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欧米為替見通し:ドル・円はシリア情勢受け弱含みか、米雇用統計が下支えも

2017/4/7 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円はシリア情勢受け弱含みか、米雇用統計が下支えも 今日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含みを予想する。米国によるシリアへの攻撃でリスク回避的な動きが強まるほか、米国の貿易不均衡是正に向けた強い姿勢も意識され、ドル売り・円買いの流れが続くとみられる。一方、米国の3月雇用統計が堅調な内容となれば、ドルを下支えしそうだ。 トランプ米大統領は日本時間7日午前、シリアの内戦で化学兵器を使用したとされる問題への対抗措置として、アサド政権の空軍施設を巡航ミサイルで攻撃した。これを受けて本日のアジア市場では、リスク回避的な円買いが強まり、ドル・円は一時110円13銭まで下落した。その後はやや持ち直したが、夕方以降の欧米市場ではシリア問題を改めて消化する動きが想定される。 また、米中首脳会談が行われているタイミングでの米国の軍事攻撃は、北朝鮮への威嚇の効果も見込まれる。通貨安政策による不均衡貿易の是正を求める姿勢の米国は、中国との交渉を優位に進めるかもしれない。 一方、今晩は21時半発表の米国の3月雇用統計の内容が注目されている。5日発表の3月ADP全米雇用報告を反映し予想を上回れば、連邦準備制度理事会(FRB)による年3回(3月含む)の利上げペース維持の観測は継続する見通し。ドル・円は、シリア情勢や米中首脳会談を背景に年初来安値を下抜け、節目の110円を割り込む可能性はあろう。ただし、米雇用統計によってドル売りが弱まり、大幅安を回避する展開を予想したい。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・2月鉱工業生産(前月比予想:+0.2%、1月:-0.4%) ・17:30 英・2月貿易収支(予想:-109.00億ポンド、1月:-108.33億ポンド) ・18:00 カーニー英中銀総裁講演 ・21:30 米・3月非農業部門雇用者数(予想:+18.0万人、2月:+23.5万人) ・21:30 米・3月失業率(予想:4.7%、2月:4.7%) ・21:30 米・3月平均時給(前年比予想:+2.7%、2月:+2.8%) ・21:30 カナダ・3月失業率(予想:6.7%、2月:6.6%) ・23:00 米・2月卸売在庫改定値(速報値:前月比+0.4%) ・23:00 米・2月卸売売上高(1月:前月比-0.1%) ・01:15 ダドリーNY連銀総裁講演(金融規制について) ・04:00 米・2月消費者信用残高(予想:+150.00億ドル、1月:+87.94億ドル) ・米中首脳会談 ・ユーロ圏財務相会合 《SK》