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欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりの展開か、貿易摩擦の激化回避期待続く

2018/8/28 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりの展開か、貿易摩擦の激化回避期待続く 28日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの展開を予想したい。引き続き米トランプ政権の貿易摩擦の激化回避への期待を背景にクロス円が上昇基調となり、ドル・円をある程度けん引する見通し。前日の取引で下値の堅さが確認されたこともあり、ドルは買われやすい地合いとなりそうだ。 前日はロンドン市場がサマー・バンク・ホリデーで休場だったため欧州では動意が薄かったものの、NY市場では北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関し、米国とメキシコが2国間協議で大筋合意に達した。それを受けメキシコペソが上昇したほか、これから交渉に復帰するカナダも注目され、カナダドルが対ドルで反発。また、ユーロやポンドなどもそれに追随した。ドル売り地合いのなか、ドル・円は一時111円を割り込んだ。ただ、アジア市場と同様110円90銭台で下げ止まり、下値の堅さが確認された。本日も月末による国内勢のドル売りが出たものの、押し目ではドル買いがみられ、111円台での推移が続いた。 今晩も通商摩擦の激化回避への期待感から、主要通貨がドルや円に対して買い戻される展開となりそうだ。ドル・円に関しては、株価や長期金利をにらみながらクロス円の上昇に押し上げられるだろう。一方、23時発表の米国の8月消費者信頼感指数は、前月からやや低下する見通し。ただ、高水準を維持して個人消費の強さが意識され、成長拡大への期待から株買い・ドル買いを誘発する可能性がある。とはいえ、9月25-26日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げはほぼ織り込み済みであり、ドルのさらに大きな買いは見込みにくく、上昇は限定的となろう。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ユーロ圏・7月マネーサプライ(前年比予想:+4.3%、6月:+4.4%) ・21:30 米・7月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.2%、6月:+0.1%) ・22:00 米・6月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+6.40%、5月:+6.51%) ・23:00 米・8月消費者信頼感指数(予想:126.6、7月:127.4) ・23:00 米・8月リッチモンド連銀製造業指数(予想:17、7月:20) ・02:00 米財務省5年債入札(370億ドル) 《FA》