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後場に注目すべき3つのポイント~外部環境の不透明感から内需系への資金シフト続く

2018/6/27 12:36 FISCO
*12:36JST 後場に注目すべき3つのポイント~外部環境の不透明感から内需系への資金シフト続く 27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、外部環境の不透明感から内需系への資金シフト続く ・ドル・円は下げ渋り、中国株にらみ ・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はキヤノン<7751> ■日経平均は反落、外部環境の不透明感から内需系への資金シフト続く 日経平均は反落。90.64円安の22251.36円(出来高概算6億1000万株)で前場の取引を終えている。 26日の米国市場でNYダウは小幅反発し、30ドル高となった。前の日の下げが大きかっただけに、ハイテク株などに買い戻しや押し目買いが入った。原油価格の上昇も好感されたが、米国の通商政策に対する警戒感は根強く、上値の重い展開だった。円相場も朝方は1ドル=110.00-110.10円近辺と前日より円安方向に振れていたが、本日の日経平均は6月期及び12月期決算企業の配当権利落ちで30円ほど押し下げられ、21円安からスタートした。寄り付き後は円相場の下げ渋りとともに弱含みの展開となり、前場中ごろを過ぎると22205.34円(136.66円安)まで下落する場面があった。 個別では、12月期決算企業のJT<2914>やキヤノン<7751>、それに東海カーボ<5301>が3%超の下落で前場を折り返した。その他売買代金上位では三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>などが軟調で、任天堂<7974>やソフトバンクG<9984>も小安い。一方、ソニー<6758>、東エレク<8035>、資生堂<4911>などが堅調。ファーストリテ<9983>はもみ合いながらも小幅高で前場の取引を終えた。また、決算内容が好感された日本オラクル<4716>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。セクターでは、ゴム製品と海運業の下げが目立ち、その他では空運業などが軟調。半面、パルプ・紙、石油・石炭製品、水産・農林業などが上昇率上位となった。前日に続き内需・ディフェンシブセクターの一角が堅調だった。 26日の米国では貿易摩擦を巡る新たな材料が出ず、本日の東京市場は弱含みながらも比較的落ち着いた動きを見せている。しかし、米国が日本を含む世界各国にイラン産原油の輸入停止を求めていることが一部メディアで報じられたほか、米国による中国企業への投資制限案も今週29日にトランプ大統領へ報告されるもようで、外部環境の不透明感が強まっている。今後も金融市場全体が「トランプ流外交」に振り回される展開を想定すると、輸出関連株などは積極的に手掛けづらい。目先は米国の対中政策を見極めたいとの思惑が強まりそうだ。 歴史的な高水準まで上昇したNT倍率の訂正が意識され、前日は軟調だったファーストリテだが、本日は下げ渋る動きを見せている。主力の輸出関連株などが手掛けづらい以上、業績堅調な内需・ディフェンシブ系銘柄に資金が向かわざるをえない状況であることが窺える。週後半も小売企業の決算などを手掛かりに内需・ディフェンシブ系銘柄の物色が続きそうだ。 ■ドル・円は下げ渋り、中国株にらみ 27日午前の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。米中貿易摩擦への警戒が続くなか、売り先行となっていた中国株が持ち直した場面では円買いが後退した。 ドル・円は、米中間の貿易摩擦への根強い懸念で円買いに振れやすく、110円を割り込んだ。また、前日に続き上海総合指数など中国株が弱含んだことで日経平均株価が下げ幅を拡大し、ドルは109円70銭台に値を下げた。 その後上海総合指数がプラスに転じると、ランチタイムの日経平均先物は下げ幅を縮小し、目先の日本株反転への思惑から円買いは後退した。ただ、中国株はやや不安定な値動きで、警戒の円買いは弱まっていないようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円77銭から110円21銭、ユーロ・円は128円13銭から128円35銭、ユーロ・ドルは1.1644ドルから1.1652ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ASJ<2351>やZUU<4387>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はキヤノン<7751> ■経済指標・要人発言 ・トランプ米大統領 「米国には労働者が必要だが、移民は合法的な方法で入国を」 ・NZ・5月貿易収支:+2.94億NZドル(予想:+1.00億NZドル、4月:+1.93億NZドル←+2.63億NZドル) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 15件
2351 東証グロース
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-9(-2.09%)
時価総額 3,347百万円
Webサーバー「ASJサーバー」、決済代行サービス「ASJペイメント」、クラウドグループウェア「HotBiz」等を手掛ける。サーバ構築技術等に強み。DX推進支援に加え、新規技術の研究開発などを強化。 記:2024/08/23
2914 東証プライム
4,320
10/11 15:00
-46(-1.05%)
時価総額 8,640,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
4387 東証グロース
740
10/11 12:46
-3(-0.4%)
時価総額 3,515百万円
経済・金融情報サイト「ZUU online」の運営を行う。クラウドファンディング等のフィンテック・トランザクション事業も展開。コンサルティング事業は構造改革中。金融商品仲介業、保険代理業は順調に伸びる。 記:2024/06/24
4716 東証スタンダード
15,100
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+5(0.03%)
時価総額 1,936,771百万円
米オラクル社の日本法人。クラウドサービス、ライセンスサポートが柱。データベース管理システムなどに強み。ライセンスサポートは高い契約更新率を維持。OCIは引き合い強く、東京データセンター等の利用量は順調増。 記:2024/05/17
4911 東証プライム
3,690
10/11 15:00
±0(0%)
時価総額 1,476,000百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5301 東証プライム
881.8
10/11 15:00
-3.7(-0.42%)
時価総額 198,355百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。26年度営業利益530億円目標。黒鉛電極事業の構造改革などに取り組む。 記:2024/04/29
6758 東証プライム
2,815
10/11 15:00
-11(-0.39%)
時価総額 17,574,321百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,079
10/11 15:00
+8(0.2%)
時価総額 4,117,942百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,562
10/11 15:00
-19(-0.74%)
時価総額 41,798,997百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7751 東証プライム
5,040
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-55(-1.08%)
時価総額 6,722,166百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
7974 東証プライム
7,878
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時価総額 10,231,080百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,620
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+105(0.41%)
時価総額 12,083,237百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,552
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+26.5(1.74%)
時価総額 20,613,656百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(6.09%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,954
10/11 15:00
-87(-0.96%)
時価総額 15,427,330百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17