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後場に注目すべき3つのポイント~いくぶん落ち着きを見せるが予断許さず

2018/10/12 12:38 FISCO
*12:38JST 後場に注目すべき3つのポイント~いくぶん落ち着きを見せるが予断許さず 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続落、いくぶん落ち着きを見せるが予断許さず ・ドル・円は伸び悩み、日本株安継続で円買い基調 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はユニファミマ<8028> ■日経平均は続落、いくぶん落ち着きを見せるが予断許さず 日経平均は続落。102.00円安の22488.86円(出来高概算8億3000万株)で前場の取引を終えている。 11日の米株式市場ではNYダウが大幅続落し、545ドル安となった。前日からの急落を受けて市場の不安心理を映す変動性指数(VIX)が上昇しており、この日も引けにかけて下げ幅を拡大するなど不安定な展開が続いた。為替市場ではリスク回避の円買いに加え、米9月消費者物価指数(CPI)の予想下振れ、トランプ米大統領のドル高けん制発言もあって、円相場が一時1ドル=111.80円台まで上昇。本日の東京市場ではこうした流れを引き継いだほか、オプションの特別清算指数(SQ)算出に絡む売買も押し下げ要因となり、日経平均は267円安からスタートした。その後、寄り付きを安値として下げ幅を縮めたものの、投資家の警戒感は根強く、マイナス圏でもみ合う場面が続いた。 個別では、ファーストリテ<9983>が3%近い下落となり、日経平均を約67円押し下げた。前日発表した決算は好感されたものの、材料出尽くし感が強まったようだ。ユニファミマ<8028>は利益確定売り優勢で4%超安。決算内容はサプライズなしとの見方があった。その他売買代金上位ではソニー<6758>、武田薬<4502>などがさえない。トヨタ自<7203>は小安く、三菱UFJ<8306>は2%超安となった。一方、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファナック<6954>などが堅調。東エレク<8035>が3%近く上昇し、SUMCO<3436>も6%近く上昇するなど半導体関連株の上げが目立った。ドンキHD<7532>は5%近く上昇し、大幅に3日続伸。また、好決算のコシダカHD<2157>がストップ高水準まで買われ、東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、保険業、陸運業、電気・ガス業などが下落率上位。半面、機械、電気機器、金属製品が上昇率上位だった。 日経平均はSQ算出に絡んだ売買もあって大幅続落してスタートしたが、その後は22500円を挟んで推移しており、いくぶん落ち着きを取り戻したかに見える。一時112円を割り込んだドル・円相場も、足元では112.20円付近と円高進行が一服している。アジア市場では中国・上海総合指数が続落しているものの、日経平均と同様に大きく売り込まれる展開とはなっていない。日経平均は22500円水準が心理的な節目とみられており、これを下回る水準では押し目買いも入っているようだ。 しかし、日経平均の下支え役はこのところ下げのきつかった東エレクやソフトバンクGとなっており、為替の円高一服や週末を控えていることによる買い戻しが目先の下げ止まりの主因とも考えられる。前日の米国市場では主要ハイテク株や半導体関連株の下落が続き、先行きの不透明感はなお強い。今晩の米国市場の動向を見極めたいとの思惑から、後場の日経平均も戻りの鈍い展開が続きそうだ。 ■ドル・円は伸び悩み、日本株安継続で円買い基調 12日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。買戻しが先行したものの、日本株安を背景にリスク回避的な円買い振れやすい地合いに変わりはなく、戻りは限定的となった。 ドル・円は、朝方から112円台を維持。上海総合指数が短期的にプラスに浮揚し、日経平均株価が下げ幅を縮小した場面では円買いが弱まり、ドルは112円30銭台に上昇する場面もあった。 ただ、ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏推移に変わりなく、日経平均は後場も軟調地合いが続く見通し。また、上海総合指数も下げに転じ、株安を警戒した円買い基調は継続しそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円01銭から112円31銭、ユーロ・円は129円86銭から130円28銭、ユーロ・ドルは1.1586ドルから1.1609ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・テリロジー<3356>やコシダカホールディングス<2157>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はユニファミマ<8028> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ショルツ独財務相 「EUと米国は非常に思慮深く信頼に基づく協議を進め、通商摩擦の激化することはない」 【経済指標】 ・日・9月マネーストックM3:前年比+2.5%(予想:+2.5%、8月:+2.5%) ・豪・8月住宅ローン件数:前月比-2.1%(予想:-1.0%、7月:+0.4%) ・中・9月輸出:前年比+14.5%(予想:+8.2%、8月:+9.8%) ・中・9月輸入:前年比+14.3%(予想:+15.3%、8月:+19.9%) <国内> ・13:30 8月第3次産業活動指数(前月比予想:+0.3%、7月:+0.1%) <海外> ・時間未定 中・9月輸出(前年比予想:+8.2%、8月:+9.8%) ・時間未定 中・9月輸入(前年比予想:+15.3%、8月:+19.9%) ・15:00 独・9月消費者物価指数改定値(前年比予想:+2.3%、速報値:+2.3%) ・IMF・世銀年次総会(14日まで) ・ブラジル休場(聖母の日) 《HH》
関連銘柄 14件
973
10/9 15:00
-4(-0.41%)
時価総額 80,078百万円
カラオケチェーン「カラオケまねきねこ」を国内外で展開。ひとりカラオケ専門店「ワンカラ」、アクエル前橋等の不動産管理事業等も。カラオケ店舗数は660店超。国内は首都圏の出店継続。海外は東南アジアで出店加速。 記:2024/05/06
3356 東証スタンダード
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10/27 15:00
+7(2.12%)
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3436 東証プライム
1,588
10/9 15:00
-15.5(-0.97%)
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半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4502 東証プライム
4,228
10/9 15:00
+18(0.43%)
時価総額 6,689,859百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
2,820
10/9 15:00
+9.5(0.34%)
時価総額 17,605,536百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,120
10/9 15:00
+1(0.02%)
時価総額 4,159,334百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,563.5
10/9 15:00
-4.5(-0.18%)
時価総額 41,823,469百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
3,759
10/9 15:00
+32(0.86%)
時価総額 2,384,717百万円
国内最大級の総合ディスカウントストアを展開するドン・キホーテ、総合スーパー「アピタ」等を展開するユニーなどを傘下に収める持株会社。グループ総店舗数は国内外で740店舗超。PB商品の商品数拡大を図る。 記:2024/08/22
7974 東証プライム
7,877
10/9 15:00
-161(-2%)
時価総額 10,229,781百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
2,287
11/11 15:00
+2(0.09%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
25,770
10/9 15:00
+310(1.22%)
時価総額 12,153,982百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,501.5
10/9 15:00
-2.5(-0.17%)
時価総額 19,942,915百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
50,710
10/9 15:00
+570(1.14%)
時価総額 16,136,987百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,696
10/9 15:00
+115(1.34%)
時価総額 14,982,808百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17