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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い展開か、地政学リスクを意識も押し目買い継続

2017/4/11 17:20 FISCO
*17:20JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い展開か、地政学リスクを意識も押し目買い継続 今日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。シリア情勢や北朝鮮リスクなどへの警戒が続く見通し。ただ、ドルの下値の堅さが確認されるなか、米連邦準備制度理事会(FRB)の年3回ペースの利上げ観測を背景とした押し目買いが入りやすい地合いで、ドルは110円台を維持するとみられる。 米国のシリア軍事施設への攻撃をきっかけに国際情勢に警戒感が広がり、金融市場では積極的な売り買いを手控えさせる要因となっている。前日イタリアで行われた先進7カ国(G7)外相会合では、シリアの後ろ盾となっているロシアに対する英国の批判が目立ったものの、早期解決に向けた進展は現時点では見込みにくい。また、アサド政権と関係の深い北朝鮮では本日、最高人民会議が開催され、核戦力の増強と経済回復を進める路線が強調される見通し。北朝鮮は引き続きトランプ政権に対し挑発的なスタンスを示すとみられ、朝鮮半島有事への懸念は継続しそうだ。 ドル・円は前日の海外市場では、戻りは限定的となり、今年1月高値118円60銭をピークとした調整トレンドの継続が示された。ただ、前週の取引で110円台を維持し、下値の堅さも確認されたことから、押し目買いが入りやすい地合いには変わりはないようだ。米FRBが年内にあと2回の利上げを目指すとの見方が根強いなか、イエレンFRB議長は10日の講演で、次回の追加利上げについて「長く待ちたくはない」と発言している。今晩23時発表の米国の2月JOLT求人件数が予想通りであれば、早ければ6月の利上げに思惑が広がり、押し目買いが強まる可能性もありそうだ。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・3月消費者物価指数(前年比予想:+2.3%、2月:+2.3%) ・17:30 英・3月生産者物価産出指数・産出(前年比予想:+3.4%、2月:+3.7%) ・18:00 ユーロ圏・2月鉱工業生産(前月比予想:+0.1%、1月:+0.9%) ・18:00 独・4月ZEW期待指数(予想:14.8、3月:12.8) ・23:00 米・2月JOLT求人件数(予想:565.0万件、1月:562.6万件) ・02:00 米国10年債入札(200億ドル、リオープン) ・02:45 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が質疑応答 《HT》