マーケット
9/20 15:15
37,723.91
+568.58
42,063.36
+457.18
暗号資産
FISCO BTC Index
9/22 13:45:31
9,095,748
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

23000円到達後の戻り売りは想定内、9月のメジャーSQに向けた思惑も【クロージング】

2018/8/28 16:02 FISCO
*16:02JST 23000円到達後の戻り売りは想定内、9月のメジャーSQに向けた思惑も【クロージング】 28日の日経平均は小幅に続伸。13.83円高の22813.47円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。米株高の流れを引き継ぐ格好から始まると、寄り付き直後に一時23006.77円と心理的な節目の23000円を回復する局面もみられた。しかし、その後は目先的な達成感が意識されるなか、短期筋の利益確定の流れからこう着感が強まると、後場は戻り売りにじりじりと上げ幅を縮める展開だった。売買代金は8営業日ぶりに辛うじて2兆円を回復したが、23000円が心理的な上値抵抗となり、結局は本日の安値で取引を終えている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えているものの、値上がり、値下がり数はほぼ拮抗。セクターでは海運、ゴム製品、輸送用機器、機械、非鉄金属、繊維、証券、不動産がしっかりな半面、水産農林、小売、パルプ紙、食料品、サービス、鉱業が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、TDK<6762>が下支えとなる一方で、ファーストリテ<9983>が重石となった。 日経平均は23000円にタッチした後は、戻り売りに押された格好だが、8月半ばの21800円処をボトムとしたリバウンドの中、短期筋の達成感は意識されやすく、戻り売りも出やすい水準だろう。マザーズ指数はいち早く下げに転じ、JASDAQも下げに転じていたが、マザーズは足元では4営業日続伸で上値抵抗の25日線を突破していたこともあり、日経平均の23000円到達で、いったんは利食いに向かわせやすいところであろう。ただし、下げに転じているとはいえ、下値の堅さは意識されてきており、マザーズ指数も25日線を支持線として意識されつつある。 外部環境の不透明要因はあるものの、米国市場が強い値動きを続ける中、リスクオフに傾けづらい状況にもなってきている。9月以降の機関投資家の参入等も意識されやすく、需給状況は改善傾向に向かいやすいと考えられる。9月のメジャーSQに向けた思惑も働きやすい。中小型株物色については、出遅れ感の強い銘柄の修正リバウンドのほか、強いトレンドを続けていた銘柄への利食い一巡後の再動意も意識されやすい。引き続きバイオやEV、キャッシュレス関連のほか、ハイテク株の動向が注目される。 《AK》
関連銘柄 5件
6762 東証プライム
9,000
9/20 15:00
+102(1.15%)
時価総額 3,498,948百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6954 東証プライム
3,965
9/20 15:00
+140(3.66%)
時価総額 4,002,854百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
9433 東証プライム
4,804
9/20 15:00
-9(-0.19%)
時価総額 11,069,281百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
47,810
9/20 15:00
+1,910(4.16%)
時価総額 15,214,146百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,563
9/20 15:00
+158(1.88%)
時価総額 14,753,655百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17