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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均はこう着も、決算手掛かりとした物色は活発

2017/7/21 8:33 FISCO
*08:33JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均はこう着も、決算手掛かりとした物色は活発 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均はこう着も、決算手掛かりとした物色は活発 ■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し ■前場の注目材料:キヤノン、営業益4割増、プリンター、新興国好調 ■日経平均はこう着も、決算手掛かりとした物色は活発 21日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。20日の米国市場はまちまちだった。複数の主要企業決算が好感され買いが先行。その後、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、6月景気先行指数も予想を上振れたが、原油相場の下落が嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの20090円。円相場は1ドル111円80銭辺りでの推移となっている。 これによりやや利食い優勢の展開から日経平均は25日線での攻防が続きそうである。週末要因もあって手控えの動きも意識されるほか、円相場が円高に振れて推移していることも手掛けづらくさせよう。昨日はインデックス主導で強含みとなったが反動が意識される。 一方、決算発表が本格化する中、決算を手掛かりとした個別物色は活発になりそうである。安川電<6506>は通期計画の上方修正のほか、配当予想の増額も発表している。これを材料視する格好から連日で高値を更新してくるようだと、日経平均がこう着ながらも、センチメントを明るくさせよう。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し 朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り810万株、買い870万株、差し引き60万株の買い越しとの観測。 07月13日(木):100万株の売り越し 07月14日(金):70万株の買い越し 07月18日(火):120万株の売り越し 07月19日(水):130万株の買い越し 07月20日(木):120万株の売り越し ■前場の注目材料 ・ナスダックは上昇(6390.00、+4.96) ・日銀や欧州中央銀行(ECB)が金融政策の据え置きを決定 ・日銀、物価2%の到達時期を「19年ごろ」に先送り ・ECB、今秋にも政策変更を協議へ ・米新規失業保険申請件数(前週分)、23.3万件で予想下回り堅調 ・米6月景気先行指数、前月比0.6%増で予想上振れる ・キヤノン<7751>、営業益4割増、プリンター、新興国好調 ・イオン<8267>、商品を海上輸送、運転手不足に対応 ・ローソン<2651>、上海に無人型コンビニ、オンライン決済、利用者がセルフレジ ・安川電<6506>、中国で増産、産業用ロボ付き2.5倍、納期短縮 ・NTT<9432>、東西でシステム統一、光回線の顧客・設備管理、開発コスト圧縮 ・ハウス食G<2810>、マロニーを子会社化へ ・出光興産<5019>、公募増資完了、株主総会の時期焦点に ・欧州中央銀行(ECB) 「量的緩和(QE)は12月まで継続、必要とあればそれ以降も継続し、インフレ軌道 が持続的に調整されるまで維持する」 「金利はQE終了後も長期にわたり現行で推移」 「見通しが悪化した場合、QEの規模拡大や期間延長も可能」 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《HT》
関連銘柄 7件
2651 東証プライム
10,330
7/23 15:00
±0(0%)
時価総額 1,036,099百万円
コンビニ大手。ローソン、ローソンストア100などの運営を行う。成城石井、ローソン・ユナイテッドシネマ等を傘下に収める。国内総店舗数は1万4600店舗超。KDDIによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/05/06
2810 東証プライム
2,839.5
11/26 15:30
+2.5(0.09%)
時価総額 286,082百万円
カレーやシチューのルウ、レトルトカレーで国内シェアトップ。1913年創業。壱番屋、マロニーなどを傘下に持つ。総還元性向40%以上目安。健康食品事業ではウコンの力が需要増。27.3期売上高3600億円目標。 記:2024/06/07
5019 東証プライム
1,004
11/26 15:30
-30(-2.9%)
時価総額 1,398,213百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
6506 東証プライム
4,121
11/26 15:30
-51(-1.22%)
時価総額 1,099,029百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
7751 東証プライム
4,980
11/26 15:30
-76(-1.5%)
時価総額 6,642,140百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8267 東証プライム
3,557
11/26 15:30
+12(0.34%)
時価総額 3,101,437百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24
9432 東証プライム
154.3
11/26 15:30
-0.5(-0.32%)
時価総額 13,971,914百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10