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後場に注目すべき3つのポイント~決算シーズン控え先物主導で振らされる場面も

2018/7/20 12:48 FISCO
*12:48JST 後場に注目すべき3つのポイント~決算シーズン控え先物主導で振らされる場面も 20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続落、決算シーズン控え先物主導で振らされる場面も ・ドル・円はもみあい、買戻しは慎重 ・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位は電通<4324> ■日経平均は続落、決算シーズン控え先物主導で振らされる場面も 日経平均は続落。112.26円安の22652.42円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を終えている。 19日の米国市場でNYダウは6日ぶりに反落し、134ドル安となった。複数の主要企業の決算内容が嫌気されたほか、自動車関税を巡り米欧双方が強硬姿勢を示したことも貿易摩擦への警戒感につながった。また、トランプ大統領は連邦準備理事会(FRB)の利上げについて「好ましくない」などとも発言し、為替市場では円相場が一時1ドル=112円台前半まで上昇。本日の東京市場では米株安や円高を嫌気した売りが先行して30円安からスタートした。寄り付き後は円高一服を受けてプラスに転じ、22869.98円(105.30円高)まで上昇する場面もあった。しかし、中国人民銀行が人民元の基準値を対ドルで約1年ぶりの元安水準に設定すると、米株価指数先物の急落とともに日経平均も一時22560.17円(204.51円安)まで下落した。 個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、ファナック<6954>などが小安い。東エレク<8035>やSUMCO<3436>は2%超安となり、半導体関連株の下げが目立った。また、電通<4324>は急落して7%超安で前場を折り返した。一方、業績観測が報じられた東海カーボ<5301>、目標株価引き上げ観測の村田製<6981>や太陽誘電<6976>、その他任天堂<7974>や資生堂<4911>、キーエンス<6861>がしっかり。中小型株ではレノバ<9519>が一部報道を受けて再生可能エネルギー関連として大きく買われ、一時ストップ高を付けた。セクターでは、非鉄金属、鉄鋼、保険業などが下落率上位。反面、石油・石炭製品、空運業、食料品などが上昇率上位となった。 来週25日の信越化<4063>、日本電産<6594>、ファナックなどを皮切りに主力企業の4-6月期決算発表が本格化するため、朝方の市場では様子見ムードも窺えた。しかし、商いが薄くなっているだけに、日経平均は先物主導で振らされる場面も出てきやすいだろう。為替や中国を中心としたアジア市場、時間外取引での米株価指数先物などの動向を睨みながらの神経質な展開となりそうだ。中国・人民元安に加え、来週25日に米欧首脳会談が予定されていることなどから、米中・米欧の貿易摩擦への警戒感が再燃しやすい場面でもある。 とはいえ、決算発表シーズンに入れば市場の関心は個別企業の業績動向に向かうだろう。なお、新興市場では来週からIPO(新規株式公開)が再開されるため、新規上場銘柄が賑わいを見せそうだ。 ■ドル・円はもみあい、買戻しは慎重 20日午前の東京市場で、ドル・円はもみあい。トランプ米大統領のドル高けん制発言で急落し、112円前半で押し目買いは観測されるが戻りは弱い。 トランプ大統領は前日、テレビとのインタビューでドル高について好ましくないとの見解を表明し、ドルは一時112円06銭まで急落。ただ、本日のアジア市場では日経平均株価の切り返しなどで押し目買いが観測された。 その後、人民元基準値の元安設定や上海総合指数の軟調地合いを受け再びマイナス圏に下げ、やや円買いが強まった。ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の日本株安継続を警戒した円買いに振れやすい。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円28銭から112円62銭、ユーロ・円は130円60銭から131円21銭、ユーロ・ドルは1.1626ドルから1.1660ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・日本リビング保証<7320>やレノバ<9519>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位は電通<4324> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・国際通貨基金(IMF) 「ユーロ圏の金融機関は金利急上昇で資本とキャッシュに甚大な影響」 ・茂木経済財政相 「日米通商協議では、国益に反した行為は絶対に行わない」 ・イタリア「同盟」幹部 「次期ECB総裁のワイトマン氏就任で欧州分裂につながりかねず、反対」 【経済指標】 ・日・6月全国消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.7%(予想:+0.8%、5月:+0. 7%) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・13:30 5月全産業活動指数(前月比予想:0.0%、4月:+1.0%) <海外> 特になし 《HH》
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半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
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4324 東証プライム
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国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。メディア確保力、広告企画力などが強み。配当性向35%目標。内部投資で競争力、ケイパビリティの強化を図る。中国などでのコアビジネス再建に注力。 記:2024/07/08
4911 東証プライム
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時価総額 1,142,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5301 東証プライム
906.4
11/29 15:30
-0.3(-0.03%)
時価総額 203,888百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
6594 東証プライム
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-51(-1.67%)
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6861 東証プライム
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時価総額 15,740,422百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
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CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
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時価総額 277,429百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
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7320 東証グロース
3,570
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+65(1.85%)
時価総額 18,271百万円
住宅設備の長期保証「住設あんしんサポート」やアフター業務支援サービス等のHomeworthTech事業が柱。住宅領域以外の長期保証サービスの提供等も。メディアシークと株式交換による経営統合で基本合意。 記:2024/07/04
7974 東証プライム
8,810
11/29 15:30
+25(0.28%)
時価総額 11,441,459百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
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時価総額 10,993,765百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9519 東証プライム
795
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+1(0.13%)
時価総額 72,494百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマス、洋上風力発電事業も。小規模分散型の太陽光発電所も順次運転を開始したことで、発電量は順調に増加。東京ガとの間で資本業務提携、第三者割当増資で資本増強。 記:2024/08/26
9983 東証プライム
51,110
11/29 15:30
+10(0.02%)
時価総額 16,264,275百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,936
11/29 15:30
-112(-1.24%)
時価総額 13,135,875百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17