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欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、北朝鮮への懸念継続や日米経済対話前で買い手控え

2017/4/17 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、北朝鮮への懸念継続や日米経済対話前で買い手控え 今日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含みの展開を予想したい。イースターマンデーの祝日で欧州主要市場が休場となり、薄商いになる可能性があるなか、朝鮮半島情勢への警戒が続く見通し。また、18日の日米経済対話を前に、ドル買い・円売りには動きにくいとみられる。 北朝鮮は日本時間16日早朝、中距離弾道ミサイル1発を発射したものの、直後に爆発したため、発射は失敗したとみられる。これに関連し、米国のトランプ政権は韓国や日本、中国とさまざまな対応策を協議しており、今のところ軍事行動に踏み切る可能性が低い。ただ、北朝鮮がトランプ政権への圧力に対抗する姿勢を示したことは、「有事の際の報復的な攻撃が現実的になった」(ある短期筋)と、周辺国の緊張感の度合いを高めている。週明け17日のアジア市場では、ドル・円は108円13銭まで下落。この後の欧米市場では薄商いのなか、節目の108円を一時的に割り込むかもしれない。 一方、18日の日米経済対話を前に、ドル買い・円売りには動きにくい状況。米財務省は14日、外国為替報告書で中国の為替操作国認定を見送ったが、日本を含め複数の対米貿易黒字への通貨安誘導に厳しく対応する姿勢を崩していない。日米間は安全保障面では協力関係を強める反面、通貨政策に関しては米国が日本に円安誘導の是正を迫る可能性はあろう。 今晩は米国の4月NY連銀製造業景気指数(21時半)や4月NAHB住宅市場指数(23時)などの発表も注目される。足元はドル買い材料が乏しいものの、NY連銀製造業景気指数が引き続き高水準となり、景況感の改善が裏付けられれば、ドル売りを弱める手がかりとなりそうだ。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・21:30 米・4月NY連銀製造業景気指数(予想:15.0、3月:16.4) ・23:00 米・4月NAHB住宅市場指数(予想:70、3月:71) ・05:00 米・2月対米証券投資(1月:ネット長期有価証券+63億ドル) ・イースターマンデー祝日で休場:独、仏、英、カナダなど 《SK》