショップ「プラザアレックス」の運営等を行う。徳島県地盤。卸売事業、不動産賃貸事業も。小売事業ではインポートコスメ、フレグランス等の販売が順調。 記:2024/06/07
4217 東証1部
4,625
6/18 15:00
+5(0.11%)
時価総額 963,688百万円
リチウム電池向け負極材で世界首位。電子材料など機能材料事業や先端部品・システム事業が主力。昭和電工がTOBで完全子会社へ。3Q累計では足踏みも、ダイボンディング材や封止材などの電子材料で巻き返しを展望。 記:2020/03/20
4335 東証スタンダード
1,029
10/4 15:00
+1(0.1%)
時価総額 2,538百万円
独SAP社製ERPソフトの導入支援・保守を行うITベンダー。自社テンプレート製品やスマート工場構想策定支援サービス等も。SAPパートナー制度最上位のプラチナパートナーに認定。コンサルサービスの拡充図る。 記:2024/04/29
4502 東証プライム
4,240
10/4 15:00
+40(0.95%)
時価総額 6,708,846百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4543 東証プライム
2,813.5
10/4 15:00
+59(2.14%)
時価総額 4,194,076百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
5938 東証プライム
1,749
10/4 15:00
+17(0.98%)
時価総額 502,155百万円
住宅設備機器メーカー大手。トステム、INAX、新日軽等が統合して誕生。水廻り設備や金属製建材に強み。住宅窓サッシで国内トップシェア。リフォーム関連製品は売上順調。循環型素材「レビア」の拡販等に取り組む。 記:2024/06/11
6301 東証プライム
4,060
10/4 15:00
+10(0.25%)
時価総額 3,950,973百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6535 東証プライム
560
10/4 15:00
+18(3.32%)
時価総額 34,242百万円
ふるさと納税サイト「ふるなび」の運営等を行うコンシューマ事業が主力。アドネットワーク、インフルエンサーマーケティング等のインターネット広告事業も。ふるなびはブランド認知度向上、プロモーション活動に注力。 記:2024/09/02
6594 東証プライム
3,041
10/4 15:00
-9(-0.3%)
時価総額 3,626,602百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6758 東証プライム
2,767
10/4 15:00
-13(-0.47%)
時価総額 17,274,652百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7203 東証プライム
2,586
10/4 15:00
-15.5(-0.6%)
時価総額 42,190,556百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
7,743
10/4 15:00
-22(-0.28%)
時価総額 10,055,757百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
2,287
11/11 15:00
+2(0.09%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
25,355
10/4 15:00
-405(-1.57%)
時価総額 11,958,255百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,210
10/4 15:00
+720(1.48%)
時価総額 15,659,655百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,561
10/4 15:00
-119(-1.37%)
時価総額 14,750,209百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17