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今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いが大きく広がる可能性低い

2018/8/23 8:36 FISCO
*08:36JST 今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いが大きく広がる可能性低い 22日のドル・円相場は、東京市場では110円03銭から110円50銭まで反発。欧米市場でドルは110円21銭まで下げた後に110円62銭まで上昇し、110円54銭で取引を終えた。 本日23日のドル・円は、主に110円台半ば近辺で推移か。米9月利上げを織り込む相場展開となりそうだが、米国の政治不安や米中貿易摩擦に対する警戒感は消えていないことから、リスク選好的なドル買い・円売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。 22日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合(7月31日−8月1日開催分)の議事要旨によると、米国経済が現在の軌道を維持する限り、追加利上げを実施する用意があることが判明した。追加利上げに関する記述では、「さらなる漸進的な引き上げは、経済活動の持続的拡大、力強い労働市場、およびインフレ率が中期的に委員会の対称的な2%目標付近で推移することと合致する」とされていた。 市場関係者の間からは「公表されたFOMC議事要旨は9月に追加利上げが実施されることを示唆しており、市場の見通しと一致している」との声が聞かれた。ただ、一部の市場関係者は、「ほとんどのメンバーは、貿易論争の悪化は潜在的に米国経済の下方リスクになると指摘」、「関税はインフレを生む」との記述を注目している。年内2回の追加利上げはおおむね織り込み済みだが、2019年も3−4回の利上げが実施される可能性については懐疑的な見方もある。2019年の米金利見通しは不透明になりつつある。 《CS》