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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米中通商対立の行方を注視

2018/4/9 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米中通商対立の行方を注視 9日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米国株の自律反発を手がかりに前週末の下げを修正する動き。ただ、通商問題で対立する米中関係の行方や今週発表の米インフレ指標を見極めるムードで、ドルの買い戻しは小幅にとどまりそうだ。 注目された6日発表の米国の3月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+10.3万人と予想の+18.5万人を大きく下回ったことが嫌気された。また、その後のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演で金融正常化に向けた従来方針を示したことで、景気への悪影響が意識され、NYダウは前日比500ドル超の大幅安。ドル売りが優勢となり、ドル・円はNY終値で節目の107円を割り込んだ。ただ、雇用統計の失業率と平均時給の底堅い内容が改めて見直されれば、ドルは買い戻しが入るだろう。また、足元では時間外取引の米株先物がプラス圏で推移しており、今晩の米国株が自律反発した場合にはドル買いを誘発しそうだ。 ただ、依然としてドルの上値の重さが意識され、目先は107円台を回復しても戻りの鈍い値動きとなろう。今晩は重要イベントが予定されておらず、米株価や長期金利のほか、米中通商対立の行方が注目される。トランプ大統領は7日、長年にわたる中国との不公正貿易を是正する必要性をツイッターで訴えた。中国側はこれまで、米国の制裁への報復措置を打ち出しており、双方のにらみ合いが続く。市場では米中貿易戦争の影響に警戒が強まり、ドル売りに振れやすい地合いとなっている。一方、10日に発表となる米国の3月生産者物価指数(PPI)や11日の3月消費者物価指数(CPI)などインフレ指標を見極めたいとのムードもあり、積極的なドル買いは手控えられそうだ。 【今日の欧米市場の予定】 ・特になし 《FA》