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海外勢の商いは膨らまず個別やテーマ株対応に【クロージング】

2017/4/10 16:32 FISCO
*16:32JST 海外勢の商いは膨らまず個別やテーマ株対応に【クロージング】 10日の日経平均は続伸。133.25円高の18797.88円(出来高概算17億3000万株)で取引を終えた。7日の米国市場は小幅安となったが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高、円相場は1ドル111円30銭辺りとやや円安に振れて推移するなか、これにサヤ寄せする格好から買いが先行。米中首脳会談では、貿易、北朝鮮問題などで両国の意見が一致する兆しが見えないまま閉幕した。首脳会談の合意内容次第では北朝鮮が挑発的な行動に出るとの懸念が強かったこともあり、一先ず落ち着きをみせている。 ただし、11日に北朝鮮が最高人民会議、15日には北朝鮮金日成国家主席の生誕105周年を控え、地政学リスクが上値の重しとなる状況は変わらず、日経平均は18800円を挟んでのこう着相場が続いた。東証1部の騰落銘柄では値上り数が1400を超え、全体の7割近くを占めている。セクターでは鉄鋼、銀行、その他金融、非鉄金属、金属製品、保険、機械、輸送用機器が堅調。半面、水産農林、鉱業、食料品、ゴム製品が小安い。 東証1部の7割近くが上昇しているが、狭いレンジでの取引であり、下値の堅さよりは上値の重さが意識されやすい状況であろう。北朝鮮については、トランプ大統領が、シリアへのミサイル攻撃に続いて、原子力空母「カール・ビンソン」を朝鮮海域に向かわせている。緊張が高まるなか、積極的に上値は追いづらいだろう。決算を手掛かりとした個別対応のほか、防衛関連への短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりやすい。また、欧米市場は週末が祝日で休場となるため、買い戻し等のポジション調整にとどまりそうである。 《AK》