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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株番長:株番長が注目しているセルフレジ関連銘柄

2017/5/9 13:21 FISCO
*13:21JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株番長:株番長が注目しているセルフレジ関連銘柄 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株番長氏(ブログ「株番長の注目銘柄」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2017年5月7日14時に執筆 セルフレジは、小売店のレジ担当者数を減らすとともに、利用者のレジ待ち時間を短縮できるメリットがある。ICタグの小型・軽量化とコストダウンにより、セルフレジの大規模導入が現実味を帯びてきている。会計をせずに商品を持ち出す悪質な利用者が出かねないといった課題を克服できれば、セルフレジが身近なものとなるだろう。 ■コンビニでICタグ利用によるセルフレジが本格導入へ コンビニ国内大手5社は、2025年までにすべての店舗にセルフレジを導入する計画を立てているようだ。各商品に小型のICタグをつけ、利用者はレジにカゴを置くだけで会計ができる仕組みだ。日本では人材不足が深刻化しており、コンビニ業界でも人件費の高騰が課題となっている。 高騰する人件費は収益を圧迫しているほか、そもそも深夜帯などに人材を確保しづらい現状がある。一部のファミレスなどでは、売上減につながることを覚悟の上で24時間営業を断念する企業も見られるくらいだ。利用者側としてもレジ待ち時間が短くなるほか、昨今は店員と会話したくないと考える人も少なくないのではないだろうか。 セルフレジであれば声かけを受けることもないため、気楽に買い物ができるメリットがある。コンビニへのセルフレジ導入は経済産業省も後押ししていることから、急速な普及が期待される。 ■一部小売店ではすでにセルフレジ導入が進む スーパーやコンビニの一部店舗では、すでにセルフレジを導入しているところがある。セルフレジを導入することで購入点数が少ないなど、自ら商品をレジに通す負担が少なく、有人レジ待ちの列に並びたくないと考える利用者が活用しやすい。 ただ、現在導入されているセルフレジは、あくまでも利用者が店員の代わりに商品のバーコードを読み取る仕組みとなっている。そのため、レジ操作に習熟していない利用者が会計に手間取るケースが少なくないのだ。 商品の一部をレジに通さず持ち帰る利用者を判別することも難しい。そのため、セルフレジの普及ペースは遅いと言える。しかし、各商品にICタグをつけることでバーコードを読み取る手間が省ければ、セルフレジの利用は格段にスムーズになる。操作への不安も減りより多くの人々が利用すれば、現在のセルフレジが抱える課題の一部が解決されると言える。 ■セルフレジ関連銘柄が注目されている理由とは? 日本では現在、人材不足が深刻だ。そのため各企業は人件費の削減に頭を悩ませており、セルフレジ導入によりレジ人員を削減できることは企業にとって大きなメリットだ。また、政府が働き方改革を推進しているほか、若者を中心にサービス残業などの「ブラック労働」を含めた長時間労働に対する懸念が強い。 そのため、24時間営業のコンビニでは夜間や早朝のシフトが空白になりがちなど、24時間営業というスタイルが脅かされる事態となっている。また、ネット通販の利用者が増えていることから、手軽に買い物をしたいと考える層が多いと言える。 有人レジに並び、商品のバーコードが読み取られるのを見守る時間をストレスに感じる人が増えるのではないだろうか。ネット通販のように効率よく買い物ができるとなれば、実店舗の小売りビジネスの将来にも明るい光がさすことになる。 ■セルフレジ関連銘柄 <6287>サトーホールディングス バーコード認識システムを製造している。セルフレジビジネスで大きな収益を上げられれば、成長速度が上がることが期待される。海外事業にも積極的で、国内新事業に成功すれば海外展開にもつながると考えている。 <6588>東芝テック 財務状況が悪化している東芝<6502>の子会社であり、株式が売り出される可能性がある。しかし、東芝テックの業績自体に大きな問題はないことから、株価が急落すれば投資チャンスと言えるだろう。コンビニやスーパー等に導入されているPOS端末で高いシェアを誇っており、セルフレジ導入でレジ更新が進めば業績に追い風が吹く。 <3382> セブン&アイ・ホールディングス コンビニ最大手の企業である。国内消費者向けビジネスで苦戦するスーパーや百貨店を横目に成長を続けてきたコンビニ業界だが、人件費高騰が課題だ。そのため、セルフレジ導入が進めば人件費削減で利益率が高まり、業績をさらに伸ばしやすくなるだろう。 ■まとめ セルフレジ関連銘柄は、レジを導入する小売企業と、レジ端末メーカーの両方がある。人件費を抑制しつつ利用者の利便性を高められるセルフレジが、国の後押しも受けながらどれだけ急速に普及するかに要注目だ。 その他にも、注目銘柄ブログで注目テーマ株、個人的に注目している個別銘柄情報を幅広く紹介している。トランプ関連銘柄、フィンテック関連銘柄、VR関連銘柄、ドローン関連銘柄、自動運転車関連銘柄、IoT関連銘柄、人工知能関連銘柄、などに関する情報も日々更新しているので是非チェックくれ!検索サイトで「株番長の注目銘柄」と検索してもらえればブログが読めるぞ。 -------- 執筆者名:株番長 ブログ名:株番長の注目銘柄 《WA》
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