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米国株式市場見通し:1-3月期決算シーズンに突入

2018/4/7 15:19 FISCO
*15:19JST 米国株式市場見通し:1-3月期決算シーズンに突入 先週と同じく米中の貿易摩擦を巡り、株式相場は不安定な展開が続きそうだ。さらに、フェイスブックの個人情報漏洩問題やトランプ大統領によるアマゾン批判を受け、課税・規制強化への警戒感からハイテクセクターの動向も不透明だ。10日から11日にかけて、フェイスブックのザッカーバーグCEOによる議会証言が予定されており、注目が集まりそうだ。 今週は11日にFOMC議事録が公表される。3月のFOMCでは賛成多数で政策金利が引き上げられ、経済見通しの改善を理由に19年から20年にかけての金利カーブの傾斜が強まった。18年の利上げ見通しは3回で維持されたものの、年内の予想利上げ回数では、4回以上の利上げを支持した委員が増加しており、今後の利上げ見通しについて、どのような議論が行われたのかに注目したい。 決算発表では家庭用品小売のベッド・バス&ビヨンド(11日)、資産運用のブラックロック(12日)、航空大手のデルタ航空(12日)、大手行のウェルズ・ファーゴ、JPモルガンチェース、シティグループ(13日)などの発表が予定されている。ファクトセット社の調査によれば、1-3月期のS&P500構成銘柄の利益は、6日時点で前年同期比17.1%の増益予想と、11年1-3月期以来の利益成長(前年同期比)となる見通しだ。エネルギー、通信、金融セクターで利益成長が予想されており、特に、エクソンモービル、AT&T、ベライゾン、バンク・オブ・アメリカとJPモルガンの寄与が見込まれている。 経済指標では、3月生産者物価指数(10日)、3月消費者物価指数(11日)、3月輸入物価指数(12日)などの発表が予定されている。生産者物価指数や消費者物価指数などインフレ関連指標が多く発表され、注目を集めそうだ。CPIコア指数は2月を上回ると予想されており、利上げ観測の拡大で株価に影響を与えそうだ。 (Horiko Capital Management LLC) 《FA》