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今日の為替市場ポイント:米トランプ政権に対する警戒感でドル買い抑制も

2017/7/12 8:26 FISCO
*08:26JST 今日の為替市場ポイント:米トランプ政権に対する警戒感でドル買い抑制も 11日のドル・円相場は、東京市場では114円04銭から114円48銭まで上昇。欧米市場でドル・円は114円49銭から113円72銭まで反落し、113円96銭で取引を終えた。 本日12日のドル・円は114円前後で推移か。2016年の米大統領選へのロシア政府の関与の有無を巡ってトランプ政権に対する警戒感が再浮上していることから、リスク選好のドル買い・円売りはやや抑制される可能性がある。 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は日本時間12日23時に米下院金融委員会で証言を行う。証言原稿は日本時間21時30分に公表予定となっている。議会証言では先週7日に公表された半期毎の金融政策報告書についても言及するとみられている。ただし、多くの市場関係者は、追加利上げやバランスシート縮小が米経済に与える影響についてのイエレンFRB議長の見解を注目している。 米金利上昇に対する市場の警戒感は消えていないが、イエレンFRB議長が米国経済について楽観的な見通しを示した場合、米利上げ継続やバランスシートの早期縮小の可能性が高まり、米長期金利は上昇するとみられる。米株式市場の反応は予測困難だが、株安でもドルは主要通貨に対して全面高となる可能性がある。 《HT》