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欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりの展開か、下値の堅さを確認

2017/4/10 17:20 FISCO
*17:20JST 欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりの展開か、下値の堅さを確認 今日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの値動きを予想する。前週末までの取引でドルの下値の堅さを確認したような格好になっている。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が注目され、金融政策に言及がある場合、年内の利上げ軌道に変更がないことが再確認されれば、ドル買いに振れやすい地合いとなりそうだ。 7日の海外市場では、米国のシリア攻撃をきっかけに警戒感が広がるなか、米国の3月雇用統計のうち非農業部門雇用者数が前月比で予想を大きく下回り、市場に失望感が広がった。ただ、失業率と平均時給の改善が好感され、ドル売りを弱めることとなった。また、ダドリーNY連銀総裁が、バランスシート縮小のプロセスで利上げを休止しても、その期間は「極めて短い」と述べ、FRBの年3回(3月を含む)の利上げサイクルに影響を与えないとの見方を示した。 NY市場ではドル・円は110円17銭まで下落した後は切り返した。ある外為ディーラーは、「前週の取引で110円台を維持したことにより、ドルの下値の堅さを確認した」と指摘。そのうえで、「ドルは下がったら買い」との見方を示す。本日は日本時間11日5時からのイエレンFRB議長の講演があり、3月非農業部門雇用者数が大幅に低下した後での発言が注目される。 一方、前週行われた米中首脳会談で中国の通貨安政策への直接的な批判は回避され、市場のドル・円の先安観はいったん後退しているもよう。ただ、次は日米経済対話を見極めたいとのムードもあり、ドル買いが手控えられる可能性がある。また、引き続きシリア情勢に不透明感が広がっているほか、北朝鮮有事への懸念が払しょくされていないことがリスク回避の円買いにつながりやすく、ドルの上値が抑えられる可能性もある。 【今日の欧米市場の予定】 ・02:00 米国3年債入札(240億ドル) ・05:00 イエレン米FRB議長講演(ミシガン大学) 《FA》