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後場に注目すべき3つのポイント~金融政策決定会合の結果待ちに

2018/7/30 12:38 FISCO
*12:38JST 後場に注目すべき3つのポイント~金融政策決定会合の結果待ちに 30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は下落、金融政策決定会合の結果待ちに ・ドル・円は小じっかり、動きづらいなかやや上昇 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は下落、金融政策決定会合の結果待ちに 日経平均は下落。125.05円安の22587.70円(出来高概算6億8000万株)で前場の取引を終えた。週末27日の米国市場の下落影響のほか、1ドル110円台での為替相場が嫌気されるなか、利食い優勢の相場展開となった。また、長期金利の上昇を背景に銀行株が買われる局面がみられるなど、金融政策決定会合で現行の金融政策の調整を検討するとの観測を背景に金利上昇圧力が掛かっている。そのため、今日からの金融政策決定会合、その後の黒田総裁会見を見極めたいとの模様眺めムードが強まった。その他、決算発表が第一弾のピークを迎えることも、手掛けづらさにつながっている。 セクターでは医薬品、電力ガス、サービス、その他製品、食料品、石油石炭が軟調な半面、ゴム製品、銀行、鉱業、海運がしっかり、指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、エーザイ<4523>、大日住薬<4506>が重石となっている。 日経平均は5日線を挟んでのこう着が続いており、金融政策決定会合の結果待ちとなっている。長期金利が上昇傾向をみせ、銀行株が買われるなど、市場は金融緩和政策の修正を織り込む格好から先回り的なポジション調整みせているようである。そのため、リバランスが中心となり、日経平均が不安定な動きをみせるなか、相対的にTOPIXの底堅さが意識されている。とはいえ、緩和政策の修正に関しては先週からこれに備えたポジションのシフトが行われており、決定会合通過後はポジションの巻き戻しが起こる可能性がある。そのため、積極的にポジションを傾けることも難しいところである。 また、決算発表が第一弾のピークを迎えている。決算評価の動きも散見されるなか、好決算銘柄での短期的な値幅取り狙いが活発化しよう。 ■ドル・円は小じっかり、動きづらいなかやや上昇 30日午前の東京市場で、ドル・円は小じっかり。日銀の政策決定を前に動きづらいなか、米景気拡大を意識したドル買いが観測された。 ドル・円は、朝方から前週末NY終値付近の111円前後でもみあう値動きが続いた。日銀金融政策決定会合が本日から始まり、動きづらい展開。ただ、米4-6月期国内総生産(GDP)の強い内容が意識され、ドルは売りづらいようだ。 正午にかけてはドルが主要通貨に対して買われ、ユーロ・ドルは本日の安値を更新。ただ、ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移しており、目先の日本株安継続を意識した円買いがドルの上値を押さえたとみられる。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円89銭から111円14銭、ユーロ・円は129円28銭から129円53銭、ユーロ・ドルは1.1650ドルから1.1665ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・東映アニメーション<4816>や寺岡製作所<4987>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「GDPは素晴らしい結果」 「GDP、非常に持続的」 「経済は13年ぶりの最大の成長軌道。本年の成長は3%台へ」 「貿易協議が成長を一段と押し上げへ」 「GDPによると、貿易赤字の縮小が見られる」 「Q3の結果もずば抜けたものに」 「貿易赤字の改善で、GDP4.1%成長を大きく上回ることに」 「失業保険申請件数も50年ぶりの低水準」 「我々は虐待的な貿易の慣行を厳重に取り締まりへ」 ・米行政管理予算局(OMB)のミック・マルバニー局長 「4%成長は持続可能、長期的に管理可能な成長だ」 「減税による効果はまだ見られていない」 ・プーチン露大統領 「トランプ米大統領と会談の用意、モスクワに招待」 ・欧州中央銀行(ECB)専門家調査 「インフレ率予測、2018年、2019年はともに1.7%(前回それぞれ1.5%、1.6%)」 ・南ア中銀 「2四半期連続のマイナス成長は予想していない」 ・ロシア中銀 「政策金利を7.25%に据え置きとすることを決定」 【経済指標】 米・4-6月期GDP速報値:前期比年率+4.1% (予想:+4.2%、1-3月期:+2.2%←+2.0%) 米・4-6月期個人消費速報値:前期比年率+4.0% (予想:+3.0%、1-3月期:+0.5%←+0.9%) 米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:97.9 (予想:97.1、速報値:97.1) 米・7月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:2.9% (速報値:2.9%) 米・7月ミシガン大学5−10年期待インフレ率確報値:2.4% (速報値:2.4%) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・日銀金融政策決定会合(31日まで) <海外> ・特になし 《HH》
関連銘柄 6件
4506 東証プライム
609
9/25 15:00
-12(-1.93%)
時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4523 東証プライム
5,510
9/25 15:00
-77(-1.38%)
時価総額 1,634,084百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
4816 東証スタンダード
3,110
9/25 15:00
-25(-0.8%)
時価総額 653,100百万円
東映系アニメ製作会社。1956年創立。ワンピースやプリキュアなどの映像製作、キャラクター版権ビジネスが柱。商品販売事業、キャラクターショー等も。主力作品の安定収益確保を図る。海外事業にも引き続き注力。 記:2024/06/15
4987 東証スタンダード
561
3/8 14:59
±0(0%)
時価総額 14,972百万円
粘着テープの専業メーカー。電機・電子用を柱に梱包・包装用や産業用も。23年10月にMBOとTOBの実施を発表。TOB価格564円。TOB成立し、所定の手続き後に同社株は上場廃止に。24.3期上期は足踏み。 記:2024/01/17
9983 東証プライム
47,100
9/25 15:00
-830(-1.73%)
時価総額 14,988,209百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,542
9/25 15:00
-134(-1.54%)
時価総額 14,717,473百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17